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ひとつ海のパラスアテナ
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ひとつ海のパラスアテナの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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冒険活劇だというので、あまり百合度には期待してなかったのですが、 すっごく熱くてゆるくないガールズラブストーリーでした。 | ||||
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読んだ感想は「面白かった♪」です。 内容を要約すると、 舞台は、数百年(数十年?)後の地球。 地表のほぼ全てが海に覆われた世界に生きる、 「ヒロイン「アキ」の、出会いと別れの物語」 です。 物語は、アキと相棒のキーちゃんが、愛挺のパラス号で旅立った直後に嵐に遭い、漂流するところから始まります。 その後、フロート(浮遊ゴミの固まり)に漂着するが、パラス号が流されてしまい、アキはフロートでサバイバルすることに・・・ その後、相棒のキーちゃんとの悲しい別れ、後の親友となるタカと(表題の)「パラスアテナ」との出会いを経て、アキとタカの冒険が始まります。 アキとタカのお互いを思いやる気持ちや、守られるだけだったアキが、タカを守るために出す勇気。 健気なアキはもちろん、タカの根の優しさにも、途中で涙が出そうになりました(^^;) 最期はアキとタカの別れで終わってますが、 「悲しさより、再会が楽しみ」 という終わり方なので、次巻以降が楽しみです(^^) 悲しい出来事も多々ありますが、微笑ましい(感動できる)出来事はそれ以上あり、お勧めできる作品です。 ちなみに、他の方が言うように船に関する専門用語がたくさん出てきますが、「くどい」という程ではないと思います。 むしろ、船に関する知識が得られると思えば、かえって楽しめると思いますよ(^^) | ||||
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第21回電撃小説大賞 大賞受賞作品 他のレビューにおいては評価賛否両論分かれている様ですが、個人的にはこの作品は、Amazonレビューにおいて☆5、また、電撃大賞においての大賞を受賞するに疑い用のない作品であると思いました。 近年、電撃大賞、大賞受賞作品においては面白くはあるものの、ライトノベル界最大手レーベルの【電撃】の大賞を受賞するに相応しいかと言われると、素直には頷けない作品が続いていた様に思えましたが、ここにきて応募総数6000件越え、ライトノベル最大の新人賞、電撃小説大賞の「大賞」と言うに相応しい作品が来たように思います。 いままで、電撃文庫の大賞といと基本的には異世界冒険 バトル物、所謂【王道】が主でしたが、今回は王道の路線からは大きく外れている様に思います。理由は複数ありますが最大の差異は、主な登場人物が二人とも女性であると言った点でしょうか。 あらすじは、現代の未来世界であり、現代を「ビフォア」舞台年代を「アフター」と呼び、アフターでは地球温暖化や異常気象によって、現代の陸地部分は海底に沈み、世界は全て海に覆われました。そんな世界で14歳の少女アキは自分の愛船であり生活拠点であるパラス号と相棒カエル「キーちゃん」と共に日々必死にを生きていた。ある晩、船上でまどろんでいるところに、突如異常気象の嵐に遭遇し、孤立無援の浮島に漂着してしまう。そこで生死をさまよい、多くの大切な物を失ったアキを救ったのは、口の悪い、しかし女神の様な少女タカだった。出会った二人は多大な困難に立ち向かい時に残酷で時に優しい世界を生きていく… と言った感じです。 序盤から展開が激しく動き、予想を裏切られる様な展開の連続、中盤は世界観を楽しめる描写に溢れ、終盤にまた先の読めない展開が待っています。 常に予想の先を行くストーリーにページをめくる度に続きが気になります。 終盤に若干強引な所もあるものの、全体の出来としては素晴らしいものであり、新人さんの作品とは到底思えない物でした。 次巻の発売も決まっており今から待ちきれない思いです。 | ||||
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内容なのですが 海洋冒険、サバイバル、少女の頑張りなどに表されてるような感じが好きならあうかと 終盤がちょっと急いでバランス崩したようにも思えるのがちょっとおしいのですが 生きるってことを見つめなおすのもよろしいじゃないでしょうか さて自分にとって一番大事な百合についてですが 主人公アキとタカという二人の少女の出会いと絆の深さが予想以上に素晴らしい 赤い糸で結ばれてるとしか思えないぐらい命張ってるのですが今後期待してもいいのかは気になる 最後にカエルの船長大好きでした! | ||||
