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フォークロアの鍵
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フォークロアの鍵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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川瀬さんの作品はだいたい読ませて頂いていますが、 この作品は特に気に入っています。 彼女の小説家としてのセンスの良さが、発揮されており、最後まで手を抜かず仕上げてあるなぁ、と感じました。 | ||||
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レビュー評価が賛否両論で読むかどうか迷いましたが、作者のファンなので作者を信じることにして読んでみました。 なるほど確かに主人公が地味目。でもストーリーは納得のクオリティー。 読了後は、ジーンとしてしまいました。続編があったら、また読みたいです。 | ||||
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問題なしです | ||||
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面白い!認知症だけどその道のプロ! とにかく面白い! | ||||
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単なる高齢者ではなく、介護施設に入っている要介護の老人と、若い民俗学者(の卵)、そして男子高校生のお話。 痴呆の進んだ老女の発した言葉を突き止める謎解きで、ラストはどんでん返し!というか、びっくりする事件を解決します。 「三匹のおっさん」や「きねづかん(マンガ)」はすごく好きです。 人は老いてしまっても終わりじゃないんだな! 「すごい」んだ!って、思わせる部分がたくさんあって、ボケてしまっても年長者を敬い、大事に思うことは必要だと思います。 けれど、やっぱりちょっとつらいのは、多少の改善は見込めても、完治しないこと。 でも、元気が出る話だと思いました。 …でもやっぱり、私は「赤堀先生」が大好きです! | ||||
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面白かった。キャラクターの描き分けが上手い。 一癖ある老人ばかり6名が暮らす認知症グループホーム。介護スタッフのチーフは、感情を排し黙々と働いている。毎週お話し会にやってくるカウンセラーは回想法と称して、自分の自慢話をして自己満足に歪んでいる。 口伝伝承を探しにきた大学生千夏と、山梨の祖母宅だけが心の拠り所の悩める高校男子が、老人たちと秘密を解き明かしていく。 | ||||
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今のところこの作者さんに外れはありません。こちらも楽しませて頂きました。 ただ主人公の女性にあまり好感が持てませんでした。もう少しキャラクターを掘り下げて書いてもらえると違ったのかも…?法医昆虫学の赤堀のようであり、赤堀ほどの明るさ、ユーモラス、熱血を感じられず。しかも食べ方が汚いデブって…キャラ設定が地味過ぎる感じがしました。ヒロイン向きではないといえばよいのか。でもそれがこの作品の良さなんだと思います。 老人ホームの人間関係が物語の中心であると思うので仕方がないのかもしれませんが、事件がサラッとしすぎていてちょっと違和感もありましたが、後味も悪くなく完結していて、構成も内容も良かったです! 法医昆虫学シリーズの最新作も今から待ち遠しい! | ||||
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これは、ミステリーの形をしたおとぎ話なのではなないかと思う。 介護関係の仕事をされている方へ、あるいは介護をした事のある人へ、作者が心からの感謝と、今の介護がこのままの制度で良いのか?という大いなる疑問を提起する為に描いたおとぎ話。 もしこの本を読んだ介護の経営に携わる人が、社員の待遇改善を考え、また過去の文化の記録の為にお年寄りの記憶を積極的に活用しようとするきっかけにするなら素晴しい事だが、 「ほら、介護にはこんな素晴しい事も有り得るのだから、辛くても現場はただただ頑張れ」 と、奉仕の精神論社員教育に使う様なら、その会社は絶対ブラックだ。 | ||||
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文体が面白くて、推理なのにゲラゲラわらいながらいっきに読める。 | ||||
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どっちの方向に話が転がっていくのか、全く予想が付かなかった。単に老人の言葉の正体探しで終わるかと思いきや・・・、なるほどね~、こう来ましたか。これ、ドラマ化、映画化すれば面白くなるんじゃないか。登場人物達は誰も彼も魅力的だし。誰かプロデュサー的な人が目を付けないかな~。 | ||||
