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レベル7



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【この小説が収録されている参考書籍】
レベル7(セブン) (新潮文庫)
レベル7 (宮部みゆきEarly Collection)

レベル7の評価: 3.57/5点 レビュー 132件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:
(3pt)

作者は方向模索中

「魔術はささやく」に続いて本作を読んだ。そして、同様に失望した。記憶を失った男女が、それを取り戻すために奔走する...。この手垢にまみれたテーマを取り上げ、しかも新しい構想を示せない。また、J.フィニィの著名な「レベル3」という短編集の存在がありながら、この題名を付けるあたりの作者の意向が汲み取れない。
作者は、この頃自分が書くべきテーマが分かっていなかったのだと思う。文章の巧みさはあるので、個人的には人情話が適していると思った(実際、江戸を舞台にした人情話を後に書いている)が、作者はその後、現代社会の問題点を描いていく方向に舵を取って成功した。高村薫氏の影響があるのかもしれない。これは作者にとっても読者にとっても僥倖であったと思う。
レベル7(セブン) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レベル7(セブン) (新潮文庫)より
4101369127
No.5:
(3pt)

楽しく読める凝ったストーリーだが、重さに欠け、登場人物も多すぎ

一見表紙とタイトルを見るとSFっぽさを連想させるが、記憶を失った男女の「自分探しの旅」と、家出少女を探す大人の女の二重ストーリーが、少しずつラストに向かって地元を金で牛耳る巨悪に接触していくという凝ったストーリー。
さすが宮部みゆきだけあって物語の組み立てがうまいので、七百ページ近くあったけれど全く苦にならずに楽しく読めてしまう。
ただし、全体に社会派小説というほど濃くはなく、本格推理というほどのトリックもなく、非常に楽しんで読めるのであるが、読後感は、「火車」の方がずっしりとあったような気がする。
長編小説だからなのだろうが、登場人物が多いのはいたし方ないが、あまり関係ない登場人物も何人かいて、全体のまとまりを緩めてしまったような感がある。
レベル7(セブン) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レベル7(セブン) (新潮文庫)より
4101369127
No.4:
(3pt)

途中まではよかった

親切な未亡人・女子高校生・男女・うさんくさい男etc、
さまざまな環境の人物が真実へ辿りつく、といった話です。
確かに分厚いですが、一文一文が理解しやすいため、読みやすいです。
不満があるのは後半のストーリーですね。
・最後の最後に重役を担うある人物が、読者に存在を気づかせる間もなく突然登場して自己紹介をする
・悪人のイデオロギーが薄い、もしくは説明不足
等、尻すぼみという感が否めません。
読んで損したわけではありませんが、読後すぐでもあまり内容やセリフが思い出せなかったりします。
前フリは非常に良かったので、そのクオリティを維持してラストまでもっていってほしかったです。
レベル7(セブン) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レベル7(セブン) (新潮文庫)より
4101369127
No.3:
(3pt)

類似作を読んだ事があるかどうか…

~タイトルからてっきりSF風味のサスペンスだと思っていたのですが、全然違いました。『百舌の叫ぶ夜』や『修羅の終わり』を連想させる記憶喪失もののミステリーで、叙述トリックというか構成トリックのような作品です。まず、2つのストーリーが交互に語られた時点で、それがどういう関係でつながるのかが最大の焦点になります。それと共に、$N~~$記憶喪失の裏にある事件が主人公たちとどう絡むのかが成功/失敗の問題です。貫井徳郎の諸作を読んでいなければ、結構良くできた大作だと思ったと思うのですが、本作よりさらにひねくれた類似作を読んだあとでは、どうしても評価が上がらないのは仕方ないと思って下さい。~
レベル7(セブン) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レベル7(セブン) (新潮文庫)より
4101369127
No.2:
(3pt)

爽やかな読後感

宮部さん作品は初読だったのですが、とても楽しめました。本の厚さは気にならないほどスイスイ読めます。しかし読後は爽やかに終われますが、反面私には物足りなく感じました。犯人やその他の人たちの行動の理由・心理がいまいちよく書かれていなかった(作者の意図かもしれませんが)ため、登場人物たちのキャラクターに魅力を感じられずにいました。誰に感情移入したらよいのか最後まで漠然としていた気がします。ミステリーとはこういうものなのかな、と感じました。次は「模倣犯」を読んでみたいと思います。
レベル7(セブン) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レベル7(セブン) (新潮文庫)より
4101369127
No.1:
(3pt)

面白いけれど‥

Amazonに載っているカスタマーレビューを読んで面白そうだと思って『火車』と一緒に買って何度か読みました。 確かに話の展開が早くて面白いのですが、 終盤になって登場人物が全員同じ場所に集まってストーリー全体の説明がなされるのが何となく『〇曜サスペンス劇場』みたいだなあと感じるのは私だけでしょうか?
レベル7(セブン) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レベル7(セブン) (新潮文庫)より
4101369127

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