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キネマ探偵カレイドミステリー
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キネマ探偵カレイドミステリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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本書を知ったきっかけは、有名な『ビブリア古書堂の事件手帖』の文庫の巻末広告を見たことがきっかけだった。 映画は人並みに好きで見ているし、何より、経済的にものすごく余裕がある訳でもないので、本シリーズが、3巻で完結するというのは、大きなインセンティブになった。 扱われる映画も、僕のカバー範囲に入っていたし、ここまで映画の蘊蓄を折り重ねながら、ミステリーを成立させる手腕がさすが。 映画にまつわる蘊蓄やミステリーが読みたい方には、一読をおすすめします。 | ||||
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面白かったです。 | ||||
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読み始めてすぐに何かに似てると思った。ビブリア古書堂の事件手帖だ。 あちらは実際に刊行されている書籍が出てくるのだが、こちらは実際の映画になぞらえた事件が出てくる。 病室から事件を解く店主と、家から事件を解く探偵。似すぎている。 個人的にはビブリア古書堂の事件手帖の方が断然面白い。こちらは下位版という印象です。2巻、3巻とあるようですが、これはもういいかな。 | ||||
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映画を好んで観ていたとしても、ここまで多種多様な映画は観たことがなく、知識もつきました。 ミステリとしては短編なので小さめな謎が多いですが、全体としては非常に読みやすく、人物の関係性が面白いので、星5にしました。 ライトノベルとしてはいいと思います。 別の作品も読んでみたいです。 | ||||
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主人公ナオザキに一切好感がもてなくて読み進めるほどにストレスが溜まってしまい序盤でリタイアしました。表紙やあらすじ、レビューを見て届くのを楽しみにしてましたがここ10年で1番買わなきゃ良かったと思いました。 | ||||
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主人公であるカレイドのプライドが高いのに素直な情熱を持った性格が大好きです。 二人主人公のわちゃついた感じが好きな人にオススメです。事件の話もかなり飲み込まれました。 | ||||
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作者の本当に書きたいことは映画をみない相棒が次第に打ち解けていくバディ物なんだろうなと思う。だからミステリ要素が言い訳のように見える。ラノベのミステリクオリティってこんなレベルだっけ?ミステリと銘打つならそっちの工夫も欲しい。 | ||||
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映画オタクで引きこもりでお金持ちな嗄井戸に進級ピンチなぼんくら男子奈緒崎はひょんなことから関わり合いを持つことに。ライトノベルのレーベルと侮るなかれ、凸凹大学生コンビが主人公の映画ネタ連作ミステリー小説であります。 「面白そう」という理由で彼らが首を突っ込んでいく事件は学園生活の珍騒動から連続猟奇殺人まで幅広く、謎解きそのものはそれほど凝ったものではございませんが、物語の中に巧みに映画ネタにからめているのが好印象。いずれのエピソードにも映画愛がたっぷり詰まっています。収録作中のベストは洒脱な真相が心地いい第二話『断崖絶壁の劇場演説』。 いかにもお惚けでありがちな変人キャラかと見えた嗄井戸でしたが、背負っていた過去はとっても重い。それだけに奈緒崎や束ちゃんとの関係にはじいんとくるものがあるのですが、ただ、この内容でしたら過剰な天才設定はいらなかったような? 著者は本書で受賞デビュー。凄惨な事件を経ての二人の終幕はとても洒落ていて心憎く、ここ最近の新人賞系ミステリ読書では一番のアタリでした。当初の奈緒崎の留年問題が途中であっさり投げ出されてしまったのは御愛嬌ということで。 不満を述べると表紙のイラスト。本編中で描写されるキャラクターたちとはイメージがまるで違うような。 | ||||
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一応成り立ってるのだけど、「シネマミステリ」として成り立ってるのは1編だけ。 他は映画あまり関係なし。 嗄井戸の親もかなりおかしい、警察関わってないのもおかしいし。 親が正業に就いてないならわからんでもないけど。 帯の推薦文の煽りがすごい作品は駄作って言われるから、 やめとけばよかったのに・・・ | ||||
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言い回しがくどい上に不自然。自分の文章に酔っている感じがする。作者の姿が見え、作品の世界に入り込めない。 場面展開の鮮やかさは目を惹くが、そこに辿り着くまでが退屈。 デビュー作とのことで、今後の成長に期待。 | ||||
