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神の時空 ―五色不動の猛火―
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神の時空 ―五色不動の猛火―の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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神話とか古代史が好きで、このシリーズを読み始めたのですが、版を重ねるに従って、本筋以外の内容が多かったり、難解で覚え難い単語?も多く、読むのに疲れを覚えて来た! | ||||
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このシリーズ、基本的には好きなんだが、他の巻にもコメントしたとおり、なんとしてでも恨みを呑んで死んだ怨霊が・・・という設定にしなければならない関係で、どうしても無理が出てくるんだよね・・・。 八百屋於七が実家に火を着けたが、結果として小火で済んだのに火炙りになったのは残酷だと言いたいらしいが、当時の江戸の町で火事がどれほど恐ろしい存在だったかを考えれば(だからこそ火付・盗賊改方という特別警察まで組織された)、結果が小火であっても故意に町中で放火した者を極刑にするのは当然だろ。 捕殺された慶安の変の首謀者の1人・丸橋忠弥の死骸を磔刑にしたのが残忍だと言いたいがためだろうが、由比正雪が浪人の救済を目的(の1つ)としていたことを殊更に強調したいようだ。だけどね、そのために正雪が立てた戦術が、幕府の火薬庫を爆破し江戸市中の各所に放火して江戸城を焼討ちし、駆付けた幕閣の要人を狙撃して一掃する、というとんでもない内容で、万一これが実行されればそれこそ明暦の大火どころじゃない大火災になり、防火・消火機能が極めて劣弱だった江戸の町が焼尽しかねないことは自明のこと。 徳川家に対する謀反はどうでもいいが、江戸の町民を大量虐殺しようとした(というか、町民のこと等考えていなかったとしか思えない)由比正雪一味を擁護するという神経が理解できない。 江戸時代の火事の悲惨さを強調しながら、江戸を火の海にしようというとんでもない策略を実行しようとしていた丸橋忠弥を美化しようとするのは、流石にご都合主義過ぎないかね・・・ | ||||
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今回の首謀者の言い分が、作者の本心にも思えた。聖地だのパワースポットだの、土地の歴史や埋葬者や祀られている者のことなど考えず、知ろうともせず、ただただ利己的に、他力的に、現世利益を求める人々。本来は鎮魂のため、死者と生者双方のために催されるべき花火大会や祭りは、哀しい出来事が起きれば逆に延期か中止してしまう。 私たちはもっと死者を、そして歴史を身近に感じるべきなのでは。読み終えてそう思った。 | ||||
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