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(短編集)

田村はまだか
田村はまだか
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【この小説が収録されている参考書籍】
田村はまだか
田村はまだか (光文社文庫)

田村はまだかの評価: 3.19/5点 レビュー 62件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.19pt
Created with Highcharts 5.0.109件14.52%8件12.90%19件30.65%14件22.58%12件19.35%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:
(4pt)

ちょっと違和感があるのですが、おもしろかったです

40代の札幌での出来事。
まさに私の生活していた小学校時代ですが、ちょっと違う気がしました。
そのリアリティを楽しみに読みましたが、それはなかったです。
40代、札幌で暮らし続けて「したっけ」も使わないのが、嘘くさいです。
何故、北海道弁がお母さんだけなのかがただ不思議でした。

内容は、しみじみとする同級生再会のお話しです。
それぞれの小さな歴史があって、その中心に、子供の頃の小さな思い出がある。
懐かしくも、羨ましいです。

ただ読んでいて彼等の子供の頃の浮かぶ景色は、札幌ではなく、三笠や夕張の
炭坑町並みが浮かんできました。
で、「田村はまだか」
田村はまだか (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:田村はまだか (光文社文庫)より
4334748694
No.5:
(4pt)

どこかで聞いた名前・・・どこかで使われているネタ。

まったく興味がない作家の名前に、新鮮さを与えたタイトル。

「田村はまだか」なんて失礼な名前じゃなくて、
「田村様はまだおいでには?」だったら、
もっとまともな面白みのある小説になったと思います。

同窓会でみんなが待ち望んでいる田村くんは、
貧乏だから、人に感動を与えたのではなく、
バカ正直で、読書家で、大きな愛を持ち、
すでに帝王学を学んでいたとしたら・・・。

こんな事実を知らないまま、小説家が書くと
ありそうもない面白い人物造形ができるんですね。

そういうことをわかった上でこの小説を読むと、
本当の田村くんは「孤高の人」などではなく、
「小学校で既にみんなの人気者だった」という事実を覆い隠すようにして
巧妙に練られた小説として
ご理解いただけるようになるかもしれませんね。

小説は小説でそのまま面白いですよ。
田村はまだか (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:田村はまだか (光文社文庫)より
4334748694
No.4:
(5pt)

心の奥深くをぎゅっとつかまれた気分。

まだまだ人生の現役だぜ!と強がると同時に、人生にあきらめを覚え始めた世代。
人生の酸いも甘いも経験してきた、40歳の男女。

40ともなれば、今まで色々な経験があったことでしょう。
彼らそれぞれの人生を
人間の持つドロっとした心理を含むエピソードひとつで浮かび上がらせ、
なおかつそれがあっけらかんと軽快に描かれているものだから、
脱力して楽しめてしまう。
読者は、田村というまだ来ぬ人物を想像して、
彼らを身近に感じながら、いつの間にか一緒に田村を待っている。

ひとことでは伝えきれない、痛さと可笑しさと面白さが、
この小説からは漂ってくる。
読み終わってから、じわじわ良さが広がってきて、
心の奥深くをぎゅっとつかまれたような心持ちになりました。
田村はまだか (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:田村はまだか (光文社文庫)より
4334748694
No.3:
(4pt)

どうしても会いたい人。

まだ現れない田村を待ちつつ、小学校のクラス会から流れて三次会。
男3人女2人の元同級生が語る半生。スナックのマスターの目線も交えつつ
田村が登場するまで、ぐいぐい引かれて読まされる。

40歳になる同級生たちの胸に去来するのは、強烈な印象を残した田村にまつわる
思い出であり、その後の人生のどうにもならなさであり、しかしながらこの先への
ほのかな期待でもある。
呑みながら、5人がそれぞれに語り、思い、田村を待つ時間はじりじりと読み手をも
せき立てるようだ。
小学6年生にして「孤高」の存在であり、生きるということの本質をずばりと
言ってのけた田村。
人がここに「在る」ことの無二の意義を堂々と口にした人物だ。

その田村のその後の話をぽつぽつとはさみつつ、男女5人の半生が交錯する。
日常が語られ、苦い経験が語られ、生きていくことのしんどさも身につけた処世の術も
40歳という年齢相当のリアルさだ。

待って待って、やっと読み手も田村にたどりつく、その登場のしかたも
なんという衝撃的な!!
会話がいきいきと躍り、文体も短いセンテンスでテンポよく、なにより
ここにいない田村を待つ期待感がこの作品に明るさをもたらしている。
田村に関係するある人物をほのかに匂わせるあたりの塩梅もとてもよかった。
田村はまだか (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:田村はまだか (光文社文庫)より
4334748694
No.2:
(5pt)

人生に疲れを感じた時充電できる本

小学校の同窓会の後、スナック「チャオ」に流れ着いた男3人女2人のグループが田村の到着を待っている。
そのチャオのマスターから始まるこの本は、田村だけでなくそこで待つ5人の人生の時間も流れてゆく。
最初小学校の同窓会メンバーの話かと引きかけたものの、そんな引きぎみだった感情はすぐ消えた。
世代限定の人生振り返りではなく、小学校から社会に出てからの人生で友達や恋愛に仕事や結婚などに思いを馳せるので共感箇所がけっこう多い。
「どうせ死ぬから、今、生きているんじゃないのか」
田村のこの台詞に劣らない待つ5人とマスターの人生も、心地よい空気を伴っていて、しみじみと聞かせる。
加えてラスト田村登場の構成にけっこうホロリとくる。
気付かずに下がっていた頭が上がる、そんな充電が出来る本。
田村はまだか (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:田村はまだか (光文社文庫)より
4334748694
No.1:
(5pt)

一緒に田村を待ってる気分でした

人間の暖かさが後からじわじわ感じられる、良い作品です。
読み進めるうちに、読者の私も田村を待ってる気分になってきました。
同級生の5人とマスターと私が同じ店の中で飲んでるみたい。
様々な人生を経てきた彼ら。まだまだこれからだ。がんばれ。
登場人物にエールを心の中で送ってしまいました。
作者の朝倉かすみさん、こんな素敵な連中に会わせてくれてありがとう。
田村はまだか (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:田村はまだか (光文社文庫)より
4334748694

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