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円卓
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円卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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独特の文体で語られる、小学3年生こっこの日常。全然知らない子だけど、自分のことのような気になって物語の世界に入っていった。 時折大人の目で物語を見ている自分に気がつき、戻れない時を憂いだり、あの頃のことがフラッシュバックしたり、そんな物語です。 | ||||
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子ども時代からあまりに遠のいた自分を発見した。子どもから大人になる頃の不思議な世界。 | ||||
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最初は表現や毒舌さが面白いかと思ったけど途中からよくわからなかった。読後感もあまり良くなかった。 | ||||
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もう最高!! 超笑った。 そうそう!いたいた!こんな奴・・・ ああ、そんな事考えてたよね・・・みたいに 誰もが子供だった事を思い出させてくれる、そんな1冊 ジャポニカ学習帳を買いに行きたくなった | ||||
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子供のころのいろんなことを思い出しました。ぽっさんの「ひ、ひとりにして、す、すまんかった。」に大泣き。 この作品は、私が生きていく支えになる作品です。 | ||||
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帯を書いた津村さんはゲラゲラ笑って、と書いていたが私は泣けてしかたなかった。こっことぽっさんのやりとり。悲しいとか淋しいとかではない。何故か自分でもわからない。夕焼けや鹿、うさぎ、石太、円卓・・・わからないけど、自分の中の何かが甦ったような感覚。そしてふたりに会いたいと不可能なのに全身全霊で思った。 | ||||
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作者の全作品を読んだわけではありませんが、これは私にとって最高傑作でした。 「ふくわらい」がたいそう面白く、「漁港の肉子ちゃん」はタイトルだけが面白く、「こうふく あかの」は今ひとつと、主観的にはずいぶん評価の上下があります。 「円卓」は、ひとつひとつの単語に対して、主人公の女の子と同じ感覚を持っていないと書けない小説です。なんでもない単語や文節が、思い入れ一つで宝石のようなきらめきを放つ、その変化に心を奪われました。脇役もひとりひとり個性が際立っており、特に、おじいさんの石太が黙って和英辞典をめくるシーンを読んだときには、この作者は天才だと思いました。 読書の楽しみを堪能させてくれた一冊でした。 最近、アマゾンの利用が多いのですが、直木賞受賞後の新聞コラムを読んで、本屋さんに足を運んで買いました。 | ||||
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名作です! でも、うさぎには肉球はないんですよ! 名作なのに。 編集者は、、、? | ||||
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文学的素養の高き者、手に取るべからず。無茶苦茶である。無茶苦茶ラブ。琴子ラブ。 無茶苦茶ゆえ、映像化すれば面白かろうと思っておりましたらば、TSUTAYAにて発見。 芦田愛菜ちゃん主演『円卓』こちらも鑑賞せねばなりますまい。 | ||||
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面白いです 流石、西加奈子ここにあり、でした、 中古本で、購入したのですが、本も、新しく問題ないと思いました 内容も、面白くて、大好きです どう、コメントしたらよいのか、実に面白良かったです | ||||
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最初っから笑って笑って、ほんま声出して笑いました。 中に潜む(?)悲しみというか優しさとというか・・・・・泣いてしまいます。 でも関西の方言が分からないひとはこのなんとも言えんニュアンスが解りにくいんじゃないかとも思います。 | ||||
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気持ちがどうしても晴れず、前向きになりたいときは西加奈子さんの本を読みまくります。絶対肯定の世界、わーっと泣いた時のようにスッキリします | ||||
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こっこは忘れたくないこと、調べようと思った事をアリの写真のジャポニカ自由帳に書きつけている。そして分からない事は友達のぽっさんに聞く。 こっこの感じたものをぽっさんが咀嚼し、こっこに説明する。それをこっこの祖父・石太が英会話辞典を読みながら黙って聞く。夏の夕暮れの中。 そこで二人が辿り着いた答えは「想像する」というものだ。石太がそこに「イマジン」という解説をつける。「ただそれが大切がどうかはお前らで決めたらええ。」と話す。 そして夏休みが終わり二学期になる。 8才の一ヶ月半はとても密なもので、日焼けだけではない顔つきの変化に担任のジビキは驚き怯む。そして軽口をたたきマウンティングを試みる。 ジビキのこの怯えを私はよく知っている。 私が帰省して弟達に会った時の心の内そのものだ。一年に一度会うかどうか、その度に顔つきも身長も纏う雰囲気も変化する彼らに私はいつも怯む。そして彼らを揶揄ってみるも、彼らはそんな私を見透かす様に生意気な事を言ったり眩しい程の正論を叩きつけてきたりする。 夏休みの時代には、26才は完成された大人なんだとばかり思っていた。悩みなんて無く、自分の身の振り方も世界の仕組みも分かっていて「はやくこっちのステージにおいで」と言わんばかり優雅に子どもを見下ろしているとばかり思っていた。 ところがどうだ。