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さくら
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さくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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さる女性に二度薦められて読む気になった。僕が「犬」をキーワードにした作品を読んでいるから、と薦められたのだ。 読んだ感想。「さくら」は可愛いけれど、さすが著者も犬が好きだなあと関心はしたけれど、犬好きの僕の心には響かなかった。ただ、泣き虫の僕にはずしんと来た。 帯には「ただの感動じゃないらしい」 難しいなあ。ただの感動ではないけれど、なんだか反発するところがあったりするし。。。 こんな家族実在したら怖いよお。 が、反発の主原因。 とはいえ、多くの人に支持されるのに納得。 作中では、二人の性同一性障害の人物が設定されている。 彼らとの関係を、ごく自然に普通の人間関係と捉える家族たちが、 最後に発する言葉の群れにはこころが啓かされる。 あまりにも美しすぎる家族ゆえに反発を覚えているのだが、それはひねくれてしまった僕のこと。 間違いなく感動できるだろう。 | ||||
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~はじめて読み終わった本をすぐに捨てました。 そんな体験をしたのは、この本が初めてです。 それは「つまらなかった」とか「嫌いだ」とか そういう類の感情ではなく 「持っていたくない」 という気持ちから来るものでした。 僕は3人兄弟の真ん中、妹と兄を持つ関西方面の家庭で育ったので 主人公に必要以上に感情移入してしまったのかもしれません~~。 クライマックスの家族が明るい方向へ歩き出す車内の大泣きと微笑みが、 どこか不気味なリアル感があり、狂気へ陥る一歩手前の感覚を想像してしまい、 家族がひとつになるというよりは、 父も母も妹も主人公も実は全員同じ登場人物で、 すべては孤独な主人公ひとりの妄想だったなんて オチが来るんじゃないかと思わせるような・・・ あとがきも~~含めて「すべてを受け入れて明るく生きる」という ポジティブシンキングに、逆に信念を持てなくなったような感覚でした。 幸せの形はこうあるべきとか、こうでなければならないとか そういうものではなくて、もっとゴミ臭くて、汚くて、ヌドロッとして 明るく生きたって良いことなんて無いかもしれない。 泣きながら生きててもいつか良いことがあるか~~もしれない。 何がいつ起こるかわからない。 でも、悪いことなんて何も起こって欲しくない。 本当は幸せでいたい。悲しみたくなんてない。 苦しみたくなんてない。 それらをいつだって受けとめるよ。 だからそれ以上リアルに言わないでくれ。 そんな事を考えながら、僕はこの本を ゴミ箱の一番奥深くに沈めてしまいました。~ | ||||
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サクラという犬と家族の物語。私も昔犬を飼っていたことがあるので、犬に対する作者の愛情は感じるのですが、なんか物語として描き切れていない感じでした。 ところどころに素敵なお話もあるのですが、全体としてはちょっと私の感性とは違っていました。 | ||||
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読んだ後、切なさと哀しみとも違う何か温かいものを感じることができた。 ただ、前半は退屈させられる。最後に繋がる伏線になっているようだが、もっとも知りたいところ、主人公の僕以外の視点の描写がイマイチで兄の自殺までの心の葛藤や、妹の恋心はどのように昇華されたのか・・などが曖昧になっていて残念な気がする。 さらに、文章的にも修飾語が過剰気味で、多少読みづらかった。 だが、読み終えてしまえば読後感は悪くないので、当たり前の日常の中で忘れてしまいそうなささやかな幸せを思い出したい時に読んでみるのはいいと思う。 | ||||
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大人が読むには取り止めがない上に現実離れしすぎてるし 子供が読むには性描写が美しく感じられない。 登場人物を超美男美女と位置づけながら 凄い醜いものを各所に織り交ぜ 均整をとってるのか?と思うのだが ちぐはぐで 読み終わったときにすがすがしさがない。 最後のくだりは 強引にちりぢりになってりまった家族の和を取り戻すのだが 「愛」で締めくくろうとしてるのに無理を感じる。 ただ 兄に恋してしまった妹が次兄にその胸のうちを明かすシーンは 良かったと思う。 唯一ジーンときた。 | ||||
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う~ん;; ストーリーそのものは、正直、イマ風なテーマをパッチワークのように継ぎはぎしただけという印象です。 一番気になったのは、読んでいて、語り手である主人公を「男」だと思えなかったこと。 私には、どうしようもなく「感受性の強すぎるオンナノコ」にしか思えませんですた;; 語り手である主人公の向こうに、あまりに作者が透けて見えてしまうがために、 語り手が「男の子」である必然性が、そもそも見えて来ないんだなー。 他のレビュアーさんも指摘されている通り、 この作品が「少女マンガ」の域を抜け切れていない理由は、 ストーリーの陳腐さに加えて、その辺りにも原因があるのではなかろうか;; ただ、文体や比喩表現は、(良くも悪くも女性作家らしい)キラリと光る感性が所々窺えましたがね。 ・・・ま、まだ二作目なので、ドンドン書いて、チカラをつけていかれるとヨロシイかと。 とりあえず、今度この方の作品を読む機会があれば、三人称語りの話を読みたいものです。 一人称の話は、もう、いいよ。 | ||||
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