(短編集)

ミステリークロック/コロッサスの鉤爪

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

ミステリークロック/コロッサスの鉤爪の評価:

3.28/5点 レビュー 60件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全108件 61〜80 4/6ページ
No.48
(2pt)

著者が小説をエンタテイメントとして成立させるさじ加減がわからなくなってきている

著者の数々の傑作を読んできただけに、本書のレビュー評価が微妙なのは
なぜだろうと思っていましたが、読んでその理由がわかりました。著者が
小説をエンタテイメントとして成立させるさじ加減がわからなくなってきている
のだと思います。

書き方がフェアなので、各作品のトリックの方向性は大抵の読者が気づくと思います。
最後の種明かしは、一般的に知られていない専門知識を駆使して解決するタイプが多く
評価が分かれるでしょう。

また探偵役の防犯コンサルタント榎本と弁護士の青砥純子のコンビですが、本書での純子の
おバカぶりが半端ない。映像化を狙ったキャラクター変更だとしたら、小説の読者には大変
失礼だと思う。

「ゆるやかな自殺」:本書では一番短くて地味ですが、安心して読める佳作です。
「鏡の国の殺人」:謎の設定はミステリーファン受けすると思いますが、専門知識で解決していく展開は
 味気なくあまり楽しめませんでした。
「ミステリークロック」:本書の目玉のつもりでしょうが、専門知識で解決していく種明かしがあまりにも
 長すぎて、途中で読み飛ばしてしまいました。
「コロッサスの鉤爪」:舞台と謎の設定は一番魅力的でしたが、なぜ犯人が追い詰められてもいないのに
 ぺらぺらと自白するのか意味不明です。
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.47
(4pt)

トリックは難しいですが。

みなさんが書いていらっしゃる通り、トリックが難しすぎます。
よく理解できない所があります。(それはお前がアホだからだと作者にしかられそうですが)
しかし、部分的な理解であっても十分に驚き、たのしめます。
榎本径と青砥純子の駆け合いは安定のおもしろさですし、
随所にちりばめられた皮肉には笑わされます。
私自身は「黒い家」「天使の囀り」「新世界より」にある深い恐怖を感じさせる
貴志作品にひかれて、そのような作品を待ち望んでいる読者です。
その感覚からするとこのシリーズは物足りなさがあります。
ですが、読んでしまう。結局おもしろいのです。
「深さ」より「軽さ」が提示された作品としてとらえています。
個人的には「鏡の国の殺人」が好みです。
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.46
(2pt)

複雑すぎるトリック&浅い人物描写

雑誌のレビューなどで高評価が多かったので興味を惹かれて読んでみましたが……。正直、期待外れでした。

まず人物描写が良くない。探偵役の榎本をはじめ、どこか人を見下して小馬鹿にするようなキャラが多く、読んでいてイライラさせられます。
いわゆるワトソン役の青砥純子弁護士が必死に素人推理を展開するのを榎本が無下にしてばかりで、だんだん純子さんが気の毒になってきます。

そして肝心のトリック。確かに、よくこんな複雑なトリックを考えつくものだと感心もするのですが、あまりに機械に頼ったトリックすぎて、図解入りにも関わらず、解決編を読んでもなかなかスッとは頭に入って来ません。
他の方のレビューにもあるように、ドラマや漫画などで映像化されたものを見ていたら、また印象が変わるのかもしれませんが……。

また、こんなややこしい機械トリックが成立するなら、結局もう何でもありじゃんと白けてしまう面もあります。
例えばですが、「犯人は透明になれて空も飛べる特殊な服を着ていたんだ!」なんてトリックだったとしたら読者は相当ずっこけると思いますが、それに近い感覚を随所で感じました。

ほぼセリフ主体で進んでいくので、筆力でグイグイ引き込むという感じでもなく、物語自体がどこか淡々としています。
機械トリックが好物という人には楽しめるかもしれませんが、トリック先行で取って付けたようなストーリーや、
ステロタイプに描写された魅力の薄い人物たちに退屈してしまうのは、きっと私だけではないでしょう。
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.45
(5pt)

