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日本核武装
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日本核武装の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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作品中ところどころに次の展開の為に不自然なあわただしさがあるが目をつぶろう。まだ上巻しか読んでいないが 「核兵器は絶対反対」としか言わない(それ以上考えない)主人公等が今後現実を目の当たりにしてどう変わるか そのまま終わるのか楽しみ。今のお花畑日本にはまずはフィクションで問題提起するのが第一歩か。カエルの楽園もそうか。 | ||||
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下巻ともに読了。フィクションながら、現在の世界情勢を見るとこういうことがあってもおかしくない、と思わせる。また理想論だけでは国を守れないとする「核の抑止力」について非常に理解の進む物語だった。しかし本作の根底にあるのは核兵器賛成!ではなく、あくまで反戦平和。日本、アメリカ、中国でそれぞれ若いエリートの3人が力を合わせて平和のために活躍する姿は感動的なものがあった。 | ||||
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本来、身内の防衛省の職員が調査するのではなく首相直属の内閣情報調査室が調査する案件だと思うけど、ストーリーの中に一回も出てこないのは、あり得ないだろう! | ||||
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昨今、北朝鮮の核ミサイル問題が騒がれている中、タイムリーだと思い読み始めました。序盤から中盤までは、グイグイと引き込まれ読み進めましたが、中盤から終盤がやっつけ仕事感が否めなく、小説とは言えリアルさを求める人には、ツッコミどころ満載で、「この状況でどうやってエンディングを迎えるのか?!」という気持ちでした。中盤から終盤は、ご都合主義のハリウッド映画仕立てで残念。一方、この本のテーマでの抑止力について、確かに「沈黙の艦隊」でも海江田館長が指摘しているように、核ミサイルは抑止力の面でのみ効果を発揮する兵器だと思います。沈黙の艦隊でも、核ミサイルを持っているかもしれない、発射するかもしれないという心理面をついて、戦争に至らない状況を維持するというテーマでした。日米同盟があるため、日本もアメリカの核の傘下にあります。ただ、自国の国防を他国に依存する状況や自国に他国の軍隊の基地があるという状態は、確かにおかしいとは思います(同じ敗戦国のドイツにはあるのだろうか?)。また、自衛隊の憲法違反問題も未だに未解決のままです。過去の歴史の経緯もあり、すぐに解決できる問題ではないですが、オープンに議論できるような国民の意識・知識向上や時期が来るのかと考えさせられる本でした。 | ||||
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核の抑止力をこれほど分かり易く理解できる物語はない。 作者はあくまで反戦の精神を貫くことでその効果を表現している。 貧乏な小国が昨日もミサイルを発射した。 隣国は非難をするだけでなにもできない。 日本は経済大国かもしれないが、平和は他国に依存している。 日和見主義に情けなくなる。 物語には国家のエリートやトップばかりが出てくるが、 若いエリート日、米、中の3人が力を合わせて平和維持のために活躍する姿にはあこがれもするし、感動もある。 この作者は他の作品も含めて問題解決の一案を提示してくれていて | ||||
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日本の左翼が唱える平和主義は決して日本、日本人を戦争に巻き込まれないようにしなくてはという理念ではなくて日本人は昔アジア諸国を侵略し搾取し虐殺したりした悪い国、民族でそんな前科があるのだから憲法9条を無くし自衛隊から国防軍にしたり航空自衛隊や海上自衛隊等に対地ミサイルや巡航ミサイルや弾道ミサイル等を装備させ敵基地攻撃能力等を持たせたら再びアジアの脅威になるといった間違った自虐史観からかもっと悪質な場合中国、北朝鮮、韓国さらにはロシアの工作員や土台人として日本や日本人の防衛力向上や危機感が高まるのを阻止するために活動している可能性すらあるのだ2004年には自衛隊の離島防衛能力向上のために自民党が巡航ミサイルの配備を検討したが連立与党である公明党の反対で白紙になってしまったまた2009年にも自民党が自衛隊に巡航ミサイルや弾道ミサイルを配備しようという政策案があったが民主党が自民党を下野させた事により白紙になっている日本はこの激動の時代に十数年もの時間を無駄にしている日本は既に対艦ミサイルや対戦車ミサイルや対空ミサイル等の各種ミサイルを製造し配備しているしその性能は世界屈指である特に対艦ミサイルは兵器や装備品のファミリー化があまり進んでいない日本においてファミリー化に成功している数少ない兵器である実は日本は各種ミサイルの開発は比較的得意であるまた対艦ミサイルの射程は現在配備している物でも百数十㎞はあり米国のハープーン対艦ミサイルに匹敵する技術力では米国にも負けていないエンジンさえ工夫すればいくらでも射程は伸ばせるのではないだろうかさらに巡航速