夜の谷を行く
評判
夜の谷を行くの評価:
4.00/5点 レビュー 77件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 41〜59 3/3ページ
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夜の谷を行くの評価:
4.00/5点 レビュー 77件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
主人公は、あさま山荘に行く前にチームを脱走、警察に捕まり5年ほどの刑期を終えて娑婆に復帰。父親と母親は心労で早死に、妹は一人娘を連れての離婚。そりゃあそうだろう。日本赤軍の親戚がいたらたまらない…。
ひっそりと自分を消して一人で生きていくのだが、生活のいたるところで「赤軍に加わった際の正義感」のようなものが発揮される場面がある。しかし表に出てはいけない…と自戒し何とか大事にならずに生きて来れたのだが…
ボスの永田洋子が獄中で病死、そこで自分のアイデンティティの崩壊が始まり翌月の東日本大震災で、自分の中で何かが変わる。
そんな中、当時を知るメンバーが「永田洋子を偲ぶ会」を開催するので出てこい…と連絡。出所後当時のメンバーとは一切連絡を絶っていたのに、どうして連絡先がばれているのか? さらに取材して本にしたいというライターからの依頼。
ひっそりと生きて行く中で近くのヨガ教室などに通うが、そこでも「私あなたと同級生だった気がする…」という女性と出会い必死でごまかしたり、駐車場の管理人と些細な事で戦ったり…。一番のショックは、唯一の近親者である姪っ子の結婚式に呼ばれた事。いろいろ考えてサイパンで可座句だけの結婚式を挙げようとするのだが、主人公は学生運動時代に米軍基地に侵入し、爆弾仕掛けて火をつけて逃げた…という前科があり、サイパンに行けばアメリカに捕まるという…。結婚式の出席を断る事で、今まで隠していた真実を姪に告げる事での喧嘩別れ…。
取材したいというライターに、昔一番仲好かった同志に会いたいという要望を伝え、色んなメンバーを取材していたライターが向こうに了解を取り何十年ぶりかの再会。そこで主人公は自分が思っていた自分と周りの評価にずれがある事に気づく。もう一人会いたい同志への連絡もライターに依頼したが。向こうが拒否。ライターに対して「どうして会いたくないのか」を聞いてほしいと頼み、その結果を聞いたら…。
最後のシーンで、そのライターと一緒に総括というリンチを実施していたキャンプ地を訪れ、そこでのライターの告白が…。
同時の事件や背景を知らない人が読んでもピンとこないであろう。11歳であった私もいまいちわからないところはある。しかし世の間中を騒がす大事件を起こした人たちの行く末はこんなモノだろう…という事はよくわかる。