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舞台
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舞台の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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僕はこの主人公に共感してしまいました。 | ||||
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オードリー若林が書いたエッセイ「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」はこれに触発されたんだろうな。 | ||||
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女だけど葉太の気持ちがよくわかる 英語圏だけじゃなく、言葉が通じない外国での 浮かれる気持ち、孤独、独り言、すべてが痛いほど良く分かるし これからもまた一人旅したいなぁ、と思わせてくれる作品 | ||||
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何回読んでも自分自身が赤面してしまったり、思わず本を閉じてしまいたくなる箇所が多々ありました!「竹一」的な存在を恐れる主人公には共感しか生まれません。読み終えた後は無性に人間失格を再読したくなりました。 | ||||
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一気に読んでしまいました。 西加奈子さんのスピード感にはいつも脱帽です。テンポがよく、最後までわわー!っと読めました。 たった一言「助けて」と言えたら50ページくらいで終わってしまう作品なんです。でもその「助けて」が言えなくて、もがもがする話。 一生懸命取り繕うんです。俺、全然余裕だし〜、焦ってなんかないし〜って。 人にどう思われているのか、他者からの評価を馬鹿みたいに気にしてしまう主人公の葉太。 本当馬鹿みたいに気にしてしまう。 でも…なんか…わかるわかる!ってなる。 人の目が気になって、取り繕って、自分のダメな部分を見せないようにして、バレそうになったら人との繋がりを切っていく。 不器用です。本当に。 自分はこんな不器用ではないはずなんだが、でもなんでか自分と重なってしまう不思議な話でした。 最後のタレントさん?との対談は、うーん、なんか、うーんという気持ちになってしまいました。この物語で対談を入れるなら、女の子のタレントさんとじゃなくて、別の人と対談してほしかったな。 | ||||
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古本は汚い感じがして何時も近所の本屋で買っているんですが発送も早かったし、新品同様でした☺ | ||||
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想定外の小説でした。『舞台』というタイトルから、ニューヨークで舞台俳優デビューでもするかと思ってたら、全然違いましたね。ニューヨークを旅する若者、そこで起きる物語、父親との過去の対立、盗難、プライドの高さ、911等。この小説で伝えたかったことは何だろう…。人生を舞台に各自演じているように見えるが、端からみると生意気に見える。若者たちよ人生の先輩たちを見習い、謙虚に生きよ。って、違うな。 | ||||
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品物の状態も非常によく早急なご対応に感謝。機会があればまた利用したい。 | ||||
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主人公の葉太は自意識が異常に強い。 私も含めて、今の若者には比較的そういう傾向があるようだけど、彼の場合はちょっとしゃれにならないくらいにひどいようです。 そんな葉太がはじめてのニューヨーク1人旅で人生最大の大恥をかき、途方に暮れて絶望の淵に追い込まれます。 しかし、ここまで落ちたらもう怖いものなんかない! 恥もプライドも全部捨て、どんどん身軽に自然体になっていく葉太の姿が清々しかったです。 異常な自意識っぷりをコミカルに描いており、時おり自分を重ね合わせて、 「わかるわかる」と思いながらクスクス笑えました。 誰もが「自分」という舞台の主人公です。 その舞台を面白く・刺激的で実り多いものにできるのは自分自身でしかありません。 すべてを脱ぎ棄てて、葉太は今やっと自分自身の人生という舞台を歩き始めようとしている。 o(-`д'- o)がんばろー!! | ||||
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西加奈子に特有のスピード感。200ページに満たず、1日で完読できる。 まず、表紙が最高。 そして、「地球の歩き方」がきいている。 西加奈子の熱のこもった文章と、「地球の歩き方」の冷たく無機質な情報を伝えるための文章。 自意識を題材にして、ここまでまとめてくるとは大御所の域ですね。 "なんとかdinner"のオチは嫌です。 文庫本も買ってスピード感に流されず、ゆっくり読みたいです。 | ||||
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羞恥心と虚栄心の塊の青年。自分の思春期から青年期のころを思い出し、それを重ねて読んでしまいました。 特に中盤からの物語の変化、スピードの変化、主人公の心の変化、には心奪われ、最後まで一気に読み終わりました。駆け抜けた、っていう感じでしょうか。 落ち着いてからもう一度読み返して見たい、太宰治の小説を読んだ後のように軽やかで後から色々と考えさせられる深みのある作品でした。 | ||||
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本屋さんでは売り切れだったのでamazonで購入しました。 西加奈子の本は期待を裏切りません。 配送もなかなか早かったです。 | ||||
