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書店ガール3 託された一冊
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書店ガール3 託された一冊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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書店で売ってないのでamazonで買えてよかった | ||||
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すでに二作目で安定した面白さを獲得しているシリーズの第三弾は、主として東日本大震災から三年、という時期に焦点を当てた内容となっている。つまりこの第三巻は、かの天災をいかに処理するかという問題に関わるのだ。だが当然、書店を舞台とした小説であるから、震災も本を中心として描かれる。その抑制がよく効いているので決して悲劇を強調するような内容とはならないし、もちろんここで仕掛けられた「書店イベント」も実に気が利いている。イベントのもとにリストアップされた書名も一部疑問を覚えるものもないではないが、全体としてはまたしても興味深い本の目白押し、という印象ではある。 | ||||
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東日本担当のエリア長に昇進し、仙台の老舗書店の梃入れに携わる理子。 出産し、ワーキングマザーとなったと思ったら文芸から今までなじみのなかった経済書の担当を任された亜紀。 かつては経営方針をめぐって丁々発止の激論を交わした犬猿の仲だった二人が環境や人間関係の変化でより一層たくましく成長する過程が心地よかった。 本書では東日本大震災をテーマにしており、私も当時北関東の某県で被災体験をした一人だったので感銘を受けた。 様々な店員、様々なお客が行き交う書店でのこの御仕事小説、本気でのめり込んで行く思いだ。 | ||||
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書店ガール3作目です(^-^*)/ 2作目も続編としては悪くない面白さでしたが、3作目は更にベストな仕上がりとなっており、シリーズにますます期待が高まる次第です! 今作品は東北大震災後の生き方や考え方がメインとなっており、ラストの大震災本フェアで紹介された本のラインアップは未読ですが素晴らしそうに感じました! (逆に2作目の『50年後にも残したい本』フェアのラインアップは個人的には?でした) 2大ヒロインの人間関係や仕事の在り方も見事で、様々考えさせられたり感動しました。 また今作品には、次代の書店員が現れて次作からは次代の書店ガールたちがメインのようなので、今作品は第一部の締めに当たるのかな?と感じ、 その雰囲気も素晴らしく感じました! 読書好きには欠かせない名シリーズだと思いますし、次作も楽しみです(^^) | ||||
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泣ける。東日本大震災と吉祥寺の書店との結びつけ方が見事。綿密な取材に基づいたプロットであると想像できる。 このシリーズは、書店への愛だけはなく、本の力を信じて疑い姿勢が素晴らしい。 現実社会では小さな書店が次から次へと姿を消していく。大型書店やネット書店が便利なことは残念がら事実。 駄菓子屋や個人商店が無くなってコンビニに姿を変えるのは便利なのだが、効率を追求した結果画一的なサービスになり個性が失われたのもまた事実。 これが本当に消費社会が進化した姿のだろうか。 さらに、書店どころか本の個性まで失われ様としているのならば、それはなんとしても避けなければならない…。というようなことも考えさせてくれる良書。 | ||||
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書店ガールシリーズ3作目。 今作では東日本大震災の内容もストーリーに入っている。 そろそろネタ切れの感じも出てくるかと思いきや、まったくその気配を感じさせない。 今作も面白い仕上がりになっている。 理子は東日本エリアマネージャーとなり、福島の現状を目撃する。 亜紀は慣れない部署への配属と子育てなどに翻弄されていく。 この小説の良いところは、物語が進んでいくごとに主人公たちも成長していくところではないだろうか。 一般的にこういった作品は一話完結ものが多く、大体の作品はネタ切れになりがちである。 しかし、主人公が変化していけばいくらでも作品の幅を広げていくことが出来るのである。 キャラクターが変わっていくことで一種の寂しさは感じるのだが、成長を一緒に見守っている感覚もあって、なかなか引き込まれる。 昔はあんなに対立していたふたりがあんなに仲良くなって…と思わず思ってしまう。 今作では、この物語の今後に関わる重要な展開があるので、この作品をまだ読んでいないという方は、ぜひ1巻から読んでもらいたい。 間違っても4巻から読むといった暴挙はしないように…。 今作も十分に楽しませてもらえる内容であった。もう一度リメイクして映画化したら面白いかもしれない。ドラマ化希望作品でもある。 | ||||
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発送も商品も問題ありませんでした。。。。。。。。。。。。。。 | ||||
