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潔白
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潔白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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袴田事件について詳しく知りたくなった。 骨太な内容。 司法とは、正義はどこにあるのか?何をもってして正義なのか、ということを深く考えさせられた。 | ||||
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死刑冤罪を晴らすという重たいテーマを扱ってはいますが、読後感は軽い。善玉と悪玉が分かりやすく分かれており、言うなれば半沢直樹のようなもの。「真犯人はこの人では?」というミスリードを誘う展開もありますがあまりにあからさまなので「まさか違うよな?」と思ったら案の定違い、分かりやすく「意外な人物」が真犯人。 半沢直樹にたとえましたが、実際二時間もののサスペンスドラマの原作にぴったりなのではないでしょうか。映画って感じではないですね。悪い意味ではなく、普段本をあまり読まない人でも読みやすいと思います。 | ||||
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ここに登場するのは黒川検事正、昨年人事で大騒ぎしたのは黒川検事長。この手の小説を読むと検察の横暴に恐怖するとか言うのがいるが、昨年の大騒ぎのときは検察の独立性を保てって騒いでたんじゃないの。その恐ろしさがわからん人が多いのに驚く。政治家をお縄にするための担保に選挙で選ばれてもいない組織に独立性なんか与えていいわけがない。 | ||||
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かなり小説は読むのに、この作者を私は知らなかった。ただ、内容が父が死刑執行された後に娘が再審請求し、と言う冤罪の中でも、これはとびっきりである。何故ならたとえ冤罪を晴らしても名誉を回復しても、国が死刑執行をしていると言う所に興味があったが、ちょっと読みづらい。主人公の娘や、検察官、色々、登場人物が多いが正直、キャラクターの肉付けが薄く淡々と物語は進むので一気に読みたいと思わず、途中で手が止まる。展開は早いのだけれど、ものすごく初期の段階で真犯人がわかってしまっている。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しないが、真犯人の真実がわかった時も、動機にしろ何にしろ何だかやりきれないし、ラストもそれが裁きと言うものなのか?と感じてしまい、ただただ真犯人の利己的さが窺えてガッカリである。確かに検察と裁判官とのやり取りなどは極めて現実的だと思う。物語の台詞に、木村拓哉のHEROのような検事はいないと言う至極真っ当な台詞があるのも、主人公の娘が子供でもあるまいし、と思ってしまう。登場人物の1人語りが割と多くある割には、人物像が分からない。ここまで執念をかけてやったわりにはラスト?ってなる。出来たら、真犯人がわかってから裁判がされていき、その犯人が死刑執行を待つという描き方の方が、良かったような、気がするのは私だけだろうか? 読み手しだいで随分、物語への読後感が変わる作品だと思うので☆3。 | ||||
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これだけならネタバレにはならないだろう。この作品の冒頭、とういうよりエピローグは、件の死刑囚が房から出され、執行される場面で始まる。これがいけない。教誨師として、カトリックの若い神父が来ていて、死刑囚とのやりとりがある。ところがどうやら仏教の僧侶もいるらしく、執行直後に読経と続く。これはあり得ないだろう。死刑を扱う作品として、これは不注意にすぎる。以後、没入しては読めなくなってしまった。何か、あらを探すという読み方になり、非常に残念である。死と宗教はことの表裏とも言える。こういうテーマで作品を書くなら、そこは軽く扱ってほしくない。 | ||||
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