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本の読み方にはいろいろあると思います。 例えば、むずかしい本を読むときに、 むずかしい本を読んでいることに酔うような読み方をすることがあります。 ちゃんと中身はわかるし、勉強になるんです。 でも、「役立つから、読む」ような読み方で、 好きで読んでいるのとは、すこし違う読み方です。 でも、西さんの本は、たのしいから読んでいます。 読書を素直に楽しみたい方にお薦めしたい本です。 本書も、そうです。 もちろん、自意識過剰な主人公の考え方に「自分に似てるな」と 思う所はあります。ぎくりとするようなところもあります。 でも、そういう「どうして、自分のことが書いてあるんだ」というような 文学の楽しみ方とは別に、 ただたのしい本として読めるのが、うれしく思います。 | ||||
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主人公の葉太が自分とどこか似た感覚をもっているのか、何の違和感もなく面白く読めた。レビューを読んでから本書を読んだので、もっと葉太の自意識過剰さが“すぎる”のかと思って読みすすめていたが痛々しくて見ていられない程ではなかった。 父親を亡くし、その父の金でニューヨークに単身で旅をするのだが、そこは身体的にも精神的にも苦難の連続。 葉太の崩れていく様がはらはらするのだが、街角にたちすくむ亡霊と途中に挟まれる「地球の歩き方 ニューヨーク」のガイドが更にそれを色濃く浮き彫りにしているよう。 身悶えして抗うその姿こそ生きている証だと 面白く一気に読めました。 | ||||
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葉太・29歳 初めての一人旅 初めてのニューヨーク初日 「ニューヨークの歩き方」を暗記して、観光客ではなく、いかにもその場に馴染んでいる人間のような振りをして、ある目的の為に向かったセントラルパーク そこで、あろうことかパスポートや現金やクレジットカードやスーツケースの鍵etc ほぼ全てを入れたディバッグを盗まれてしまう どうする! 葉太の歪んだ自尊心は、領事館や警察に駆け込むことを許しません ポケットに残っていたわずかなお金で何とかやっていこうと考えます 小説以外に対しては素直になれない 田舎出身であることを恥じ、なりたい自分になるため振る舞う父に対する反発心 そんな父に気に入られようと下手な化粧と洋服で身を飾る母を心底バカにしている 幼い頃から、イタイ奴と思われないよう最大の努力を重ね、人に注目され、望まれることをし、周囲の感情をあおることに強烈な至福を感じる とにかく自意識過剰 彼の人格形成に大きな影響を与えたのは父親でしょう このままニューヨークでホームレスにでもなるのか? 自分の殻を打ち破る快感を知った葉太 舞台から降りて素の自分と向き合うことが出来るのか? 29歳、父の建てた家に住み、職を転々とし、父の残した遺産を使ってニューヨークへ行き、観光初日ですべてを盗まれ、英語も話せず、最後には、母に助けてもらう男。挙句、日本に帰ったら武勇伝を伝えるはずだった友人も、度重なる葉太の「逃亡」で、実は今や、一人もいないのだった。 自分は、なんて、情けない人間なんだ。 なんて、のん気で駄目なボンボンなんだ。 葉太君、気付くの遅すぎだよ! 葉太には死んだ人が見えるということなのですが、あれは実際に見えていたのでしょうか 祖父や父、グラウンド・ゼロで亡くなったたくさんの人々 結局、空っぽに近い自分を認めることを恐れている葉太の潜在意識が見せているただの幻なのではないでしょうか 葉太のバッグを盗んだ男も、荷物が戻らない理由づけをしたかっただけなのではないかと思いました いやぁ~、西さん、大阪弁じゃなくてもビシビシ読ませてくれます 最後にはちょっとだけ葉太が気の毒に思えてきて切なかったかな | ||||
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西加奈子さんの視点は、独特でそれが素敵です。今後の作品も期待します。 | ||||
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人より少し自意識過剰な青年が主人公。 人間だれしも少なからずこの青年のような意識は持ってると思うし、 いまどきの若者って特にこういう「失敗しない」自意識「かっこ悪くない」自意識って強いような気がする。 と思って読み進めると、こっちが思った以上にめんどくささ炸裂で青年の心の葛藤は面白いが「あーめんどくさっ」となる。 それが徐々にどうも行動が逸脱し始め、心と行動の軸がぐにゃりと不自然にありえない形に変形し始める・・・ 面白かったです。途中まではふっと笑ってしまうおかしさもあり、でも途中からは笑えなくなってしまった。 いろんないみであちらとこちらは紙一重、そんな感想です。 | ||||
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西 加奈子は 時空を切り取る名手だ。 一見「ありふれた日常」で始まる本作は 軽妙でセンスの良い語り口にすっかり肩の力をぬいて わかるわぁ、するどい!などと 能天気にひたって読んでいると 突然走りだす。 周りは それと気づかぬうちに色を変える。 パラレル、時空を超えた異空間。 たたずむ あちらの世界の住人たち。 疾走する主人公。 それらは実は最初からそこに存在して居たかのように 混じり合いささやき合いそびえ立つ。 今回の「舞台」はニューヨーク。 五番街。マンハッタン。タイムズスクエア。 訳ありのガイドブックを手に進む主人公 葉太が 緑したたるセントラルパークでやりたかったある「こと」とは。 「ガイドブック」に姿を借りた 旅慣れた作者のニューヨークガイドは とても近い距離で、かの街の空気を読む者に伝える。 整った舞台で西 加奈子が問いかけるテーマ。 これは最後まで笑いのオブラートで何重にもくるまれており それが溶けかかる頃にあじわうほろ苦さは たぶん誰にも覚えがある 自尊心と羞恥心の味。 (蛇足ですが)さんざん痛い目にあった「王さまのブランチ」で大反響! のオビにもめげず 自分としてはかなりの冒険を冒して購入しました。 が わるい予感を裏切り買って正解でした。 | ||||
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「あるある」なかんじで、軽いのかなと思いきや、深い。そして西さん独特の、「許し」があります。NYの空気感も伝わります。これから再読します! | ||||
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