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Gマン 宿命の銃弾
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Gマン 宿命の銃弾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ハンターのアクション・ノベルを読むのは20年ぶりだろうか。 タイトルは忘れたが、「水責めの拷問」が読ませどころのものあたりで。 ハンターから離れた。 今回ボブが71歳とあるが、偶然、私も同じ歳になり、 翻訳仕事から引退して、本作を手にとってみた。 下巻82頁(36節)に、捜査官サムが(ボブの祖父)チャールズの 心の底にある「秘密の場所」について言及する。「きみは潜在意識のどこかで」「神に殺されることを望んでいる」。それは「死の願望」であると。 それを受ける形で、268頁(55節)で、チャールズは「男と寝る夢を見る」とサムに打ち明ける。 死の願望、そこからホモセクシュアルへと繋げるのは、いうまでもなく、フロイト思想に由来する。ハンター作品のなかで、こういう場面に出会うような予感がないでもなかった。 私はこの小説の大詰めになって、とってつけたような転結だろうとは思わない。 アクション・ヒーローに、こんな告白をさせる小説、それに鼻白むひともいるだろう、 巻末解説者の古山裕樹氏もこの点には触れていない。 私はむしろ、最後の最後になって、ホモセクシュアルな欲望に苦悶する主人公を 描くハンターに感銘を受ける。むしろ読後の印象に蔭をあたえる。 男が男に惹かれる雄々しさというべきなのか。 私たちはそういう翳りも奥行きもある生き方を失っただけではないのか。 小説の結語も味わい深い。 「紙の燃えがらが浮きあがって、渦巻く炎のなかに舞い、風に吹かれて飛んでいく」 | ||||
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ボブ・リー・スワガーの祖父、チャールズ・F・スワガーの物語。 上下巻を通し、実在の銀行強盗ジョン・デリンジャーやベビーフェイス・ネルソンとFBI の前身、司法省捜査局に雇われたチャールズの熾烈な追跡劇が描かれる1934年の章と、 祖父の謎を追うボブの現在の章とが交互に描かれ、どちらも息詰まるマンハントが描かれます。 息詰まる熾烈なマンハントは上巻から下巻へと右肩上がりにスリルの度合を強め、終盤の追跡劇で クライマックスに達し、さらにそこで祖父チャールズの〝謎〟についてまさに驚愕の事実が 明らかにされます。 ここ数年のスワガー・サーガでも一二を争う傑作です。次回作が楽しみです。 | ||||
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BARは30-06スプリングフィールド弾を撃つ機関銃、威力が強力。30-06は小生も狩猟に使う弾。狸からヒグマまでオールマイティ、万能弾。その弾を連続して発射する銃は魅力的。BARに魅せられて書いた小説。 | ||||
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1911ピストルとBAR機関銃の素晴らしさと禁酒法時代の話。40数年前にこの2挺は撃ったことがあるが、小生には少し大きすぎた。でも、ガンナッツにはとても面白い本 | ||||
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この作品の前の切り裂きジャックの本で、スワガーシリーズは終わったかと思われましたが、また刊行されて嬉しい限りです。 ボブのオヤジさんの3部作も面白かったですが、今回はWW1とWW2の合間の禁酒法の終わった直後。 すでにアル・カポネは投獄され、マフィアの暗躍とギャングの台頭してきた時代で、ボブの祖父のチャールズが活躍。 昔のJFK暗殺、有名な女スナイパーなど、歴史とオーバーラップさせるストーリー、今回のが一番面白い。 銃の描写も、コルトガバメント(M1911)のグリップセーフティーをテープ?で巻いて、早撃ちに備える描写はしびれました。 他のフェデラルは38スペシャルのリボルバー、ベビーフェイスはピストルマシンガンに改造したM1911に、ドラムマガジンのトンプソンと見どころいっぱい。 今、一巻目読み終わりました。 2巻目が楽しみです。 | ||||
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Gマンたる祖父の足跡を追うボブ、1934年の祖父に何が起こっていたのか。 | ||||