度が遅くマッハ1にすらならない等トマホーク巡航ミサイル等の巡航ミサイル巡航では巡航速度が遅く防空システムが発達している国相手では容易に撃墜されるそのために夜間に発射する事が多いが現在開発中の対艦ミサイルであるがXASM-3はラムジェットエンジンを搭載しマッハ3で飛行できるもはや日本は巡航ミサイルや対地ミサイルは開発可能であるかと理想的な国産巡航ミサイルの要目はASM-3を120%サイズにした全長約6メートル全幅1.5メートル直径0.5メートル重量は約1.1トンで射程は最大3000㎞、巡航速度はマッハ3で名称は20式巡航誘導弾とし北京、上海等の中国主要都市を射程とするまた地上発射型、空中発射型、海洋発射型の3種類を導入し地上発射型は主に九州、四国地方の山間部に発射用に地下サイロを建設し約3000発を配備するさらにはアメリカとニュークリア・シェアリングの協定を結び約200個の核弾頭を借り受けそうりゅう型を改造しVLSを取り付け巡航ミサイルを発射可能にしたリチウム蓄電池搭載型の潜水艦を4隻建造し常に一隻は攻撃可能な状態で水中にて行動させるがのこりの3隻はそれぞれ予備や乗組員の養成や保守点検等の任務につかせ最低でも一隻は報復可能な状況でさらに危機が迫れば2隻はすぐに行動可能な状態にする各一隻ごとに15発の核弾頭を搭載した巡航ミサイルを搭載するさらに残り60発の核弾頭陸上自衛隊が装備し地上発射型の巡航ミサイルに 搭載するもう残り60発は空中発射型の巡航ミサイル用として航空自衛隊に配備するあくまで理想的なプランである。 | ||||
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残念ながら作品にリアリティを感じられなかった。中国、アメリカのトップが日本が開発した核兵器を目の前にして果たして作中のようなリアクションをするだろうか。法律的な問題だけでなく政治の現実としてもどこか納得が出来なかった。時勢を反映した作品であることは間違いないが、主人公の造形なとエンタメ作品としても今ひとつ楽しめなかった。 | ||||
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ス-パ-公務員真名瀬君の伝記本です。エリ-ト官僚をめざすみなさんにはこの上なく面白い本かと | ||||
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フィクションとしてではなく考えさせられる内容でした。国民としてしっかり考えるべき内容と思う。 | ||||
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日本では議論することすらタブー視されるていることを小説で問いかけていて 読み物としてもおもしろいと思います。 著者の専門の原子力ネタですが、日中、日米の人間関係、核の持ち出しや製作など 都合がよすぎるところはあります。 一番疑問に思うのは核兵器を作る能力だけ示して抑止力になるのかという点です。 ただ、それも含めて核武装に対する思考をまったく行わない人に考えるきっかけになると思います。 | ||||
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まさに今の時代に即した読みごたえのある作品。核武装をしようというのではなく、読み進めば反戦の話であることが分かる。アメリカもヨーロッパも北朝鮮もイスラムも騒がしい時代に一読の価値があると思う。 | ||||
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テレビや新聞といった旧来メディア上ではタブー視される核武装というテーマを取り扱ったという意味では野心的な作品だと思います。中国や北朝鮮の脅威、日米安保の実効性といった旧来メディアが見て見ぬ振りしている脅威を物語としてシミュレートするのも問題提起になっていてよいと思います。 ただ、設定がどうにもツッコミどころが多くてなかなか感情移入できなくて苦労しました。 主人公は東大法学部卒の財務省も選べたエリートキャリアの防衛省官僚で、ハーバード留学帰りでアメリカと中国の留学時の友人(彼らも帰国後は政府の重要なポストにある)の友情に厚いのですが、どうにも脇が甘くて公私混同気味です。防衛省の幹部候補がそんなに脇が甘くて世間知らずなの?という突っ込みたくなるシーンが序盤からちらほら。 主人公は祖母が広島原爆の被害者であることから日本の核武装には絶対反対で、世界全体でも「悪魔の兵器」である核の廃絶を目指すべきという考え方で、秘密裏 に進められていた日本での核兵器開発を阻止して破壊し闇に葬り、なかったことにする任務を強い信念でもって進めていきます。 しかし、彼の考えは抑止力を理解しない、いわゆる左翼の「お花畑」系の考えであり、隣国からの核の脅威、3度目の核攻撃から国民を守る責任を負っている防衛省のエリートキャリア、しかも彼は敢えて 防衛省を選んだ国防意識が人一倍高い設定の人の考えとしてはリアリティが無いなあ、とか 核武装推進派から、「何のためにそんなことやっているかわかるか」と聞かれて、「そう言われてみれば考えたことなかった」というのも、「えっそんなことも考えずに調査してたの?」とまた突っ込み。 主人公の恋人は一流経済新聞社の政治部の記者で、彼女と夜をともにする中で度々国家機密を核心には触れないものの、ちらちら漏らしてしまい、挙句の果てには彼女の同僚の敏腕スクープ記者に機密をゲロってしまいます。「彼は良識あるジャーナリストだから大丈夫だろう」という考えで。