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探偵さえいなければ



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【この小説が収録されている参考書籍】
探偵さえいなければ
探偵さえいなければ (光文社文庫)

探偵さえいなければの評価: 3.83/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

長編じゃないと烏賊川市シリーズのキャラが生きない

東川篤哉さんは、ギャグの中に伏線を埋め込むのが非常に上手い方です。

一方で、繊細なバランスを上手く取らないと、ただ軽いだけの小説になってしまう嫌いもあります。

烏賊川市シリーズは、鵜飼杜夫、二宮朱美、戸村流平の探偵側と、
砂川警部と志木刑事のキャラが確立しているので、個人的にダントツで一番好きなシリーズなのですが・・・

短編だと、この5人を全員登場させることができず・・・
実際には探偵側の3人が揃うこともなく、刑事ふたりは今回はただの無個性の刑事に過ぎなくなっています。

「ゆるキャラはなぜ殺される」と「倉持和哉の二つのアリバイ」は、
東川篤哉さんらしく、ギャグにうまく伏線を隠したと思います。
特に吉岡沙耶香も登場する「ゆるキャラは~」は面白かった。

一方で、「とある密室の始まりと終わり」では、ギャグは猟奇性をごまかすだけのように思え、
ちょっと軽い印象を受けてしまいました。

「博士とロボットの不在証明」と「被害者によく似た男」は、
テイストも異なっていて、烏賊川市シリーズに入れる必要性を感じませんでした。

「ゆるキャラはなぜ殺される」だけで☆2です。
あとはあんまり・・・お勧めできません。

東川篤哉さんは元々短編より長編が面白いと思いますし、
特に烏賊川市シリーズは、長編なら絶対に面白くなるのに、非常に勿体ないと思います。
是非、次は長編を書いて欲しいです!
探偵さえいなければAmazon書評・レビュー:探偵さえいなければより
4334911706

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