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マスカレード・ナイト
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マスカレード・ナイトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全162件 141~160 8/9ページ
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前作の「マスカレードホテル」で気持ちよく騙されたので、今回は用心して読んでいたのですが、犯人の仮面には気づきませんでした。楽しむ作品として、大変良かったです。前作は映画化されるそうですが、今作は難しいかな? 次回作を楽しみにしています。 | ||||
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何だかんだで東野作品は全作品読破させて頂いてますが『祈りの幕が下りる時』以降満足感を得たものに出逢えていません… マスカレードホテルはそのシチュエーションの面白さと主人公2人の魅力から続編の発売を大いに期待していました。スピンオフとも言えるマスカレードイブは許せるとして今作についてはフラストレーションだけが残る作品という感想です。 何より物語のプロットとディテールが無茶苦茶! この事件に関わった数人の罪を犯した者たちの動機や実行行為に至るストーリー全てに違和感を感じる。謎解きも無茶苦茶で全盛期の東野圭吾はこの部分に卓越していたのだが最近は見る影もない… 還暦を迎えてイマジネーションが欠落してしまったのかね?もうエッセイだけを書いていた方が良いんじゃないかな…その方がガッカリさせらることがなく旧年のファンにとっては有難いかも知れない。 | ||||
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なんだかんだいっても読み続けている東野作品。人情やサスペンス、ミステリーが絡まっていつも上質の読書経験をさせていただいております。 しかしながら最近の東野作品にみられる「コレジャナイ」感はなんなんだろう…。前作「素敵な日本人」のような、ディテールがさほど必要ではない短編であれば東野さんの筆力が遺憾なく発揮されていると思うが、こと長編となると冗長さにゲンナリしてしまう。 最後まで読めば、なるほど、と思わないこともないこともないんですよ(くどい)。ただ、謎解きまでほとんど伏線、というものがないために、「謎解き」「告白」がないと物語が終わらない。それでは今まで読んできたのはなんだったの、と思われても仕方ありません。 また、ホテルのお仕事を垣間見られるのは非常に興味深かったのですが、コンシェルジュって本当にここまでしなくてはいけない仕事なんでしょうか。最初に出てきた外国人利用者が投げかけた「和紙」の使い途だって、それ、自分で考えなきゃあなたの仕事の意味ないだろうがよ、と思いました。答えを探すのがコンシェルジュじゃないですよね? 新田さんが有能な割りにちょいちょい不用意な発言や行動をしたり(そりゃ怒られます)、お友達ですらない単なる仕事で知り合った人に対して「俺」を使って話すのも非常に違和感がありました。 以前のレビューにも書きましたが、東野作品に出てる人の印象が「古い」んです。話し方、たたずまい、空気感。そこを何とかしないと、ちょっと厳しい気がします。頼みますよ、東野さん。 | ||||
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1流ホテルで取材しているのだろうけど、ちょっとホテルのサービスと客の我儘との線引きを 間違えているような記載が多いと思います。 1.和紙の件 他の方が書いていたが、コンシェルジュが提供するのは「手段」であって「答え」では無い筈。 客の商品の開発をするのは違うと思う。 2.レストランでのプラン たった一組の客のために、他の客の食事の時間をわざと早く切り上げるように設定したわけだよね。 しかも、それは試験の一部。 ここのホテルの馬鹿な試験委員は従業員の試験のために、金を払って楽しんでいる客を早く追い出すプランを 嬉々として受け入れたわけで、アホかと思った。 3.窓からの風景への対応 ビルの屋上に風船を取り付けたとあるが、この風船が何かの拍子に飛んでいってしまったらどうするのだろう? ちゃんと回収できるのか? 風船が風で飛ばされて、どこぞの電線に引っかかってトラブルが発生したらどうする? ホテルの近くにはJRも走っている。架線にかかったらどうする? 中の気体が抜けてどこぞに落ちたら、それはゴミとなり、誰かが処分することになるけど、 それには無関心? 客さえ満足すれば誰に迷惑がかかろうともそんなの気にしない、というのは本当のおもてなしか? 4.