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映画で事件を解決するという映画ミステリーです。特に二人の主人公がよくかけています。いわゆる人物が描けているというやつです。 ライトミステリーと見せかけておいて、少し違う出来です。 デビュー作なので、まだ他の作品が読めないのが残念です。8月末には続編が出るのが楽しみです。また、著者の自己紹介で小説を書くのが死ぬほど好きだとありますので、多くの作品をこれから読めそうなので、しかも若い、楽しみです。 初版 338ページ 方位の表示で、東南、と出ていますが通常は、南東、です。 | ||||
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映画好きにオススメということで購入。文章に癖があり、好みの問題かと思いますが全体的にくどく感じました。強調したいのか同じことを言い回しを変えて何度も言うような、そんな文章です。 ミステリーというには薄く、映画好きの方が見たら物足りないのではないでしょうか。 映画を題材にというアイデアはとても好きなのですが、最近のライトノベルにありがちなキャラクターと回りくどい文章、その割りにあまり捻りのないオチと期待はずれでした。 | ||||
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映画が好きな人には絶対におすすめできません。 映画の資料をざっと読んでやっつけ仕事でひっぱってきたかのような映画知識の拾い方、描写、使い方も気になりましたが、あまりにも名画たちの本筋や力に頼りすぎて、二次創作を読んでいる感覚でした。 実在映画をミステリの軸にするということは、その映画の内容や作られた背景と、この小説世界とのバランスに気遣わねばならないと思いますが、如何せんそのバランスがうまくとれていません。 途中、好きな映画を汚されているような気持ちにすらなりました。シネフィルは並べて話がくどいので、人物のやりとりにはある意味リアリティがありますが、冗長に感じる描写も多いです。 また、劇的な展開は得意だけれど伏線を張る段階ではどうしても平坦になってつまらなく感じられ、癖の強い文体を良さとして受け止められるほどには物語に入り込めませんでした。 ライトノベルというジャンルを読むことがほとんどなく、映画好きという一点の理由で購入したため、残念です。こういうものなのでしょうか……。 | ||||
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あらすじが面白そうだったため購入しました 話もそうですが、特に人物描写が生き生きとしていて良かったと思います 主役の二人にはかなり愛着が湧きました 登場した映画は知らないものもあったため是非見てみたいです 文体はかなり独特で好き嫌いは分かれそうですが個人的にはとても好きなので今後もこの感じでいてほしいです デビュー作とのことなので今後に期待大 | ||||
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2人が2人とも感情的なので、そりゃもうぶつかりまくるのが清々しい。そして喧嘩が長引かない。いいコンビです。 探偵と助手、相棒ものとして期待を裏切らない程度の王道さに始終わくわくと、楽しいまま最後まで読みました。 寂しくなるような事件や凄惨な事件もありますが、過剰に描写されることもなく、4話ありますがどの話も読後は気持ちがいいです。 もっと2人の活躍が見てみたい。 | ||||
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「ビブリア古書堂の事件手帖」の作者さんが推薦していらっしゃったので一緒に購入しました。 軽い気持ちで読み始めたんですが、よかったです。 結構文体や台詞回しに独特の癖があり、最初は慣れなかったのですが、半分も読めば引き込まれていきました。 懐かしの映画と共に綴られる物語はミステリーとしてもとても面白かったのですが、 クライマックスで奈緒崎くんが犯人との時間を稼ぐシーンで、映画なんか興味なかった奈緒崎くんが嗄井戸くんと一緒に観てきた映画の話をするところや、 映画をなぞって起きた残酷な事件に「理解出来ない」と言う嗄井戸くんに対し安心したように奈緒崎くんが「お前はそうだよな」と言うところなど二人の辿って来た今までが最後の事件に繋がる細かい描写がすごくよくて涙が出ました。 ラストも綺麗でした。 この一冊で全ての謎が明らかになってしまったので、シリーズ自体はこれで終わりなのかなと思いますが、番外編なども読んでみたいです。 | ||||
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楽しみにしていた今日。 最初は、作中の映画もみてみたい等と思いながら読んでいたのですが、 第4話ではただこの作品の続編を読みたい気持ちだけが高まりました。 日常の描写というか切り取り方、表現の仕方が絶妙(たんに私好みだけなのかもしれませんが)。 手にしてから一気に読んでしまいました。 超オススメです。 | ||||