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舞台は認知症老人だけが集まる福祉施設.その中の一人の老女の言葉と行動がきっかけで謎ときが始まる,という実に魅力的な設定です.最初こそ展開が遅く,なかなか読み進まなかったのですが,半ばを過ぎたあたりからは一気読みでした.老人介護の問題,老女の言葉がから展開される民俗学的な謎解き,そして登校拒否の高校生の物語.最初は全く異なるように思えた3つの流れが互いに絡まる展開はちょっと都合がよすぎるような気もしますが,楽しめました.もちろん実際の認知症介護の問題は,こんなキレイごとではないと思いますが... | ||||
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一日で読み終えました。食器も洗わず、洗濯物もたたまず。今、午前一時46分です。あと3時間ちょっとで起きなければなりませんが、後悔してません。是非、続編を。 | ||||
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主人公の羽野千夏は大学院生。専攻は民族学の「口頭伝承」、ということで、 認知症の老人たちが失ったと思われる記憶の中から、何かを探すべく認知症グループホーム「風の里」を訪れる。 しかし、そこの老人たちは他のホームを追い出されたほどの曲者ぞろいだった。 まず、主人公の千夏は28歳の学院生とのことだが、雰囲気は完全におばさん。20代の女性の感じはゼロですね。作者の昆虫法医学者シリーズの赤堀先生に思考回路も行動パターンもまあよく似ている。(赤堀ファンとしては、ちょっと苦笑い) グループホームの老人たちは、もうかなり末期ではないか、と思われる読者もいるだろうが、認知症の状態としてはそれほど悪い段階ではない。私には、認知症の親族がいるのだが、本作ではそのあたりの描写はかなり真に迫っていて、ちょっと涙ぐほどリアルで身につまされた。完全にボケている、と思った次の瞬間すっと正気に戻るのこともしょっちゅうだ。 しかし、ストーリー展開としては、なんだか、彼女の研究内容がイマイチわからないうちに、突然とってもサスペンスフルなクラマックスを迎えてしまう。ちょっとその辺が物足りないが、登場人物は皆生き生きしていて元気で、とっても魅力的だ。老人たちの会話もすごく楽しかった。 最近は流行なのか、やたらに後味の悪い本が多いけど、作者の作品からはいつも読み終えた後にぐっと元気がもらえて、とっても貴重です。 | ||||
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主人公も、グループホームの老人たちもとてもいいキャラです。会話しているだけで面白いです。 それぞれの成長物語でもあるし、ホラーでもあるのかな? 終盤は少し怖かったです。 この作者さんの作品は全部読んでいますが、まだ外れはないですね。 ただ、富山弁の登場人物がいたのですが、全然富山弁ではなかったのが気になりました。もうちょっと調べればいいのにな・・・とせっかくの物語の世界からちょくちょく引き戻されるのが残念でした。 | ||||
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あらすじはAmazonさんが書いてるので割愛する。 主人公の千夏が学生というので、もうちょっと年上の主人公が好みな私としてはちょっと躊躇したのだけど、学生といっても28歳。 つまり院生。 字が汚くて、食べ方も汚い、品のかけらもない。 しかもデブ。 研究者としてずば抜けた頭脳を持ってるかというと、そうでもない。 ただ、人から聞いた話を脳内で映像化して保存し、それをいつでも取り出して詳細に絵にかきだせる能力を持っている。 相棒の大地は17歳の高校生。背が高くてガリガリに痩せている。 母親が完全な毒親で、父親もこれまた無責任な負け犬男。 大地自身は頭の回転はいいけれど、毒親のせいで完全に委縮して卑屈になってるから、能力が全く発揮できてないという感じ。 名門高校を不登校の末、中退。 精神的に追い詰められて家族を殺害しようと考えたその瞬間、千夏との出会いで思いとどまることになる。 この2人が「おろんくち」をきっかけに出会い、老人ホームの強烈な老人達も巻き込み、話は思わぬ展開に・・・・・ということになる・・・・・ 実は最初の第1章を半分も読まないうちに、どう話がつながるのか、何が起きてどう終わるのかは完全に読めた。 伏線がバレバレすぎて(笑) それでもこの本は面白い。 老人ホームの老人だけでなく、全ての登場人物が生き生きしている。松山先生さえもw 最後の最後まで一気に読めた。 文句なしに面白かった。 ところで作者はつくづく「女らしくなくてガサツなヒロイン、女を捨てた系のヒロイン」が好きだよねぇ・・・・ 今度は字が汚くて、食べ方が汚い上、しかもデブなのか、と最初、噴き出しそうになった だが、そこがいい。 美人で若くてスタイル抜群で、それでいて現実離れした頭脳や特殊能力を持ってて、なんて小説は世間に腐るほどある。 もうおなか一杯。 次回作が待ち遠しい | ||||
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