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箱の中
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箱の中の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 21~40 2/4ページ
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Amazonではなく書店で購入しました。 なんとなくタイトルで読んでみようと思い購入し読んでみたところ凄く面白かったです。 最初はBLだとは気がつかず読み進めていたら、後書きでBLだと知りました。 しかしながら私にとって忘れられない作品となり私に本を読むきっかけをくれた本です。 男ですが強くオススメします! | ||||
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出版社事情はよくわかりませんが、電子図書はイラストがなかったり、と思ったら電子限定のオマケがあったり、値段も安くなったり高くなったり。 この電子版はイラストはありませんが、二冊分なのでお得だと思いました。 いわゆるBLの甘々がなく、エッチシーンもエロくない。痛そう。 でもハッピーエンドで泣ける人は泣けるんではないかという。ネタバレになりますが、受けの子供が殺されるとこはほんとに胸が痛い。その時の攻めの悲しむ様子がとても心に残りました。 かるーいBLもいいけど、明らかにそういうのとは一線を画しています。文章も上手いし、設定から何から何まできっちり書かれているのでもっと木原先生の本を読みたくなりました。オススメの一冊です。 | ||||
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最近、こういうBLないですね 売れないのかなぁ… やっぱり木原先生が書かれるBLが読みたいです 一般文芸へ行かれてしまうのは悲しい…前みたいにBL書いて下さい(切実) | ||||
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ぐいぐい読ませる傑作だが、引っかかること多数。堂野を探すのになぜ裁判記録や報道記事を当たらなかったのか。探偵が救われなすぎて読後感を汚す。探偵の奥さんひどくね?金がないなら子供も大きいんだからお前が父親の会社で働け。結局喜多川は堂野の何がそんな気に入ったのか。童貞のわりに手管がスムーズすぎ。なんで喜多川は穂花を嫁に欲しがったのか。麻理子が認知と引き換えに離婚するってどういうこと?離婚前に生まれたんだから戸籍は堂野の子に決まってる。麻理子は堂野とやり直したかったのになんで不倫相手の子と早々に認めた?エロ本としてのBLに慣れすぎて木原作品はまだるっこしい、いつ濡れ場が来るのか分からない、エロ妄想には使えるがおかずにはならないという感じ。思春期ならこれでもいけたかもな~。 | ||||
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出所した喜多川が必死に堂野を探して、居場所が分かった時の気持ちが伝わってきてとても切なかった。 | ||||
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あらすじで「あー、同じ房でソッチになっちゃう系ね、はいはい」とか思って読んだら とんでもなく違った!そしてとんでも方向に行った! 喜多川の愛なのか執着なのか愛着なのか、最初は正直申しますと「怖い」でした、すいません。 真っ直ぐすぎて読めなくて、怖い。 探偵が見つけた辺りで色んな意味で震えがきましたよ(汗 最終的に無垢な思い一人勝ち!って所ですかね。 確かにねー、成育環境は人生に多大な影響を与えます、はい。 愛とはなんぞや?という問いがずーっと頭の中に???となりながら読みました。 でもなぁ、ここになるまで奥さんと娘さんの立ち位置がなぁ…、それ思うとなぁ、 堂野は特にズルイ奴とも思えなかったかな、元々ノンケだし普通のおぼっちゃん。 喜多川が「堂野まっしぐら」過ぎるんだよ。 いうなれば喜多川は純度100%の愛、堂野は情に流されたかなって気がする。 読後モヤモヤして、なんというんだろう、良いレビューも悪いレビューも納得できるそんな作品でした。 (レビュー見たら集録してない短編あるのね、買いなおすか…) 補足 BLレーベルの方も読みまして、後日談も読みまして、 やはりこの本だけでは消化不良かなと思いましたので星は変更せずです。 内容的にはやはり二人をくっつける為の強引な展開という印象は否めないのと、 当事者自助グループは普通本名は公表しないのですが、痴漢冤罪サポート団体?という事で 名前を出して活動している所がひっかかったかな(これが無かったら探偵が探し当てられなかったわけですが) ただそれを差し引いても私の心にはとても印象深い、おそらく折りに触れて思い出すであろう作品となりました。 | ||||