ビルへのプロジェクトマッピング 何も関係ないビルの管理担当に迷惑をかけてまで客にサービスするのは単なる担当の傲慢。 5.従業員を試験するのに金を掛け過ぎる。 コンシェルジュを試すのに、いろいろ金を掛け過ぎである。試験委員の自腹ではなく、ホテルの経費。 こんなの認めないだろう。 しかも後半はホテル以外の人、しかも客を使っての試験。 あまりにも悪ふざけ過ぎ。 6.新田刑事のちぐはぐな生活水準 裕福な家に生まれ、高等教育や躾を受けているにも関わらず、 様々な場面で、粗雑な振る舞いが見られる。 一貫性にかける。 トリックらしいものも無く、中身が薄いのを様々な客の要望を合間に入れることで膨らまして、 でも、伏線でもなんでもない話にページを割けないのと、 どうやって交渉して解決するかまでは取材していないため、 ネットで探して、○○に頼み込んで・・・であっさり解決してページ調整。 読者がアッと驚くどんでん返しや伏線の回収はもう東野さんにはむりなのかなあ。 この程度しか書けないなら、何か別なペンネームで書いて欲しい。 | ||||
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ネタバレ! 『片想い』にも使われた性的マイノリティが犯人です。 『片想い』では、トランスジェンダーの抱える悲哀のようなものがしっかり描かれていましたが、今回は単にトリックとして使われた感じです。 なぜ、犯人が異性装でなければならなかったのか、必然性が見えませんでした。 物語の結末部分でとってつけたような、異性装の犯人。 トランスジェンダーとしては描かれておらず、ヘテロセクシャルの異性装で、ホテルスタッフや警察の目をごまかせるとは思えません。 性的マイノリティを題材に使うのがトレンドなのかもしれませんが、トリックとしてだけ使われる風潮は勘弁して欲しいです。登場するなら、脇を固めるキャラクターなどで、もっと「普通」に描いて欲しいですね。 | ||||
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全体を通して、まずまずな内容だと思いますが、私はこういう「ミステリ系」のものが 嫌で、今まで読まず、でも東野さんのものは『今まではこうじゃなかった』から好きで 読ませていただいてました。 本作の何が嫌いなのか? *理由の後付け小説は嫌い* 本作のようなものが実はミステリ系には多く、だから嫌いなのですが、その理由が、 「動機やら経緯やらが後付けで表記される」 のですね。それで、そういう作品の多くは、「一番らしくない人が、実はすごい因果を もっており、それ故に犯罪を犯した」という内容なのです。 本作もおおむねこういうものにカテゴライズされます。私の中では。 そういう物語って、いわゆる、最初は端役だった人物が、ラスト前で突然主役になると そういうことなわけで、当然感情移入はできませんし、感想も、 「へぇ、そうなんだ」で終わりです。 東野さんゆえ、物語の中身としてはまずまず十分かなとも思いますが、 物語の主線上に位置しなかった人物が、突然主線上に表れてもつまらないです。 昨今の東野さんの作品は、面白くないものばかりでとても残念です。 | ||||
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さすが東野圭吾の作品 随所に拘りがちりばめられ一度読んだだけでは本当のおもしろさに 気づかないでしょう。マスカレードホテルシリーズを楽しみにしていたので大満足です。 | ||||
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最近コンシェルジュのサービスに注目が集まっていますが、コンシェルジュってここまでやるの??という内容でした。 あと、カラクリがあまりに現実離れしていて、ちょっとな…という印象。 マスカレードホテルの方が面白かった。個人的には少し期待外れでした。 | ||||
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相変わらず上手い作品だけど最後のババア2名の供述はなんか雑だな。東野圭吾お得意の独白スタイルだけど、過去作品で(特に初期)背筋の凍るような犯人の供述を読んできた筋金入りの読者からしたら、もっと天才東野ならできるんじゃないの?って感じだわな。あと、主人公の男女ペアの造形と年齢が、いかにも脂ののった俳優・女優を当てはめやすい設定なのって、ちょっとお金もうけ意識しすぎちゃいますのん。次作のロサンゼルス編は3年以内に頼みます。 | ||||
