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(短編集)

鴨川食堂いつもの



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【この小説が収録されている参考書籍】
鴨川食堂いつもの (小学館文庫)

鴨川食堂いつものの評価: 3.80/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

心貧しき者たちの感動(?)物語

心の貧しさ圧倒的No.1、こいし。食堂の店員なのに、なぜ入ってきたお客に迷惑そうな顔をするのか。オーストラリアとオーストリア、お客様の住んでいる国を2度も間違えて平然としている。お客様の思い出の地、佐賀県唐津市も知らないと平然と切り捨てる。これで30代の設定とは、作者の常識を疑う。肩書だけの探偵(役割がさっぱり分からない)を気取る前に、自ら学ぶべきことが山ほどあるだろう。

貧しき者その2、食を探すお客。「一流以外は認めない」「テーブルにポーチを放り投げる」「ライバルのあいつが憎い」「可哀想なのは私で悪いのは母親」。なぜこんな人物ばかり出てくるのか?20年前に盗んだコロッケの「弁償」をしたいというセリフには心底呆れる。過ちを償うとは、そういうことだろうか。余りに貧しい。

そして最後に、物語の良心を背負わされている料理人、流。お客様のちょっとした言葉に語気を強めて反論し、馬脚を露わす。あの場面はそんな怒るようなところだろうか?やんわりと否定すれば済むだろうに、さっぱり理解ができない。

とにかく貧しい心持ちの人間ばかりだが、物語の肝であり、「大変でないことがない」食探しは、言葉と裏腹に毎度都合よくことが運び、思い出の食は完璧に再現される。そして、ありふれた謎解き一つで、あれほど意固地で貧相なお客の心はころっとひっくり返ってしまう。
心に残る食、それに関わる人の想いは、人生を変えるほどの力を持つ…とか言いたいのだろうけど、こんな薄っぺらい人間描写とご都合主義の物語で、心が1ミリでも動くものだろうか…

京都という舞台はそれだけで魅力的で、荒削りでもいずれ定番化して安定感が生まれるかと楽しみにしてきましたが、京都の料理描写以外はいつまでたっても雑なまま。これで良い物語が生まれようはずもない。残念。
鴨川食堂いつもの (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:鴨川食堂いつもの (小学館文庫)より
4094062467
No.1:
(1pt)

どこも中途半端なかんじ

相変わらず主人公こいしが役に立つキャラクターに見えず、年齢の割に発言も所作も子どもっぽく、探偵にはみえません。また依頼人の話も興味を引かれないものが多く、依頼品が発見される過程にはご都合主義が多く、やはり残念な一冊。
鴨川食堂いつもの (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:鴨川食堂いつもの (小学館文庫)より
4094062467

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