貴志さんのミステリーは大好きです。

出版されたら待ち切れずに買ってしまいます。
一気に読んでしまいます。
短編集って感じですが、また映像化されたら良いなと思います。
楽しみに待ってます。
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.44
(4pt)

読みながら大野智と戸田恵梨香が思い浮かびました

最初の二話はドラマであったものです。暴力団事務所の話は、こちらの方が榎本の動きや独白が面白かったです。

三話目は時刻トリック物ですが、ほぼ時刻は理解できないままに終わりました。おそらく、時刻は正しいのでしょうが。

四話目は、なかなかよかったです。心に染み入る物がありました。海の密室物ですが、おそらく大野智をイメージして書いたものでしょう。また、ドラマを見たいですね。
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.43
(3pt)

ドラマ化の方がトリックは分かり易いでしょう

2012年から2016年にかけて『小説野性時代』に掲載された小説をまとめた一冊。防犯コンサルタントの名探偵榎本径のシリーズで、当然大きな括りで密室ものです。50頁弱の短編から、200頁程度の中編まで全4編ですが、「ゆるやかな自殺」を除いて、密室といってもかなりバラエティーに富んでおり、且つかなりマニアックではないかと思います。

実現の可否は別として、密室のトリックは大変練り込まれていますが、読み手が推理するにはある種の知識も必要でなかなか難しく、種明かしのシーンはかなり読まされ感がありました。一方、物語の設定は工夫され、青砥弁護士と榎本のお約束の掛け合いはそのキャラクターも活かされて楽しく読め、エンターテインメントの要素があります。比較的密室の謎がシンプルな「コロッサスの鍵爪」が、バランスが良く一番読みやすいと思います。
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.42
(3pt)

最後に救われた。

このシリーズ、貴志作品の中では、それほど好きではないのですが、久しぶりの新作と言うことで(雀蜂は認めていない)購入しました。「ゆるやかな自殺」はプロローグみたいな感じ。「鏡の国の殺人」はトリックが難解で、映像で説明してくれないとよく分からない。本のタイトルになっている「ミステリークロック」は、ややこしいトリックは置いといて、犯人の行動が不自然すぎだろと思った。ここまで読んで正直がっかりでしたが、最後の「コロッサスの鉤爪」は、この話をもう少し膨らませて長編にできなかったかなと思った。これだけで読む価値あったと思うことにした。でも、本作が新人のデビュー作だったら酷評だったと思う。
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.41
(4pt)

密室に閉じ込められるのはごめんです

ドラマを見てからシリーズに興味を持って買いました。今回のトリックは「鍵のかかった部屋」の密室だけではなく、鏡の密室、時計の密室、海下の密室などの形で書かれました。一番好きなトリックはやはり最後の『コロッサスの鉤爪』です。最後を読んで胸が苦しくなりました。
自分がこのシリーズが好きな理由はようやくわかりました。人はみんないろんな形の密室に閉じ込められやすいです。ドラマの中で榎本さんのセリフをふと思い出しました。「僕はガラスの箱に閉じ込められるのはごめんです。たとえ向こう側に行けないとしても、自由でいたいんです。」人間社会での自由は本当に難しいと思いますが、この本を読んで改めて考えます。そもそも密室に閉じ込めることを選んだのは人間自身です。
またこのシリーズをこれからも続いて欲しいです。榎本径は本当に魅力的でお奥深いキャラクターだと思います。
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.40
(1pt)

貴志祐介、終了のお知らせ。

これが本当にあの傑作「ISOLA」「黒い家」「天使の囀り」を書いた人の作品なのか…
幻滅の極みで本当に悲しくなった。

「ダークゾーン」以降の下降線、ここに極まれり。

書きたいトリックが先にあって
あとから適当に物語を足しただけの
単なるアイディアの羅列。
もはや小説と呼べるようなものではない。

私の、あなたの、大好きだった貴志祐介は
もうどこにもいないのだ…
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.39
(5pt)

