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ひとつ海のパラスアテナ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ひとつ海のパラスアテナ (電撃文庫)

ひとつ海のパラスアテナの評価: 3.14/5点 レビュー 21件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(2pt)

まあまあとしか言えない。

※このレビューにはネタバレがございます。

大体三時間で読み終えました。
電撃文庫の大賞作品であり、『生きる』ことに比重を置いたテーマであると書かれており(記憶違いでしたら申し訳ない)、世界観「セレナリア」の様でもモロ好みだったので期待して読みました。
そしてやや期待は裏切られました。
読み始めた時はワクワク感がありましたが、徐々に薄れていき最後の方ではほぼ惰性で読んでいたような気がします。モロ好みだった世界観は最初だけで、中盤からは「海に全部沈んでる必要なくね!?」と思い始める程、世界観(設定)が生かし切れていなかったのではないかなーと思いました。
悪かった点と言いますか、ここはどうなのさという点が二つありまして。
一つ目、終盤、アキがびっくりするぐらい活躍するのですが、これが読んでいて不可解でした。
何が不可解だって、男を怖がっていたアキが不意打ちとはいえ何人か拘束するんですね。それもプロの暗殺者みたいな手際で。これには呆然です。お前男怖いんちゃうんかと。男たちも男たちでもうちょっと抵抗できるやろうと。
男たちを拘束できた理由も語れるのですが、それだけか。としか言えない理由でした。これは読んで確認していただきたい。
あと少女一人捕まえる事のできない海賊って海賊失格だと思います私。そんなに策略を練って行動してたわけではないのに、海賊たちが無能なためアキは無事でした。という結論に至りました。ほんとに見ていて呆れるほど無能だと思います。
とまあ個人的には、終盤の活躍はご都合的な展開に見えなくもなかったのですね。
で、二つ目は序盤における山場?であるアキととあるキャラクターの別れのシーンです。
簡潔に申しますと、「ほらここ辛いとこよ! 泣き場よ! アキ、可愛そうでしょ!?」みたいな雰囲気を前面に押し出されて物語に没入することができなかったです。ご都合的に悲運が訪れているようにしか思えませんでした。
ストーリーにおける特に気になった部分はこれだけです。先述しましたが、序盤はワクワク感がたまんないです。序盤は。
ストーリーにはやや不満が残りましたが、文自体は良いものだと思います。丁寧に書かれている印象を受けました。

まあそれに、アキとタカが可愛いし、若干百合要素も散見できたため、萌え豚である私は満足してますけどね。
この作品は、できることなら様々なところへ行き、そこの住民たちと触れあい、時に問題を解決するといった、旅物として読みたかったですね。
ストーリー重視というより、キャラクターの可愛さを求めている方なら、楽しく読めるのではないかなあと思います。
ひとつ海のパラスアテナ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:ひとつ海のパラスアテナ (電撃文庫)より
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