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まず、絵が良い 転じて世界観や主人公も魅力的だった ただ、一般的なラノベと比べて絵の枚数が少ないと思った カラー絵が冒頭に何枚かあるだけで、本編の中には申し訳程度にしか挿絵がなくて、とりあえずそれが残念 ストーリー的には、特にひねりのない海洋冒険モノなんだけど、ラノベというよりは児童文学に近い感じ なんていうか、俗っぽいところの少ない素直な話なので、ジョルジュ・サンドの「愛の妖精」みたいな子供から大人まで楽しめる古典文学を連想するところもちょっとあった (あくまで感覚としての話なので、内容やテーマは全然違うけど) ただ、その割に、 ・シャンプーが目に入って「目が、目がぁ!」 → ムスカ? ・「おつかれちゃ〜ん」 → インスタントジョンソン? など、雰囲気を微妙に壊している割に笑えるわけでもないパロネタモドキが、数こそ少ないものの悪目立ちしてるなぁ、とは思った また、ストーリーだけ見ると、作中通して何回か死にかけたり緊迫したりする場面こそ多いものの、 ラノベらしい斬新な驚きといったものはハッキリ言って皆無 世界観こそややラノベ的ではあるが、作中でやってることと言えば、 ・船が嵐に襲われる ・海賊と出会って戦う ・海の上を漂流する など、超古典的なものばかり ここまで古典的だと逆に新鮮というものあるが、この作品の真骨頂は、そういった古典的ストーリーに現代的なラノベ風キャラを合わせている部分だと思う(まぁ、キャラ的に見てもラノベ成分は薄めなんだけど) 中途半端にボーイッシュなボクっ娘主人公はありそうでなかった(?)絶妙なキャラ造形だし、萌えるし、絵も含めてお気に入り この娘がなにかと酷い目に合うのがまた良いんだよなぁ・・・ (逆に言えば、後半仲間になる相方の少女はいまいちだったし、サブキャラ勢は総じて単純且つ影が薄かったと思う。好みの問題かもしれないが・・) ただ、他の人も言っているけど終盤の展開は結構、酷い (なにが酷いのかは低評価の人のレビューを見れば大体わかるので割愛) と、いうか、繰り返しにはなるけどストーリー自体には(山場っぽいものこそ何度かあるものの)特筆すべき点はないと思う 良いシーンもあるけどイマイチなシーンや退屈な場面も多いというか・・・ ではなぜそのような作品に☆5をつけるのかと言うと、絵や、世界観や、文章や、キャラが良いからだ・・・というような一般的な理屈に加えて、 言葉では言い表せない不思議な心地よさ、謎の魅力の片鱗を感じたからと言う他ない こんなことを言ってしまうと身も蓋もないような気もするけれど、小説とかマンガ、アニメといったものは結局のところそういう側面のあるものだと思う 簡単に言うなら「相性」とか「好み」といった感じか(?) 総論として、ともすれば凡庸な駄作として放り捨てられてもおかしくはない危うさを持った本作を、電撃小説賞の大賞にまで選定した電撃編集部を、少なくとも私は賞賛したい ・・・と、いうか、レビューの分布見ればわかるけど、ラノベにしては比較的地味な話なのにこうまで賛否がわかれるってのもすごいと思う。否定派の意見も十分わかるのがまたアレだけど・・ | ||||
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非常に魅力的な作品でした。海洋冒険小説が好きなのでだいぶ贔屓目に見ていますが、それでも素晴らしいと思います。 舞台設定は単純そのもの、陸地がほとんど存在しなくなった未来なのですが、設定や描写が非常に細やかです。衣食住の三点をしっかりと抑えつつ、言語や経済、さらには風俗への言及もなされており、主人公・アキを取り巻く環境がいかなるものであるかということがスムーズに伝わってきます。それだけに、アテナ号は少し乗り心地が良すぎるのではないかな? とも。 次に、構成について。型外れかと思いきや意外と王道な作りになっています。前半の展開が無ければ、後編でアキの行動する理由付けが弱くなります。海賊との因縁もしばしば書かれているので、私にはさほど急な展開ではないように思えました。 私個人としては、四月発売という二巻も楽しみに待っております。 | ||||
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『第21回電撃小説大賞』の受賞作で,海洋冒険ロマンにジュブナイル要素を加えた一冊. 海水から真水を蒸留したり,それでも足りない水分を補うために魚の血をすするなど, 厳しいサバイバル生活を描く序盤は,かわいらしい女の子が跳ねるカバー絵とは裏腹で, その最後に迎える『命のやり取り』は,良い意味で期待を裏切る前半の見せ場となります. また,中盤には新しい出会いが用意され,生きること,生きるために悩む主人公が, 少しずつその関係に心地良さを感じ,笑顔が増えていく様子には強い印象を覚えます. かと思えば,現実的で強ささえ伺わせていたその友人も,同じ苦しみを吐き出したりと, 互いに思い,ぶつかり合い,成長していく二人の若さとみずみずしさがまぶしく映ります. このほか,海だけとなった今の世界を『アフター』,それまでを『ビフォー』と呼び, 失われた文化や言葉を,軽い言葉遊びとユーモアを交えて語る場面はおもしろいところ. 反面,軽めではあるものの,チラホラと漂う『百合っぽさ』は気になる人も出てきそうで, アクション映画のような終盤も少し唐突で駆け足,そして都合の良さがあるのは否めません. それでも,人や船,いくつもの名前が結ぶ縁,様々な形で繋ぐ命の物語はうまく畳まれ, ただ漠然と海に出て行くだけだった日々から,大きな希望を抱き世界へと飛び出す最後は, プロローグの出『港」からエピローグでは出『航』へ,小さな変化が大きな余韻を残します. なお,巻末には早くも続編が告知(15年04月)されており,こちらにも期待をしたいです. | ||||
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男のふりをして一人称が「ボク」の少女、なんてキャッチーな設定を打ち出しておきながら、そんな主人公を生々しいサバイバルの世界に放り込んでしまうとは! 他の批判的なレビューも嘘ではない、というか確かにそうも言えるのだけど、ちょっと他にはない魅力を感じる。 「この作者はさらいもっとやれるはず!」という期待もあり、次巻以降が楽しみ。 | ||||
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