よくこんなこと思いつくな? あっぱれ。

防犯コンサルタント(兼泥棒)・榎本径と弁護士・青砥純子のコンビでお馴染み、密室ミステリーの新作。「ゆるやかな自殺」、「鏡の国の殺人」、「ミステリークロック」、「コロッサスの鉤爪」の4編が収められたものだが、本書では単純な密室でなく、事実上の密室というべき不可能犯罪を描いているのが新機軸だ。貴志祐介氏の作品はどれを読んでも面白いのだが、今作のトリックには感心してしまった。謎解きをされれば「なるほどね」と納得するものの、こういうのを考えるのが凄い。その筋の専門家に取材して、きっちりリアリティの確認も取っているのだろう。
50頁足らずの軽い短編である「ゆるやかな自殺」を除く他の3編はどれもアイデアが秀逸だが、敢えてベストを選ぶなら「コロッサスの鉤爪」か。エピローグでの犯人の述懐がぐっと胸に迫る感じだ。
青砥純子のずっこけ推理の連発は最早伝統芸だし、かたや榎本の博識振りや問題解決力はいよいよ超人の域である。シリーズファンの期待を裏切らない面白さ。迷わず読もう!!
ミステリークロック (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ミステリークロック (角川文庫)より
4041098769
No.38
(3pt)

海中の気圧差を使った密室という設定は斬新で魅惑的だが、解決が拍子抜けで、薀蓄と雰囲気創りで読者を惹き付けている印象が強い作品

表題作と「鏡の国の殺人」の2つの中編から構成される榎本シリーズ第五作。私は大野君の主演ドラマ(原作は三作目まで)で本シリーズの存在を知ったが、ドラマ自体は面白かったものの、密室物としては無味乾燥(密室物の古典のトリックをワザと外しているという点が唯一の工夫か)で今一つという印象を免れなかった。また、榎本が鍵屋(本職は泥棒だが)という設定なので、どうしても機械的トリックに頼ってしまうという欠点もあった。本シリーズを良く知るために第四作も読んだが、やはり今一つの感が否めなかった。本作は題名に惹かれて手に採った。

まず、「鏡の国の殺人」は、榎本が罠に嵌められて密室状態にある美術館に誘き出されて容疑者の立場にある、という点を除けば、ドラマ中の一作品とほぼ同一で興醒め。ドラマの後で文書化したものだろう。内容も相変わらず監視カメラ(の視野)という機械に頼っている上に、犯人(候補)がトリック・アートを専門としている芸術家なのだから錯視を利用したに決まっているじゃない。一方、表題作は海中の気圧差とソナーと監視カメラとで構成された密室という魅惑的なもの。機械に頼っている点は相変わらずだが、設定が斬新である。ちなみに、「コロッサス」とは"ダイオウホウズキイカ"の事(それらしき傷跡が被害者の体に残っていた)。更に、今回の被害者は一年前に太刀魚の群れを使って密室殺人を犯したというオマケ付き(その時の被害者の愛犬の名前が「コロ」というシャレもある)。復讐劇なのは一目瞭然だが、2つの密室の壁は高い、と思ったら、特殊な「***」を使えば簡単に実行出来る犯行と分かって拍子抜け。

どうも、密室に拘ると言うよりは、「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」、海洋生物や潜水士の実態といった薀蓄(取材力は買えるが)と雰囲気創りで読者を惹き付けている印象が強い作品だと思った。
コロッサスの鉤爪 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: コロッサスの鉤爪 (角川文庫)より
4041108896
No.37
(2pt)

難解かつ無意味なトリック

表題作について。
一般的に毒殺のメリットは犯行時刻に犯人が現場にいなくて済むことにあると思う。
それなのに、この犯人は毒殺時のアリバイ作りトリックに躍起になっている。
なんかチグハグな感じを受けた。
ミステリークロック Amazon書評・レビュー: ミステリークロックより
4041044502
No.36
(4pt)

ドラマの大野くんの飄々とした語り口が忘れられない。

大野くんの飄々とした語り口が忘れられず、ここでもまた脳内映像はドラマを再現して止まない。『ゆるやかな自殺』人物描写を加味するならやはりフルメンバーで挑んだドラマの方が上出来。『ミステリークロック』マニアックなトリックを成立させる為だろうか?作中にミステリー作家を登場させることで下地?を造っているようだが、このトリックはかなりややこしくて、熱の入った解説に…「ああそうなんだろうな」と、残念ながら理解がいささか投げやりになってしまった。
ミステリークロック Amazon書評・レビュー: ミステリークロックより
4041044502
No.35
(2pt)