「流石にそれは脇が甘すぎないか?」と思わず突っ込み。 主人公の部屋に盗聴器が仕掛けられていたことが発覚したのに侵入者対策は何もせず、また侵入を許してしまいます。「引っ越したり、せめて鍵強化するとかしないんだ」とまた突っ込み。 総理大臣は「日本での核開発が公になれば日本は世界から孤立して破滅だ 」と狼狽するのですが、「いや、冷戦期の平和ボケ絶頂期の頃や民主党政権の頃ならともかく、今時の首相ならもうちょっと戦略的に考えるんじゃないかな?」とか 「海外に武力進出して国民の不満を外に向けて延命を図る中国共産党は、戦前の日本と似ている」ということを主人公や他の政府役職者が当たり前のように言ったりとか、左翼的意見もあってもよいのですが、右っぽい設定のキャラからそれが出るのがどうにもリアリティに欠けて読んでてつらかったです。 核兵器を日本が持つ意味合いの本質は抑止力であることを踏まえれば、核兵器を製作するだけでは意味がなく、抑止力たる形態で安定的に運用して、それを核保有している他国に知らしめることが核武装推進派の目的になるはずだが、劇中では核兵器推進派はとにかく一つ核兵器を製作することに血道を上げ、主人公らは核兵器開発を阻止して奪還することを目指す、というブロークンアローのような展開で、盛り上がって読み物としては面白いのだが、「作った後どうすんの?」とか「奪還して無かったことにした後どうすんの?」という問いへの答えの示唆が劇中に無いのは寂しかったです。 日本の核武装の可否の議論の本質は、日本が技術的に核兵器を開発できる能力があるか、ではなく、抑止力や安全保障というものに日本人が真剣に向き合えるか、というところなので、そこまで踏み込んで書いてほしかったです。 終盤にイスラム過激派が悪役で出てきたのは、ややご都合主義に感じられて悪印象。ハリウッド映画か?とまた突っ込み。 イスラム過激派の問題は複雑で深い話なので、日本人としては慎重に扱ってほしいです。 このようなテーマを扱った本が世に出るだけで意味があると思いますし、多くの人が読んで議論するきっかけになれば非常によいと思うのですが、私はちょっと感情移入するのに苦労してしまいました。 | ||||
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武力侵攻に対する抑止力をどうするか? 真の防衛力とは何か? 核兵器や原子力兵器を持つ意味は何か? 日米安保条約は実効的か? 議論も無いままでの現状に対し、それで良いのかと考えさせられる小説だと思います。 | ||||
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ドナルド・トランプが「日本は自分で自分を守れ」と声高に叫び、中国は着実に海へ進出する手をゆるめず、そして日本国内に漂う「もしかして今は『戦前』なのではないか?」という不安感。日本政府は「核を持ち込ませない」が守られているかどうかはともかく、「持たない・作らない」ことだけはおそらく守っていると思う。しかし核武装をしたくてたまらない勢力は存在するし、核武装した方がいいのではないか?というロジックが力を持ち始めているのも確か。日本の防衛官僚と中国共産党幹部の娘、そしてホワイトハウスの大統領側近の友情を軸に複数の思惑が蠢くシミュレーション小説。そんな今のご時勢が来ることを、正確に先読みしていたとしか思えない。書くべき人が書くべき時期に書いた。まさにそんな印象です。 | ||||
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つい最近の実際のエピソードも交えながら、日本、アメリカ、中国の3国間でストーリーが展開していきます。 南沙諸島、尖閣諸島における話の展開は、現実感があり、ニュースの話とこの本の話がごっちゃになりそうになるくらいです。 また、中国、アメリカ、それぞれの立場からも、その行動の背後にある考えを知るヒントもあり、 相手の立場に立って考える練習にもなりました。 日本が核武装するということには同意しかねますが、 それ以外のこの本が描く世界は、本当に少し先の未来なのかもしれない、 と感じました。 題名は怖い感じがしますが、迷っているならご一読をおすすめします。 | ||||
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中国の海外への拡張が今現在の状況より少し顕著になり、日中開戦も辞さないというか中国側がそれを明らかに望んでいる状況で、日本国内で防衛省の職員が関与する核兵器開発の情報が入り、ハーバード帰りの防衛省官僚がその実態解明と核兵器の抹殺に取り組んで、といった状況です。 お話の中盤で核兵器開発の概要はおおよそ明らかになっていくんですが、その間にも中国の尖閣を狙う動きはより活発化し、アメリカは結局頼りにならない。戦争を阻止するため主人公たちは「絶対に完成させてはいけない」核に目を付けることになります。 その間の主人公の葛藤、装置の争奪戦、尖閣を巡って行動を起こす日中双方の陸海空兵力、核を兵器として完成させるプロセス、そして日米中三国の首脳を交渉のテーブルに極秘につけさせる駆け引き。ストーリーが進行するに従いページをめくる手が止まらなくなります。 防衛省官僚である主人公の人脈とそのまた人脈がかなり都合が良すぎる気もしますが、逆にそうでないと事態は解決しなかったかと思うと、小説の状況が現在の事態と一致する部分が多いだけにかえって現状に戦慄せざるを得ないともいえます。 | ||||
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