■スポンサードリンク
不発弾
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
不発弾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相場英雄さんの本です。 これ、wowwowのテレビドラマになっていたなぁ、と思いながら読みました。 金融ネタで、さまざまな仕組み債やらなんやらを提案して、企業の損失を誤魔化す古賀と、それを追いつめる警察の小堀、という二人の対比と、時系列で変化をつけている小説です。 面白いですね。さすがにテレビドラマになるだけあります。 テレビドラマでは、時系列などはよりわかりやすくなっていますが、小説の方が、演出としては良いと思います。 それにしても、金融って、闇が深いなぁ、そして、利益を求める企業の強欲さが、よく活写されている本だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東芝の不正経理事件を題材にこの会社にかかわった男の手口を扱った作品。 内容そのものは創作であろう。ただ事件の大きさにしては内容的に物足りなかった。 一般文学通算2478作品目の感想。2021/01/19 15:15 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何か読みたくてアマゾンから来る本の紹介でたまたま買いました。この作家の読むのも初めてです。少々内容が難しです。まだ途中なんですが頑張って読みます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
金が金を生むマネーゲーム、それがバブルの時代だった。 しかし現代のテレビゲームとは訳が違う、リセットのできない真剣勝負だ。 企業が内部留保を投資に回し、ついには借金してまでその金をつぎ込んだ のが、つまずきの元だった。 しかし、捨てる神あれば拾う神あり。 投資コンサルタントの古賀は、差し当たり損失を隠す手立てを考えた。 今だから言えることだが、先々もっと大きな負債となって返ってくる リスクがあると知りながら引き返す道を選べなかったのは、何故か? 拓銀もオリンパスも東芝も、小説とはいいながら、あまりに生々しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
古賀が成り上がるまでの前半の疾走感とノスタルジックさ、それを追っていく刑事のスリル感はよかった。 しかし後半で失速。原因は人物描写の稚拙さ。 三田電機の東田などはトップだというのに古賀の手下にしか感じられないし、政治家の狡猾さも全く描けていない。 従ってそういうしょぼい人に祭り上げられる古賀もまた小物という風にしか感じられず、 最後の首相の描写に至っては突拍子もないとしかいえない。 日本を代表する企業のトップ、次期首相の若き政治家、MIT卒の金融マン、一筋縄ではいかない海千山千のこれらの人が 古賀のご都合主義によって描かれてるので島耕作的な安直さがあり、物語に厚みが生まれなかった。 古賀の内縁の妻も同様。ご都合主義で動かされるので人物にリアリティがなく感情移入できない。 テーマはずば抜けてエキサイティングだが、ストーリーも安直。このテーマに殺人事件は必須だが殺人理由もわかりやすすぎるし小粒すぎる。 現実のこの手の経済事件には誰も語らない不自然な死がつきものだが、 読んだ後で背筋がひんやりとするようなもっと大きいうねりを想像させる殺人があればよかったと思う。 作者が書きたいのは何だったのか最後まで分からなかった。小説というよりはノンフィクションに近いと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作のテーマは「不適切会計」ですが、同じ図式が、ひと頃、怒涛の勢いで推し進められた確定拠出年金(401K)にもあったのではないでしょうか? 冷静に考え直してみても、その仕組み自体は企業も国も働く人達を守るためではなく、放り出すための道具だったわけで、その裏には、本作に登場するような我利我利亡者がひしめいていたのでしょう。もしかすると、浮いたカネは事業や財テクの赤字補填に使われていたのかもしれませんね。宮沢賢治の「はたらけど はたらけど猶わが生活(くらし)樂にならざり ぢつと手を見る」は今でも健在 (?) というわけです。(追記) P155に出てくる「洞窟」という名のスペイン語、cuevaは女性名詞なので、正しくは la cueva じゃないですかね?el は男性名詞に使われる定冠詞ですしね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不適切な会計処理を行った企業を掃除し無理に延命させる「飛ばし屋」と呼ばれる一人の金融コンサルタントと、現場主義の警視庁捜査二課の異質なキャリアとの対決の図式かと思いましたが、少し違いました。巨大電機企業の粉飾を捜査する刑事たちと、金融コンサルタントの古賀が高卒後中堅証券会社に就職し、その世界では知らない者がいない程名をはせる人物になるまでの2つの視点で語られます。 どこまでがノンフィクションなのかは分かりませんが、バブル時代の企業の財テクやその後の後始末に取り入り収益を稼ぐ証券会社や、一介の証券マンでしかなかった古賀が、ある決意を胸にのし上がっていく姿は読み応えがあります。その歴史がメインとなりますので、粉飾を暴く警察小説や経済ミステリーを期待している読者には合わないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
終盤まで一気にとてもおもしろく読むことができました。いよいよ、警察と古賀の直接対決か、というところであっけない終わりを迎えます。ここがミソなようですが、今まさに世の中で起きていることをそのまま再現したようなエンディングにもうちょっと小説らしい試みが欲しかったです。刑事物の小説というより、ドキュメンタリー的にバブルが生まれるころから現代に至るまでの世の中の裏側を垣間見れると考えれば、経済に疎い人間にとって勉強になる内容でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても楽しめました。しかし表紙が厚いので持ち運びが不便でしたソフト表紙なら家でしか読めませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もっとリアルな展開を期待していたのですが、さしずめ「相棒スペシャル劇場版」といったところでしょうか。そういう風に読めば面白いと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!