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「映画」 それはある者にとっては、唯の「映像」であり、別の誰かに訊くなら、暇潰しの「娯楽」であり、偉大なるヒッチコックに言わせれば、鮮やかな「人生」であった 「キネトスコープ・エジソン」から始まったその「文化」「芸術」は、ある一定数の人間に影響を与えた それは「表現者」と呼ばれた彼等の働きによって、今日にまで息衝いていると言えるだろう… かく言う私も、物語中毒者であるが故、映画館には月に何回も足を運ぶ映画オタクだ 只々「観る」と言う行為に浸って、内容を吟味し、観てくれた人の何割かに何らかの感銘を与えてくれる 映画とは、人生を生きる上での指針として心の中で生き続けている人もいる程、強い力を持った媒体と言えるのだ さて、そんな映画好きの私に因んで、今日は第23回電撃小説大賞で是非とも買いたいと思わせた1冊を紹介しようと思う(本作以外に後、2,3冊程ある) それこそが、今回、目出度くメディアワークス文庫賞を受賞した本作『キネマ探偵カレイドミステリー』である この小説を紹介するならば… 映画好きは必読 映画は観た事無いけど、興味がある方は必読 映画は嫌いだけど、小説が好きな方は必読 映画も小説も嫌いな方でも必読 一言で申すなら、万人に等しく当てはまる良作と言えるだろう… 大学へと同級生を連れて来いと言う教授の謎のミッションから始まったこのストーリー しかし、次第にそんな「現実」を忘れて「映画」の世界へとのめり込めさせてしまう惹きつけ方は、正に圧巻の一言 嗄井戸の言葉に「うんうん」と頷き、奈緒崎の反論に「いや、それは分かってねえなあ…」と私は人知れず、思ってしまっていた そして、そんな遣り取りの行われる最中に、思い出したように訪れるのが、本作におけるもう1つの重要な要素「ミステリー」である 安楽椅子探偵である嗄井戸ホームズの推理を、取り次いで語る奈緒崎ワトソン 「パラダイス座」の事件から始まって、第2章、第3章と有名な映画及び、それにまつわる物語が続いていく…(映画好きであれば、絶対に知っている作品ばかりである) 正直、ここまでにおいて、私は嗄井戸の方に好感を感じていた為か、他人の気も知らないで突っ走る奈緒崎達に対しては、あまり良い印象を持っていなかった そんな少し鬱屈した思いを抱えながら最後に迎えた第4章 私はここで、「映画」と並行して動いていた「現実」が、その2つが見事に整合、昇華していくのを目の当たりにする事と相成った この「想像を超えるクライマックス」は是非とも自分で買って読む事で、その目で確かめて欲しい… 恐らく、私と同感覚を持った人間であるならば、後悔する事は無いだろう…… それにしても、本当に斜線堂有紀氏は映画が好きなんだな…と言うのが、読んでいる内に余す所無く伝わってくる まず、第1章で『ニュー・シネマ・パラダイス』を軸に「物語」を展開させるとは、実に素晴らしい!! この作者さん、分かってるなあ…と1章を読み終えた時点で、私は思ってしまった… 映画好きの教科書として名高い『ニュー・シネマ・パラダイス』 この1章を読んだ事で、私はそんな高評価を受けた本作を、またもう1度観たいと思ってしまった その時点で、本作に対する内容の感服は既に確定していたのかもしれない… しかし、このような「映画」や「小説」「音楽」「その他諸々」を軸として作られた物語を読むにおいて、私は常々、注目して見る所がある それは、題材とした物の偉大さに、小説の内容が呑まれてしまうと言う現象が起こらないかという事についてだ 例えば、本作のような「映画」や『ビブリア古書堂の事件手帖』のような「古書」を取り扱うという事 これは言ってしまえば、諸刃の剣だ 偉大なる過去の遺産に釣り合わない内容を著述してしまったら、それは偏に「陳腐」となってしまう… この作品で言うならば、主軸となる「ミステリー」部分を指していると言えようか… 事実、只の映画紹介や本紹介等の紹介文に留まっている、キャラの語る感想文に終始してしまっている作品も残念ながら、存在しているこの昨今 そういった類の所産は個人的に申すなら、先人達の素晴らしき「芸術」に対して、あまりにも申し訳が立たない作品だ… 本作においても、それは同じ 私はある種、その起因が起こってしまわないか、戦々恐々としながらページを捲ったのは紛れも無い事実である しかし、読んだ今なら断言出来よう、そんな懸念は杞憂であった 本作は「映画」の中にある架空世界の「物語」を軸に、「小説」の中で起こった現実世界の「物語」を見事に発展させた、素晴らしい小説だ もう1度、ここで改めて、宣言しておくとしよう 本作は、万人に等しく当てはまる良作だ 本作は、映画好きなら、確実にお勧め出来る傑作だ そして、例え読む前は「映画」に興味が無くとも、読破後に作中で出てきた「映画」の名前を知った時… この作品は、そんな貴方にとって、映画館、もしくはレンタル店に一目散で直行する日々の始まりをもたらすと言えるだろう… kaleido(美しい形)で構築された、嗄井戸探偵のカレイドミステリー 本作を読み終えた人の、次の台詞は恐らく、これで決まりである 「終幕だ。傑作だったな」 | ||||
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とっても良かったです。 映画の薀蓄とともに小気味良いテンポで進む短編4本。 嗄井戸と奈緒崎のふたりが少しずつ、そして確実に友達になっていくのが愛しい。 でも友達ってどういうことだろう? 意地を張ってすぐ子供っぽい口喧嘩をするふたりがキュートです。 第四話の事件は文句なしに盛り上がり、ものすごく引き込まれました。そしてギュッとなるエンディング! このふたりをもっと読みたいです! 公式サイトの試し読みで1話丸ごと読めます。 | ||||
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