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講談社文庫版だけでも十分簡潔した話ですが、続きにまだ短編があるようです。 ノベルス版の『檻の外』に入っているようですね。 BL耐性がなかったのでエグく感じてしまう描写もありましたが、文章力の高さでグイグイ引き込まれて読んでしまいました。 BL小説はどれもハーレークイーンっぽいものばかりだと思っていたのでかなり驚きました。 | ||||
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興味本意に読み始めたら、何これBLなのに面白 リアルに嫌な場所柄 個性たっぷりなメンツだったけど、悲惨な生い立ちに、愛の手があってもいいんじゃない。と、称賛してしまいました。 | ||||
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久しぶりに無我夢中で読んでました。 ボーイズラブ系の内容ですが嫌らしくなく、現実にありそうなリアル感もあり面白かったです。次作の著書を読みたくなりましたね。 | ||||
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そーゆー切り口で来るとは思わなかったから、とてもおもしろかった。 | ||||
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冒頭の冤罪に関しての描写が辛かったですが、 それがあるからこそ後半の展開が良いと思えるものになるんでしょうね。 純粋が故の無邪気さとか、悪意ない好意をむき出しのまま向けられてしまう主人公の 最終的に下した判断、迷いなども含め非常に切ないお話でした。 描き下ろしもいい雰囲気ではないですが、前向きで終わってくれたので良かったです。 本編がもやもやした感じで終わるので続きがあって良かったです! 多少なりともハッピーな感じで完結してくれるといいな。 | ||||
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母親を母親というだけで愛せない、母の愛というものに欺瞞を感じるという人ならば、喜多川の堂野への感情は理解できるのではないかと思います。 人間はおそらく母親を愛するというプログラムを与えられて生まれ、だから子供は何の疑いもなく母親、ないしそれに準ずる存在を愛するのでしょう。 しかしそんな機会を得られなかった人間が、他人の「ありがとう」の一言から突然そのプログラムを作動させたら…という話ではないかと思いました。 本来なら母親に向けるべきそれを、すべて堂野に向ける喜多川。それは依存であり執着であり、しかし愛でもあるのではないでしょうか。 「同性愛だから」ではなく、彼の人生すべてを賭けた感情だから強い。本来の「母の愛」、「夫婦の情愛」なんてちっぽけに見えるほどに。 堂野の妻や探偵・大江の妻子が愚かしく描かれているのは、喜多川の強い感情との比較のために登場しているからです。これは女だからではなく、探偵の大江だってその愚かしいものの一部です。 個人的には、こういったテーマを書いてくれる作家さんは非常に貴重なので、是非こういった作品をまだまだ発表してほしいと思います。 | ||||
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この本、すごく好きで何度も読み返りした。喜多川は木原先生が書いたいろんな人々の中に一番好きで心痛いを感じたキャラクタです。 木原先生は私、すごく好きなbl小説家でほとんど読みました。 次の新作を期待します。 | ||||
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こんなに、素晴らしい作品に巡り会えて幸せです。 愛情は、恋愛の愛情だけではない。と、 名前を付けることが出来ない愛もあると 思わせてくれた作品です。 如何に、私たちがいろんな偏見や 窮屈な理屈をつけた常識という枷をつけて 生きているかがよくわかります。 木原さんの作品に出てくる人物は、 一人だけ、とても一途で心が美しい人間を 立たせることにより、周りが如何に不純で 醜い心をしているか、よくわかります。 読みうちにその美しい人間に、 とてつもなく魅了されてしまうのです。 私は、この本を毎日繰り返し繰り返し 何度も読み返しています。 全く飽きることがなく、むしろどんどん のめり込んで胸がキュッと締め付けられるのです。 もし、買うか迷ってるなら絶対買うべきです。 | ||||