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下巻ではいよいよチャールズ(およびFBI)とギャングの一味との戦いが激化してきます。 大物犯罪者が次々退場する中、ある意味も1人の主人公敵役ベイビーフェイス・ネルソンとの最後の戦いが迫ります。 しかし、単にそこで終わらないのがスワガーシリーズ。現在を生きるボブ・リー・スワガーにも何者かの魔手が迫ります。 個人的にはそこから俄然話が面白くなった気がしました。 最後は少し好みから外れましたが、スナイパーの誇りから2年、スワガーシリーズを待った甲斐がありました。 ファンの方は飽きずに読めることは請け合いです。 ハヤカワ文庫は今年(2017年)に入って5月まで、全くアクション小説を文庫化していないので、扶桑社さんには是非頑張って欲しい。 M・A・ロースンの作品や、その他のアクション小説を是非刊行して頂きたいものです。 | ||||
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1934年。パブリックエネミー、ジョン・デリンジャーが跋扈していた時代。 ボブ・リー・スワガーの祖父チャールズが、歴史に名を刻んだ犯罪者を向こうに回してその逮捕に挑む。 一方、現在のボブは、その祖父の秘密を解明するために、ニックなどと調査を進めていくのだが・・・という話。 個人的には現代劇の方が好き(「第三の銃弾」や「スナイパーの誇り」等)なので、ちょっと緩慢に感じる部分はあるものの、銃器に対する精緻な描写やガンファイトの迫力は、ハンターの面目躍如といったところです。 現在のボブにも不穏な影が迫るとあって、後半に向けて期待が高まります。 非常に驚きなのは、アメリカでは2017年5月に刊行予定の本書が、なぜか日本で2か月も前の3月に刊行されたこと。 そんな魔法みたいことがあるのでしょうか。次回作も早く翻訳されて欲しいです。 | ||||
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銃器に興味のある読者も多い作者の作品群ですが、最近の作品の中には、銃器の描写に「ん??」と思うことがありました。 しかし、今回の作品では、とても良いではないですか!! M1911系の当時の精度向上の技巧の描写の部分など、非常に良いです。上巻だけでなく、下巻でも、銃器に関する描写は秀逸で、うれしくなります。さらには、機関拳銃化したM1911の改造銃の話なども良いですし、謎のシリンダー状の部品、これが、全くマイナーな銃の部品(銃口制退器)であるのですが、まあ、気が付きませんよね、絶対に。 うれしくなって、ついついじっくりネチネチ読んでいたので、読み進む速度がゆっくりになってしまい、上下巻を読破するのに、一週間以上掛かってしまいましたが、この作者のファンであれば、おそらく同じように楽しみながらじっくり読んでいる方が多いのではないかと思います。 道具としての銃ですが、そこに、現代の銃器には無い「趣」を理解出来る方であれば、私と同じ気持ちを持たれることと思います。 下巻のほうのレビューには、意地悪な指摘もしておきましたが、次回作も楽しみにしています。 (追記 4/11) ところがドッコイ、ネチネチ読み返していたら早速見つけちゃいました。上巻105頁前半、着弾が左へ逸れるので照星を右に曲げたと書いてある訳ですが、もしも、それやったらいよいよ着弾は左へ逸れるのデシタ。もしも、「**を右へ曲げる」のであれば「照星」ではなくて「照門」を右へ”move”するのが、M1911やM1911A1では一番容易な調整方法です。 もしも日本語訳の間違いで無ければ、さすがに銃器大国U.S.A.で書かれている小説なので、見過ごす訳にはいかない描写です。 ファンの為に、わざと「ウォーリーを探せ」的な間違い探しを仕込んでアルのかしらん?? それにしても、「ハードボール」とか、角を丸めるとか、良い響きです。 挙げ句の果て、革のストラップをグリップセフティに巻き付けて....などなど、 今風に言えば「良い子は決してマネをしないでください。」的な、ワクワクする描写がてんこ盛りなので、やはり、今回の作品も買いですよ!! | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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