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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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プロットを最後まで考えられなかったと思います。もうアイデアも枯渇したのでしょう。この本にゴーサインを出した編集者と版元の見識も疑います。 | ||||
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「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」を題材として、「サ高住」の健全化をモットーとする元厚労大臣で女性初の総理大臣を目指す越村と東京地検特捜部との対決を描いた陰謀劇だが迫真性が全くない。もしかすると作者は政治・経済には詳しいのかも知れないが、社会保障には疎い様である。私は母と義母の両名を別々の「サ高住」に入居させているので、「サ高住」の実態に関しては作者より遥かに詳しいと思うが、作中で分類されているよりは「サ高住」の業態は多種多様である。第一、入居者の<介護度>(要支援1~要介護5)の話が出て来ないのは不可思議である。<要支援1>の入居者に無理やり介護サービスを付けたら不法だろうし、逆に、<要介護3>以上の入居者には介護サービス・施設が必須である。一概に「サ高住」と介護施設とを併設したら悪徳業者という考え方は通用しない。「サ高住」に関するこの無知(取材不足)が本作の求心力を著しく殺いでいる。 東京地検特捜部の捜査手法の描写も甘い(作者の皮肉かも知れないが)。こんな甘ちゃんで特捜検事が務まるのか ? また、金沢の名家の酒造家の令嬢の越村が金銭不足に困り(このため収賄の容疑が掛かっている)、その酒造家の社長を務めている越村のインテリ夫も会社の経営資金不足に困っているという設定も小説とは言え全くのご都合主義。更に、越村のボスの現総理が二期目だが秘かに三選を狙っているって、現実そのままじゃない。そして、捜査の中止が決まりかけた時点で、贈賄側の別居中の妻が贈収賄の証拠を全部特捜に開示するって余りと言えば余りのイージーな創りで呆れ果ててしまった。 また、贈賄側の部下が<tax haven>で有名なケイマン諸島から"現金"で数億円を日本へと持ち運ぶ事なんて有り得ないでしょう。スリルもサスペンスもない作品だが、最後は人情劇で泣き落としとは恐れ入った。読み所が全くない愚作だと思った。 | ||||
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冒頭後々伏線と思われるホテルの駐車場での一幕から始まる筋書きで、善意の塊である夫婦がドンドン 周囲からの告白で悪の権化に祭り上げられていく流れまでは先が気になりどんどん読み進めたが 黙秘を開始してから筋書きの流れに澱みが発生し冗長になりつつあるが、それは良いとしても 結論を急ぎすぎた展開と、結局結論が出てこない結末に不満が残る。 著者の作品は数多く読んだが、これほど読後感がすっきりしない作品は初めてであり あとがきか何かで5年後の状況を描く等の工夫があっても良かったかと思う。 | ||||
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うーん、このところ氏の作品がパッとしない この作品も売国よりは増しだが・・という程度でしかない 介護やサ高住の問題への踏み込みも物足りないし、汚職問題で話を濁した感が否めない 氏の以前の作品はもっと現実の諸問題に踏み込んでいたし、それでいてエンターテイメントとしても一流だったのに 政治文学を描きたいのが氏の想いであるようだが、経済文学への回帰を期待したい | ||||
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真山さんの本は好きでほとんど読んでいるが、アマゾンレビューにある「ハゲタカを超えた」を信じてはいけません。 介護の問題を理解するには役立つ部分はありますが、展開的に特に意外な展開や、ハラハラする部分もなく、淡々と進んで終わります。女性総理候補という設定もなにか、意味があったのかと思わざるをえません。真山さんの標準的なおもしろさという期待値で読むのが適当かと思います。 | ||||
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