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掟上今日子の旅行記
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掟上今日子の旅行記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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怪盗はあくまで探偵vs怪盗だから面白いのであって、探偵が怪盗になってしまうというのは奇を衒い過ぎて滑った感がある。そもそもエッフェル塔なんて盗めるわけないのに必死で今日子さんを止めようとする厄介に不自然さを感じた。また、そのストーリー運びも内容的に面白くなくて、早く読み終わってしまいたい一心で眠気と戦いつつ最後まで読み切った。要するにつまらなかった。 推理小説からおかしな方向にシフトしてしまった本作を読んで、同じくミステリから子供じみたバトルものに変貌してしまった戯言シリーズの二の舞になるんじゃ、と嫌な予感もした。戯言シリーズといえば、本作後半の厄介の同じ言葉をちょっと言い方を変えて連発するくどいモノローグにもいーちゃんの臭いを感じて、そういうのはこのシリーズには求めてないからと西尾氏に言いたくなった。 主人公2人がすることをしたのかどうかということについては、25歳とは思えないくらいうぶい厄介が大好きな今日子さんとそういうことになったら翌日あんなに平然としてられないだろということで未遂だったんじゃないかと個人的には思っているけど、紺藤さんと話すときに何故か洋画の翻訳みたいな気取った喋り方になるなどキャラが微妙に定まってない厄介なら平然としててもおかしくないかもとも思うのでよくわからんけどもし眠ったらその事実を忘れてしまう今日子さんと致したのだとしたら厄介のことちょっと軽蔑するな。今日子さんに対しても、「知り合った」ばかりの男とやっちゃうのか、とその尻軽ぶりに引きますが(まあ現実にはそういう底辺バカ女が普通にいるぶん、名探偵今日子さんにはそういうことしてほしくないってだけですが)、厄介のことは好みなんだろうなというのがこれまで読んできてわかってもいるのでそれもまあいっか。 それにしても、刑事が語り部の短編ものは三人称で書かれてるけど、この作者は三人称が下手なので厄介が出てきて一人称で物語を語ってくれたほうが読みやすいなあと思った。 ちなみに今回一番びっくりしたのは物語の内容でも何でもなく「海底二万マイル」と「15少年漂流記」の作者が一緒だったことです。 | ||||
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