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東日本大震災から・・まだたったの三年半位しか経っていないのですね。いつの間にか大昔の事の様に思っていました。あえてプチ被災の東京を書いた着眼点が秀逸です。余震で眠れず、徒歩で通勤し、TVで原発報道を不安に見ていた日々を思い出しました。確かに他人事ではありませんでした。それだけでも良い本です。さて、震災を描くとどうしても重苦しくなりがちですが、本書は実に実に明るい。シリーズとしても違和感なく読めます。被災者の方々だけでなく、挫折から未来に向かって歩き出そうとする者達への応援書です。読後感は最高です。解説にもありますが、特に最後の1頁には・・胸が詰まりました。また、冒頭で違和感が拭えなかった「またのお越しを心よりお待ちしています」の挨拶マニュアルがラストに活かされているのも見事です。今だからこそ読むべき本です。 (追記)高田郁さんの作品にも海文堂書店閉店を惜しむ描写がありました。関東在住者の自分にはわかりませんが、それほどお客様からも作家先生からも愛された、素晴らしい書店だったのでしょう。海文堂書店をモデルにした小説を読みたく思いました! | ||||
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1巻で超もめてた理子と亜紀が3巻では最高の仲間になっていて感慨深い。登場人物それぞれがそれぞれの立場で本屋をよくしようと頑張っていて、どう働くべきなのか問いかけられているように感じた。 | ||||
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相変わらず本屋への愛情を感じる碧野さんの本作。 震災に纏わる本屋さんがメインですが、久しぶりに本屋の努力を思い出しました。 最近本屋に行ってなかったし、行っても棚割りを深く見ていなかった。また、本屋にゆっくり行こう | ||||
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説明書以上に良い状態の商品で気持ちよく読書が出来そう 大変喜んでいる | ||||
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地味な作品で私はなかなか気付かずいまごろになってから手にしました が、巻を重ねるたびに良い作品になっているのでがんばって続けていってほしいです。 この巻は震災からの復興など、他の本でも扱っているような題材(であまり面白くない作品多し)と アルバイト書店員を経験せず、いきなり正社員からはじめた亜紀、妻となり母となり書店員として 多忙な毎日と母としての自分で苦悩する話がおり交った巻になります。 結婚から縁を見放されたかのような理子と妻となり一児の母となった亜紀が書店「ガール」とは 言いづらいもののこのシリーズを通して真摯に本を売る姿は変わらなく、良いシリーズになっているな と思ってしまいました。 1巻目から読んでいる人にとっては書店ガールはそんなに違和感はなかったかと思うのですが さすがにこの巻から手に取る人は表題と内容のギャップに戸惑うかもしれません。 とはいえ、地味に良いこの作品、まさに逆境でも乗り越えずしたたかに対処して ゆく姿に心打たれました とてもお勧めです。 | ||||
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三巻まで出てさてどんなもんだろうと読み進めてきたこのシリーズ。 一巻では溌剌とした若い御嬢さん社員だった主人公も30を迎えて子育てに四苦八苦しているし。 もう一人の主人公はなぜか宮城に出張。 震災の話題が出てきた辺りから「え、そっちいっちゃうの?」とはらはらして。 さわりだけ触れるくらいかな、と思ったらまさかのど真ん中を突き進み、震災と書店の関わりに真正面からがっぷり組みだして度胆を抜かれた。 で、またその内容も意気込みに恥じぬというか、これは相当しっかり調べたり思いがないと書けないぞ、という作者の意気込みと胆力を感じうむむむ…! とうならされた。 東京出身の主人公たちが被災地の方の思いをただ眺めるだけではなくて、「自分なりの震災」を見つめなおす姿勢はとても新鮮で そうだよなあ計画停電とかあったものなあ。友人は帰宅難民になったものなあ。とうなずかされてしまった。 ど真ん中の被災者も描いているけれど、被災者ではない自分としての立場もきちんと見つけられる。 もともと書店関係の話を読んでいて出会ったシリーズだが、一巻の仕事場での女性同士の争いで結婚式でパーンと衝突! みたいなノリから始まったとは思えぬ見事に化けた話だと思う。 作者さんの他の話も読んでみようと思わされた巻だった。 追記・解説を読むと作者さん、実際に日本中の書店を回ってそこで働く人の声を集める等(100店舗達成を目指しているらしい)の活動をしているらしい。誠実な人が作った誠実な物語だと感じた。 | ||||
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タイトル通り、女性書店員のお仕事小説の3冊目です。 前作までを読んでいなくても問題はありませんが、 順番に読むことをお勧めします。 仙台の新装開店する書店と震災の跡 吉祥寺の書店での育児をしながらの勤務 2人の書店員の活躍が綴られています。 私自身、震災の日は都心から家に帰らず、 10日後には仙台に行っていました。 そのときに仙台駅近くの丸善に行く機会があったのですが、 意外に平常営業っぽかったのを覚えています。 自分の経験と照らし合わせる部分が多く、前作までよりのめり込んで読んでしまいました。 最後の1行できれいに締められています。 仕事をされている方、これから社会に出る方に読んでもらいたい。 | ||||
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最初に発売を知った時には、「また出るのか」という不安半分だったけど、今はそんな気持ちは全くない。 とても面白く、それ以上に読む価値のある素晴らしい作品だと思う。 見るべきところ、考えさせられるところはたくさんあるんだけど、個人的には亜紀が子育てと仕事の両立に奔走したり悩んだり、吹っ切れてあることを決断するところが特に印象に残っている。 その中でも特に、亜紀目線のシーンで出てきた、「どうせやるなら楽しく」という言葉が引っ掛かった。 自分も今後仕事をしていて、どんな状況になるかはわからない。 だが、どんな時でも「どうせやるなら楽しく」、これを念頭に置いて行動したいと思う。 | ||||
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