夏休みを走り抜けるスピードに、その加速に私は怯むばかりだ。どうやっても彼らの勢いに追い付けない。 まわりが当たり前に出来る事がどうしても出来なくて、アホみたいに悩んだりしている。何が「優雅に見下ろして」だ。何一つとっても優雅ではないしそもそも自分の事を大人とも思えない。 こっこはある日、前の席の女の子が小さな白い紙に「しね」と書いて机に詰め込んでいる事を知る。やり場のない「しんどい」は「しね」という言葉となり机の中に詰め込まれる。沢山の「しね(しんどい)」はある日机から溢れ出し女の子はそのまま学校に来なくなる。 こっことぽっさんは女の子が学校に来る日の為に小さな悪戯を仕掛ける。 来れるように働きかけるというのではない事に、純粋な信頼を感じて読みながら私はまた怯んだ。 小さな白い紙は自由だ。「しんどい」も「愛しい」も「分からない」も同じ様に受け止める。 分からない事は「あかん」事ではない。分かろうとする過程が大事で、その過程こそが石太の言う「イマジン」であると。 こっことぽっさんのイマジンは小さな白い紙へと形を変えて、女の子の机の中に詰め込まれる。 またぽっさんの別のイマジンは「大人になりたい」という気持ちとともに、夕暮れの公園で流す涙の一粒に形を変える。 私のイマジンも美しく形を変えていつかどこかで光ればいい。 一人きりでは言葉にならないあれこれを誰かと一緒に咀嚼してもいいんだと、都合の良い様に解釈して今日も私はオチのない話を繰り返す。 大人にもなれず子どもでもない宙ぶらりんな私は、石太が言うように「イマジンに責任をもつ」事が出来たと感じた時「大人です」と言おうと思う。 そして誰かの机をイマジンで溢れさせようと思う。 | ||||
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主人公は小3?、小6くらいの方がよかったのでは? いや、自分が小学生の頃には生きている意味とか考えたことなかったから、どちらでも同じことか。 この本は、主人公琴子の家族とその周辺の日常的な描写が続く。取り立てて大きな事件が起こる わけではない。読みながら、いったい作者は何を言いたいのだろうかともどかしくなる。 しかし、読み終えて1時間ほどすると、ああそういうことかと分かってくる。 2011年の段階で、芦田愛菜主演映画を予想しているレビューがある。芦田のドラマMOTHERの 好きなものノートを連想する部分があるからだろう。琴子のジャポニカ自由帳の遠投事件後に、 ノートは、コッコとポッサン2人の好きなものノートになったということだろう。 このノートのコトバが琴子の友達への優しさ・思いやりを示すアイテムになる。 私は、小学生の頃から社会的成功が幸せだと思ってきた。人生後半の今になって、人生は日々の 連続、幸せのカケラが幸せと分かる。変な形の野菜をおもしろいと思える力が子供の力であり、 生きる力であり、幸せ力なのかもしれない。 生命は円卓のごとく、渦のごとく回り受け継がれていく。コトコ、後ろから読んでもコトコ。死に向かう 存在ゆえにいとおしい日々の出来事。生命賛歌、紙吹雪。 夕焼けか、そういえば最近みていない。 | ||||
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芦田愛菜ちゃんが映画で、「円卓」の主演をつとめるということで読んでみた。 面白い。とにかく読みやすくて、かわいらしい漫画のようだ。 映像が頭の中に自然にクルクルわいてくる。自分も8歳にもどる。 電車の中で還暦過ぎのおばさんが読むには少々きついくらい、笑える。 今は時間を見つけると、ランダムにページをパンとあけて読みだしている。 どこから読んでも新鮮な感覚がよみがえる不思議な文章というか漫画だ。 気持ちがいいくらい小生意気な、かわいい関西弁の「こっこちゃん」が愛しい。 子供なりに性の問題・政治問題まで一生懸命考えるが、わたしもこんなだったかな? と、戻れない脳みそを嘆いたりする。 小3の子供たちの一生懸命な短い暑い夏のお話。すぐに読めるが、後を引く。 文具売り場の「ジャポニカ」のノートや、中華屋の「円卓」が妙に気になる。 | ||||
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初めて西加奈子さんの本を読みました。 雑誌、東洋経済で紹介されていたのです。 子供の頃ってこんな風に感じてたな、と思い出されました。 いきいきしていて一気に読みました。 おすすめです。 | ||||
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まだ読みかけですが、途中 声を出して笑ってしまう場面が効かないあり、楽しい本ですね。気張らずに読める本だと思います。 芦田愛菜ちゃんを想像しながら読んでいます。 | ||||
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著者の作品をいくつか読んでいますが、関西弁といい、独特のリズムといい、言葉の繰り返しなど……今回は一味違って、川上未映子さんの「乳と卵」が読みやすくなったというイメージの文章でした。 小学三年生の女の子、こっこ(琴子)が主人公なので、単純明快な会話文も多く、文章自体は一文一文短いのですが、えせ関西人の私には(人生の半分以上は関西に住んでいますが)読むのにわりと時間がかかってしまいました。 小3のこっこの風変わりな気持ちもすっごく共感でき、また春から秋にかけてのこっこの成長もとても理解でき、どのキャラクターも個性的で面白いのですが、正直、「軽い」という印象でした。 ただのどたばたの軽いものとも違うはずなので、こっこの成長や人生の孤独がところどころにちりばめてあるだけにもったいないと感じました。 著者の他の作品「地下の鳩」が圧倒的な重さがあったので、好みかもしれませんが、あのような作品を期待しています。 | ||||
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あまり印象に残らないお話でした。 小説というのは 読んでみないとわからないので 仕方ないですが | ||||
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こっことぽっさんの関係が好きです。来年映画化が決定されたみたいで、早く見に行きたいです。 なんと、こっこちゃんが芦田愛菜ちゃんとは、すごく期待しています。 | ||||
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