■スポンサードリンク
サエズリ図書館のワルツさん
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
サエズリ図書館のワルツさんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
軽いので、スムーズに気楽に読めるんですけど、内容的にはとても怖い近未来の話で、現実がそんな方向に進んでいるような今なので、余計に胸にチクリと刺さっています。 主張は伝わりました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
図書館の女主人、ワルツさん。 今回はワルツさんが主役ではなく、新キャラクターの就活(?)のお話。 個人的には、前の1巻の方が面白かったかな? という具合。 3巻がないようなので、残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どちらかと言えば1の方が好きだった。 チドリさんの話が長いかなと思った | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
紙の本がほぼ失われた後の世界での「図書館」のお話。 本は「紙」派で、今の所どんなに電子図書が普及しても、一定の「紙派」は残るという確信めいたモノがあるので「本がなくなる」を本気で危惧した事はありませんが…。 本にまつわる出来事より、「で、この世界は、あとどういう設定が残ってるの?」「で、ワルツさんの頭の中の仕組みは?」など、道具立ての方に興味を抱いて読み進んだ感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
続けて読んでみました。今回は「図書修復」の方がメインテーマみたいですね。 1の時から感じていたのですが、どうもワルツさんがサイボーグとかアンドロイドとか、人工物に思えてしまう。今回「犬が苦手」というエピソードで「人間らしさ」を描写したかったのかも知れませんが、印象としては「万能の工作物だけど、犬だけは弱点。犬に遭遇すると警告スイッチが入る」と、人間らしさから更に遠ざかった感じに受け止めてしまいましたw 普通に楽しみました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1巻の時も思ったのですが、登場人物達のその後を 自然と想像してしまう心地良い読後感ですね。 数箇月後の事がさらさらっと描かれていて、 嫌味のない終わり方、締め方というのでしょうか。 はい、上緒さんと森屋さんのその後を勝手に 想像してニヤニヤしている変な人は私です。 最後は「サトミさーーーーーん!?」 と叫んでしまいました(笑)必見です。 本多くんの未来に幸あれ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『ミミズクと夜の王』と『雪蟷螂』を読んで、残酷な童話やシリアスなファンタジー風の作家という印象を抱いていました。 しかし、今回の作品はこれまでとは異なり、世界観全体に温かく優しい雰囲気が満ちています。 4話の構成で、それぞれサエズリ図書館を訪れる人たちとワルツさんの交流の物語が描かれます。 ただ、ハートフルな印象ではあっても、登場するキャラクターたちが善人とは限りません。もちろん、ワルツさんも。 書かれる世界は未来ではありますが、そこに暮らしている人々は、私たちの身近にいそうな人たちなのです。 彼女らは「本を愛している」あまりに、過激な行動に出てしまうだけなのです。 ぜひ、本を開き、サエズリ図書館を訪れて、ワルツさんたちに出会ってください。 この世界への旅は、心に残る思い出になるでしょう。 (蛇足。個人的にカミオさんが可愛くてたまりません。こんな子がいたら、お局さんでなくても、いじめたくなっちゃうと思います) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章の大半が電子化し、本の多くが焼失した世界。 そんな中で生きている人達の、それでも本に関わっていく姿。 内容としてはそんな感じです。 最近の風潮を頭に浮かべて読んでいると、決してこれが空想だけの世界ではないと思いました。 物語を楽しむだけじゃなく自分達の未来を考えさせられるような、そんな本です。 自信を持ってオススメできる一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近はスマートフォンなどモバイル型情報端末機器の普及に伴って電子書籍なども普及し始め 「便利そうだけどなんか違うな〜」と違和感を覚えておられる愛書家も少なからずおられるかと思います 紅玉いづき女史の最新作はあらゆる情報が端末経由で得る物となり「本」というメディアが普通の人には 縁遠いものとなった時代が舞台です。そんな「本」が貴重品である時代に何故かとある地方に設けられた サエズリ図書館の来館者と図書館の代表にして司書であるワルツさんの交流が優しい文体で描かれています 無論「本」が珍しい時代ですから登場する人物も「本など読んだ事が無い」という女性から 「本など道楽者が集める贅沢品」という男性まで現代の図書館利用者からは想像もつかないタイプの来館者ばかり ですがワルツさんはデータだけでは伝わらない、本という形でしか伝えられないものがある事を伝えていきます そしてその本という形でなければならない、データだけでは伝えられない物を重視する背景には第三次世界大戦の結果 人類の文明が崩壊寸前になり、障害児の出生率が上がり出生数そのものも落ちる一方の暗澹たる状況があります 愛書家であれば一度は感じるであろう自分が読んだ本、あるいは親しい誰かが繰り返した読んだ本に深く染み込んだ「想い」 即ち読み手の感じた感動を伝えるべき相手がいなくなってしまう時が来てしまうかもしれないという切迫した想いが 隠されていたのです。 個人的には第三章の祖父の寄贈した蔵書を取り戻そうとする利用者の話が気に入りましたね。最近の新古書店で売られている 本と違い、昔の古本屋で売られていた本には様々な書き込みが残っているものが多く「前の持ち主はどんな人だったんだろう」と 想像して楽しんだ事を思い出しました。本が好きで、感動した本は他の人にも読んでもらい感動を共有したいという方にはお勧めの一冊です | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!