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ホテルのお仕事小説としては面白かったです。 が、ラストでこれまで本編にほとんど絡んでこなかった人物や名前すら出なかった人たちがいきなり独白を始めたのにはびっくりしました。 この人誰!?と思う人たちが「実はこういうことをしたのはこういう事情があって…」と終盤で怒涛のように語りだすし、犯人像については雑のひとことにつきます。 これまでの作品のように、作中に伏線がいっぱいあって、ラストであっとなるようなどんでん返しを期待していたのに、あっけに取られました。 それでも、山岸&新田コンビの活躍は面白いです! この二人が好きなので、今回はコンシェルジュのお仕事がメインのお話だと捉えることにしました。 映画、ドラマになったら見ごたえのある作品になると思います。 | ||||
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昔の東野圭吾は読書オンチの自分でも一気読みできるくらい面白かったが、疾風ロンドを最後に面白くなくなった。自分だけかなぁ〜 | ||||
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マスカレードシリーズの三作目です。 まずは、カバー絵の美しさに唸りました。 お話もカバー絵に負けない濃厚なホテルミステリーで、 お馴染みのメンバーたちが活躍します。 意外な真相で予測はほぼ不能な結末でしたが、 それも東野さんらしさ。 なかなか面白かったです。 | ||||
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黒幕の正体が「そんなの絶対にわかるはずがないだろ」という意外性に満ちたものなのは良いのですが、真相が複雑すぎて一読咀嚼しきれませんでした。読み返せば伏線の回収もより把握できるのでしょうが、再読する気になる程には真相が魅力的ではないですし。 犯罪者たちの思惑や行動が入り混じることで生じていた謎めいた様相が、その緻密な背景を紐解いていく過程で明らかになっていくのは圧巻の一言ですが、個人的には1本太い芯に支えられた物語を読みたいです。なぜなら「赤い指」「悪意」「容疑者X」と異なり、今作のように複雑な人間模様が解決のキモである作品は、読後しばらくたつと真相の詳細が思い出せなくなるからです。 | ||||
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男と女の思考と行動の同一性または相違性を巧みに生かし、そこへ性同一性障害までからめて物語を展開する、相変わらずの複雑なシナリオで最後まで興味深く読むことができた。物語の終わり方の表現手法には、一種の新鮮さも感じた。この終わり方の表現手法は、作者の意図を誤解する読者もいるかもしれない。 東大大学院教授池谷裕二・監修の「脳と心の仕組み」によると、大雑把にいって脳の男女差はほぼないらしいが、脳内の情報のネットワークの様子は男女で異なり、男性の脳は左脳内、右脳内での情報のやりとりが多いのに対し、女性の脳では右脳と左脳の間でのやり取りが多いという実験結果があるという。性同一性障害の人の脳にも興味があるが、これについては言及がない。 | ||||
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待ちに待ったマスカレードホテルの新作で、店頭で迷わず購入して、9月3連休中に読破しました。 内容は、初回作をなぞっている部分があり、『それそれ!』と楽しめました。 新田、山岸尚子カップルおよび能勢刑事とまた出演がうれしいのと、初出演の氏原さんもいい味を出していました。 シリーズとして続いてほしいですが、無理かも…と思うラストが悲しい。 | ||||
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マスカレードシリーズのドラマ化を希望します。 自分の中で、新田浩介(高橋一生)、山岸尚美(有村架純)をイメージして読んでいます。 ストーリーは、やはりマスカレード・ホテルの面白さにはかないませんが、続きの作品としては面白いです。 新田浩介、山岸尚美のコンビとしての活躍が今作は少なく残念です。 ぜひ、次回作では、海外のホテルを舞台に新田浩介、山岸尚美の活躍が読みたいです。 | ||||
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この連休で読了しました。僕は1作目の「マスカレードホテル」の方が好きです。 もちろん新田刑事やコンシェルジュの山岸尚美等さまざまな人物像は際立っており、相変わらず人もよく描かれているなぁと感服しますが、 今回のさぁ犯人がだれかという後半のそれぞれの人物が供述していくという方式は、僕はなんか肩透かしを喰った感じで、好きになれなかったです。はっきり言うとたいした驚きもなく、「あーそうなの?」という感覚で話がエンディングに向かっていく感じでした。 なんて言うんでしょうか?もっとシンプルで良かったんじゃないかと思うんです。 それとたいした事ではないのですが、356ページの終わりの文章と357ページの始まりの文章が、まぁページは分かれているので、良いのかもしれませんが、最初に読んだ時に「えっ」と時間軸が急に変わった感じがして戸惑いました。今回そういう感じがいくつかあったという事もあり、「秘密」や「赤い指」の時のような満足感は得られませんでした。 | ||||
