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去就: 隠蔽捜査6
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去就: 隠蔽捜査6の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 61~67 4/4ページ
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今野敏の警察小説の中ではダントツに「隠蔽捜査」シリーズがおもしろい。 キャリア官僚であるにもかかわらず、現場にどんどん入り込んでいくアグレッシブな行動にいつも好感がもてます。 目線は慣例や野心を排除し合理性を踏まえた上で、現場志向を優先していく。 現場の部下に権限委譲をし、信頼を持ちつつ、全体を統制していく資質ある姿勢。 態度は今一つだが、プロとして勘が鋭く、見どころのある人物や、鍛え上げていく事で成長する人物を発掘。 つねに口癖で、「国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従っているに過ぎない」という信念を貫くこと。 その行動はビジネス社会でも見習うべきものがあります。 最近、世間を震撼させているストーカー事件を軸にして、警察組織と社会に一石を投じています。 警察組織があまりにも細分化され、指揮権が異なる事態が発生する事や成果主義となっている事を痛烈に批判しています。 その反面、地道にボランティアの域まで寝食を惜しまず、世のために精力的に活動する警官の姿を描いています。 | ||||
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楽しみにしています。変人署長が今度はどんな活躍するでしょう。 | ||||
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面白かった!弓削の小者っぷり(笑) これはレビューではなく希望として、竜崎夫妻の結婚前から新婚時代のストーリーが読みたいですね。 竜崎のベッドシーン………全く想像出来ない(笑) | ||||
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今野敏の作品は,当たり外れが大きい,ということはよく言われることである.しかし,そのシリーズのなかでも隠蔽捜査シリーズは,常に質が高い.今回も同様の面白さを見せてくれたが,事件解決より階級のギャップに戸惑う人々にスポットを当てすぎであることは,本作の唯一の欠点である.その欠点をカバーしてまでも,警視長としてのキャリア官僚の強さを十分に発揮してくれた.ノンキャリからみれば,鼻持ちならない所かもしれないが. | ||||
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前作からほぼ2年,隠蔽操作シリーズの最新作です。今野敏の警察小説はいくつかのシリーズがありますが,ユーモアあふれながらも真理に迫るこの隠蔽操作シリーズは欠かさず読んでいます。 主人公,竜崎伸也は,東大法学部卒,国家公務員Ⅰ類採用のエリート警察キャリア官僚。自己の立場を自覚し,国家公務員は全身全霊をかけて国家に奉仕することを信条として合理性至上主義,360度本音で物事を断じる堅物でもあり,警察内部からは建前を持たぬ「変人」と呼ばれ,家族からは融通が利かない「朴念仁」と呼ばれている。 シリーズの第1話で,竜崎は45歳で警察庁の筆頭課長である官房総務課長で階級は警視長という設定である。ところが不肖の息子が原因で,階級はそのまま大森警察署の署長へと降格人事を強いられてしまう。常人であれば,失意のあまり辞職すべきところ,竜崎は新たな役割を得たと理解し,所轄署長として自らが正しいと信ずる道を歩んでゆく。世間のしがらみを意に介さない竜崎のど真ん中の発言は,そうでない人々とかみ合わない。誰もが「なんだ,こいつ」と思ってしまう。しかし,常に「正しいこと」を追い求める姿勢は,数々の難問を解決し,周囲の人々の信頼を勝ち取ることなり,読んでいて実に爽快な気分にさせてくれる小説です。 今回の物語のテーマは「ストーカー」。昨今,歪んだ恋愛表現からストーカー行為に及び,重大事件に発展していくといったことが相次いでいる。始まりは,竜崎と妻・冴子の,娘,美紀の恋愛を巡る会話から始まる。家庭のことはすべて妻に任せている仕事人間の竜崎は,娘の恋愛事情に関しても極めて客観的で,何とも奇天烈な会話が交わされる。やがて,大森署管内で,殺人事件が発生し,恋愛事情に絡んでいた男女二人が行方不明になる事件が発生した。その女性からはストーカーに関する相談を受けていたことから,ストーカー殺人という前提で捜査が進んでいく。しかし,浮かんでくるのはどうも辻褄が合わないことばかり。事件はやがて意外な真相に至る。 警察内部の縄張り争いとそれに振り回される現場の様子なども織り交ぜながら,竜崎の真実を求める活躍が展開されます。 このシリーズはとてもテンポよく読みやすい小説です。今回は337ページのハードカバーを5時間で読破してしまいました。(もったいない。。)仕事に対する的確な方針を提示する。部下を信頼し,現場の判断を尊重し,任せる。そうやって至った結果については,すべての責任を負う。そこには理想の上司,理想の指揮官の姿があり,とても勉強になります。建前を廃し,真理を求め,本音で突き進むことは,現実の社会ではとっても難しく,時に孤立し,疎まれ,辛い立場に至ることもあります。それを信念として実行する竜崎はある意味ヒーローなのかもしれません。今回の話では,組織の慣例に背き,特別監査に付されることになりますが,かかわった人々の信頼に支えられ,事なきを得ます。さて,変人竜崎はこれからどこへ行くのか,これからも目が離せません。 | ||||
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冒頭わずか3ページで竜崎節がさく裂し思わず笑ってしまいます。 今回はストーカー対策チームの設立、殺人事件とそれにからむ誘拐、そして娘・美紀のトラブルと相変わらずいろんな問題が一気に押し寄せ、最後には大ピンチ襲来…という息もつかせぬ展開です。もちろん伊丹や戸高、野間崎などおなじみの面々も登場し、竜崎の変人ぶりに振り回されます。 が、最後の方の夫婦の会話は何気に感動的でした。警察も大変だけどその妻も大変なんだなぁと思います。 シリーズ未読の方は是非1巻から読むことをお奨めします。特にサラリーマン生活に疲れている人には清涼剤になります。 | ||||
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(ネタバレ注意) 待っていました隠蔽捜査シリーズ最新巻。 今回も竜崎節全開です。 原理原則を大切にする、 生き様、かっこよすぎです。 事件自体は、そこまでたいしたことではないのに、 人間模様に引き込まれ、 最後は、勧善懲悪でスカッとする。 竜崎の可愛らしさにもクスっとする。 隠蔽捜査ファンなら、 文句なしに納得の1冊だと思います。 買ったその日に一気読みしました! 次回作が待ち遠しいです! | ||||
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