密室物とはとても呼べない空疎な駄作

中編の表題作と短編の「ゆるやかな自殺」の2つの作品から構成される榎本シリーズ第四作。私は大野君の主演ドラマ(原作は三作目まで)で本シリーズの存在を知ったが、ドラマ自体は面白かったものの、密室物としては無味乾燥(密室物の古典のトリックをワザと外しているという点が唯一の工夫か)で今一つという印象を免れなかった。また、榎本が鍵屋という設定なので、どうしても機械的トリックに頼ってしまうという欠点もあった。

「ゆるやかな自殺」は、被害者の造形が余りにもご都合主義過ぎて、密室物とは到底言えない子供騙しの短編で評価に値しない。表題作にもガッカリ。人里離れた山荘で女流人気ミステリ作家が殺されるという、大きな枠での密室物だが、被害者の旦那(売れないミステリ作家)が正体客の腕時計・スマホを回収した時点で、某作家の「時計館の殺人」(駄作、これまた作者の狙いが直ぐに分かった)と同工異曲である事がバレバレで読み応えが全くない。題名の付け方もお粗末で、時計を用いたトリックである事が事前に分かってしまう。奇抜な物語展開にしたり、ミステリ(作家)に関する自虐ネタを織り込んでいるが、サスペンス性も皆無だし、ユーモア味が漂っている訳でも無い。

結局、作者の作品の中で出来が良いのはホラーと言えるデビュー作の「黒い家」だけで、ミステリ作家としての資質には疑問がある事が確認出来ただけ。密室物とはとても呼べない空疎な駄作だと思った。
ミステリークロック Amazon書評・レビュー: ミステリークロックより
4041044502
No.34
(5pt)

とてもきれいな状態で届きました。

大変な状況の中、届けて下さりとてもきれいな状態の本でありがたく思っています。
ミステリークロック Amazon書評・レビュー: ミステリークロックより
4041044502
No.33
(5pt)

ずっとファンです

おもしろい
ミステリークロック Amazon書評・レビュー: ミステリークロックより
4041044502
No.32
(4pt)

全体的にトリックはとても面白かった。

防犯探偵・榎本シリーズの4作目。全体的にトリックはとても面白かった。青砥先生のボケも好きでしたし。でも「鏡の国の殺人」と「ミステリークロック」は、図解があってもトリックが難しかった。映像化すればとっても面白い短編になったと思う。あっ、「鏡の国の殺人」はドラマ化してましたっけ・・・。シリーズ次回作が楽しみです。
ミステリークロック Amazon書評・レビュー: ミステリークロックより
4041044502
No.31
(5pt)

傑作、いや大傑作?貴志祐介の最新作

傑作、いや大傑作?貴志祐介の最新作
天才作家貴志祐介のミステリー連作。特に第3話ミステリークロックは精緻な本格ミステリー、分かりにくい。第2話の鏡の国には大爆笑。
次はホラーかSFか?
ミステリークロック Amazon書評・レビュー: ミステリークロックより
4041044502
No.30
(4pt)

エンターテイメント性豊かなミステリー。トリックは凝りすぎ。

エンターテイメント性は抜群。以前TVドラマ化されて非常に面白かった記憶が。ただ、本作のミステリー=トリックはあまりに凝りすぎて、最難関というよりも、想像の域を超えている。「トリックは万人が理解出来るものでなければならない」は私持論。とても、とても、万人受け出来るトリックではない。
ミステリークロック Amazon書評・レビュー: ミステリークロックより
4041044502
No.29
(2pt)

ファンだから言わせてもらう。

正直、貴志祐介の真骨頂は人間の潜在的に持っている「狂い」をうまく表現することだと思うのだが段々、民放の2時間ドラマ向けに書いているような気がしてならない。「黒い家」「青い炎」のようなグロくリアル感が全く失っていますね。榎木シリーズもいいけどなんか「再びTVを狙ってる」としか思えん。私が言うのもアレだけど作者の力はこんなもんじゃないよ!だからこそキツクコメントしましたよ。
ミステリークロック Amazon書評・レビュー: ミステリークロックより
4041044502