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マスカレードホテルを6年前に読んだのと同じように、一気に読みました。 このシリーズはタイムリミット式のミステリーという物語の大きな推進力を用いて、ホテルの人間模様を描きます。と思っていたら本筋のミステリー解決に人間模様が絡んできます。どんどん物語にアクセルがかかり加速していくこの感じは、東野作品のなかではこのシリーズくらいです。その意味でも私は大好きです。 今作は前作よりも、ミステリー自体の複雑さが増していると思います。ここ最近の東野作品のうっぷんを晴らすかのように「ああこれが東野圭吾の話だよ…」という感じです。加えて山岸、新田、能勢の人間的魅力が何倍にも増しました。また魅力的なキャラクターも増えましたし、素晴らしい作品でした。 もちろん、ちょっと強引なところ、複雑で何度も読み返さないと理解しきれないところがありますが、些細な問題です。 久しぶりに最高レベルに満足した読書でした。 | ||||
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途中まで素晴らしい、とわくわくしながら読みました。独特の緊張感と、本筋と関係あるのかないのか わからない、というホテル内エピソード、前回の二人のキャラのよく考えるとスーパー有能ぶりも 違和感なく読めます。どなたかも書いておられましたが、ここ数作のいまいち感を断ちきる感があって ページを進めながら嬉しくて堪らない、という感じでした。途中というか、 クライマックスあたりまでそのままでついにクライマックス、というあたり、また 絶体絶命を切り抜けられた理由とかも素晴らしかったです(伏線回収の意味でもそのセンスの意味でも) ここまでなら☆5つける予定だったです。 また、解決編?を越えて最後のエピローグ部分あたりは、前回から連続のキャラを使っているのが 生きる、良い着地だったともいえます。ですので総合☆4でもいいかもしれないです。 また、前回からの引き続きの他の刑事さん、今回初登場の(最初嫌味にみえた)ホテルの人、などの キャラ造形も生き生きしていて引き込まれました。 この作品はいわばプロ集団の話なので、プロが難題をこなしていくのを見るすがすがしさはあります。 評価を下げたい理由は以下、解決編のあたりについてです。 (以下ネタバレです) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ が、犯人逮捕の後はかなり一気に雑になった感でちょっとがくっとしました。私的には ミステリーの犯人がいきなり全部語り出す系はちょっと勘弁して欲しいというか、 初登場、ではなかった(設定上)、とはいえ、最後の最後に 今まで知られてない人名がでてきてそれが犯人、というのはちょっとフェアさの点では禁じ手気味だと思います。 また、私は東野さんが社会的問題を作品に色々使ってくるのを評価するほうですが、 今回に限ってはちょっと短い間につっこみすぎでは、と思いました。 サイドの犯罪の主役になった二人(同級生の女性二人)の供述がそれぞれ 手記のみ、しかも食い違いがあるのをそのまま放置、というのもちょっと雑だなと思います。 漫画でいえばここだけアシスタントさんがやったんですか、と思うぐらいこの部分だけちょっと興ざめでした。 私は恩田陸のファンで、最後突然どこへいった系は耐性があるのですが(笑) 恩田さんのように、ああ書きたいとこはもう終わられたんだな、しょうがないな、という感じではなく、 作者が最後そこまで凄い高さまで上げてきたものをそのままの力を保って終わらせる力がなかった、という印象で残念でした。 山岸新田コンビは前回通り良かったのですが、欲をいえばもうすこし 前回からなにか接触があった感があればよかったなーと思いましたが、そういう作品でもないので それは仕方ないかなと思います。前よりお互い信頼が相互にある感がよかったです。 | ||||
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マスカレードシリーズの第3弾。 仮面を被った人々をテーマに、前回にも増して曲者揃いの客。従業員にも曲者が増えており見事にテーマ感を作品に馴染ませている作品です。 コルテシア東京で事件が起きるという冒頭のやりとりは前作をなぞっているようでユーモアを感じさせ、謎を張り巡らせる事で作品の重厚感もあります。 犯人のエピソードが弱い為、彼が事件を起こした動機が弱かったと感じましたがなかなか面白い作品でした。続編あるのかなぁ(笑) | ||||
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