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木原さんの作品は二冊目です。 箱の中は読みごたえがあり、忘れられない一冊となりました。 軽いあらすじから。 市役所の職員であった主人公の堂野は、痴漢の冤罪で実刑判決を受けます。 刑務所の中で絶望を抱き、嫌悪感に苦しみ、心が追い詰められていく様子に、私も女性でありながら共感しました。 やがて堂野は同じ雑居房の囚人、喜多川に救われていきます。 だが喜多川はまるで子供のようにストレートな性格で、世間知らず。 堂野は喜多川の振る舞いに戸惑いを見せます。 この文庫版におさまってるのは三編。 堂野の冤罪から喜多川との出会い。そして堂野のその後まで書かれた「箱の中」 出所した喜多川が堂野を探す「脆弱な詐欺師」 喜多川と堂野が再開する「檻の外」を収録しています。 どの話もうなるような悲しく切なく美しい展開でした。 BLというジャンルですが、あまりにもリアリティーがあり、主人公の二人が20代、30代ということもあり大人向けだと思いました。 しかし残念なのは、ホリーノベルの雨の日となつやすみを載せていないこと。 文庫版が好きになった人は、雨の日となつやすみを載せた「檻の外」を買い直す必要があるので、★4つとさせていただきます(涙) | ||||
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これでもかと子宮に来ました。 主人公が感じたままに感じられるというか、喜多川の鋭く痛い可愛い愛情を体感できるような臨場感溢れる描写ばかりで。 読みやすいし想像しやすかったので大変でした(笑) 主人公が相当気持ちよさそうで羨ましかったです。喜多川が天使のように可愛かったです。 なんでこんなに生々しくてリアルな表現なのに全然気持ち悪くないんでしょう? そこは作者様の実力なんでしょうね。 ストーリーもキャラクターも全て抜かりなく濃く鮮明で驚く程すらすら読み進めてしまいました。 非の打ち所がありません。 強いていえば、喜多川が私のいる世界に存在しないことを嘆きます。 | ||||
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今回初めて木原さんの本を読ませていただきましたが、文章力・表現力がとてもハイレベルで一気に引き込まれました。しかしながらジャンルはBLではなく、異性愛者のヒューマンドラマを描いた普通の小説のように思えます。女性と付き合い、結婚して籍を入れ、子供を作る。微塵にも不思議に思わない、当たり前の固定概念にメスを入れるために同性愛という要素を入れた。愛とは何なのか、それをわかりやすく読者に伝えるための方法として盛り込まれているように感じました。わかっていたようでわかっていなかった、愛というもの。男とか女とか、愛の前ではそんなもの単なるラベルの一つに過ぎないのですね。同性愛者やBL好きな女性はもちろんですが、一番は男性の異性愛者にこそ読んでほしいように思います。 堂野については賛否両論のようですが、これが異性間で交わされたことならば確かに堂野はずるいと思います。しかしこれは同性間で行われたものであり、かつ堂野は女性しか恋愛対象として見てこなかった異性愛者。相手や自分の気持ちを理解するのに時間がかかり、遠回りをしてしまうのは至極当然のように思います。 あと、どの話でも女性が悪役に徹しています。胸くそが悪くなるほどの悪役っぷりですが(なので個人的にはBL好き以外の女性にはあまりおすすめできませんが)、あえて女の厭らしさを露骨に描写することで、喜多川の魅力がよりいっそう引き立てられていたようにも感じました。それもまた作者さんの技法なのかと思うと、頭が上がりません。本当に良いお話をよませていただき感謝しております。 | ||||
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絵が草間さかえで本当に良かった。無骨で無機質な草間さんの絵に一目惚れしたおかげでこの本を読むことが出来ました。 「俺は、今日あんたと話したことを覚えている。あんたが言ったことは忘れない。けど、あんたは俺が言ったことをすぐに忘れる」 この台詞は最近身に染みました。 後日また同じことを訊いてくる。無神経で良い人ぶった偽善者。異性じゃなく友達同士でもいえることです。 その場しのぎの会話ならしなくていいのにとつくづく思いました。 | ||||
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喜多川の忠犬ハチ公並みの従順さが切なくて愛おしいです。 個人的には、途中のあの犠牲があって進展できたというのが引っかかるところではあります。 万事ハッピーでも満足できたように思います。 | ||||
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読み終わって感じたことは、只々喜多川が幸せになって くれますようにと、おもいました。 もちろん堂野もだけど。。。ただ2人が一緒になるきっかけ の事件が痛ましい。それをも乗り越えて2人幸せにと願って しまいました。 | ||||
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