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ラッシュライフ
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ラッシュライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全201件 161~180 9/11ページ
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時間軸をずらすと言う手法は様々な本に稀にみられるものの、本作品はそれなりに成功しているような気がする。読むひとが読めば「だから何なのだろう?」という作品ではあるものの、伊坂氏独特の文章から得られる感触は少し鼻につきはするものの、心地よい。それほど印象に残りもしなかったけれど、読中は楽しめた。 | ||||
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誰かに良いことはしたら、回り回って自分に帰ってくるし、誰かを傷つけてもそれは回り回って帰ってくる。子供のころ、大人たちによく言われましたが、それって証明は出来ないけど、真実のような気がします。 それをこの作品を読んで思い出しました。 日常的な現実社会でそれぞれ人って 繋がっているんですよね。小説ではありますが、 案外これが社会の本質かもしれないと、 1人感慨にふけってました。 終わり方も、すがすがしいというか、 希望に繋がる所が僕としては嬉しかったです。 伊坂氏、僕の中で素晴らしい作家の1人になりました。 | ||||
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とにかく5つの話があって、だんだんとその話が関わってくるわけです。 まず 戸田(金持ち)の話 (この人嫌い) 黒沢(泥棒)の話 (盗みます) 宗教団体?に属す川原崎の話(死体を解体し始めます) 不倫関係にある二人の話 (人殺す計画をたてます) リストラ親父の話 (拳銃を手に入れます)(そして撃ちます) 普通なら関わらないだろうこの5人がすごく関わってくるんですよ! 一人一人の話だけでもおもしろいのにそれが一つの物語になるなんて・・・・とくに黒沢とかが人間について短くかたるトコとかあるんですけど個人的に好きなとこがたくさんあります。 とにかく一度読んでみ|Д')ノ ジャ、マタ | ||||
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これぞ、エンターテイメント!久しぶりに心から楽しめた。何度も、作者にしてやられた!!と前の頁へ戻る楽しさ!まさに、『だまし絵』。これだけの絡み合ったストーリーをすいすい読ませてしまう作者の力量にただただ脱帽。もう一度、読む前に戻って最初から楽しみたい! | ||||
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一人の人生がどう、不特定多数の人生を左右するかを実に上手く描いた作品です。 一人のある決断、行動、考え、全てが自分だけではなく他の人の人生にも関わっていることを教えてくれる作品です。 ラッシュ時の電車の中でふとそれを考えていると音楽プレーヤーのボリュームを下げてしまいます。 そのボリュームを下げることも何らかの影響を知らない人に与えているのかもしれません。 初めの方は色々と詰まらないかもしれませんが、段々一つ一つの物語が進むにつれ、物語のキャラクター達の人生が交差し始めるのが分かり、面白くなってきます。 人は皆、世界という名の建物で共同生活をしているようなものだと、思い知らされます。 理解力の乏しい人は最期まで何が何やら分からないかもしれないので、詰まらないと思いますのでお勧めできません。 逆に理解力を有り余るほどお持ちの方でしたら、十分に楽しめると思います。 | ||||
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与えられる五つの物語,それらの「点」のいくつかは,直接絡み合う事で「線」となり絡み合わずともそれぞれが絶妙な距離感を保っている.各主人公たちはみな一癖あり各々ひとつの物語を描けるほどの丁寧さで書かれている.にもかかわらず,それをひとつの物語としてまとめたのだからこの本が充実しているのは当然だ. 私が著者の好きな点は二点.会話が機知に富んでいる点及び何だかんだで勧善懲悪となる点だ.早く他の本の文庫化がされないものか.小生学生のため単行本を買う予算が・・・ | ||||
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伊坂幸太郎さん、いいですね〜v 初めてこの方の著作を読んだのですが、ユーモアに溢れた表現や話の展開のさせ方、それに魅力的な登場人物の描き方が見事で思わずストーリーに引き込まれちゃいました。 多くの方がこの著者の描いた作品からセンスを感じ取ったのではないでしょうか? 私も読んでて思わずニヤリとしてしまう箇所が随所にありました。 面白かったので他の作品も読んでみようという気にさせられました。 お勧めです。 | ||||
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トリックはあるが明かされない・・・物語は終わるのに、登場人物のその後がすごく気になる・・・そんな摩訶不思議な物語。登場人物にまた逢える時を祈って!! | ||||
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点と線、的な内容はワクワクするのですきです。伊坂氏の本はこの本が初でしたが、サクサクよめました。エッシャーの絵をモチーフになるのが、またオシャレですね。つながっていく話のさなかにいる時は楽しかったけれど、「んーここでおわり?」という感じもうけた。ちょっと残虐的なシーンは辛かったかも。短編小説を読むような気持ちでよんでいけるので、早く読めます。 | ||||
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5人の物語の絡み合いを実感するときの快感はたまりません!奇想天外なストーリ展開でありながら、登場人物による絶妙な挿話や比喩でしっかり読者の共感をとらえていくさまはいつもながらにさすが。さらに、計算しつくされた筋立てと、スピード感は伊坂さんの他作品をはるかに凌ぐ充足感を読者に与えてくれます。人の持ちうる内面の醜悪さや弱さを遠慮なくざっくりえぐって見せる場面が多いにもかかわらず、与える読後感は、ざらっとしたものではなく爽快で満ちたりたものなのは、伊坂ワールドの奥の深さではないでしょうか。 | ||||
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5つの異なる話が、最後に1つの線としてつながるストーリーです。仕掛けとしては面白いし、1つ1つの話も矛盾なくつながっていましたが、ややグロテスクな表現が私には会わない部分がありました。 | ||||
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読み進めるに従ってスパゲッティのようなまぜご飯が徐々に味わえます。スピード感があり、読み易いからといってどんどん読んではもったいない。行きつ戻りつして味わってください。内容は見聞きしない方がいいですよ。「考えたからだ」という一言が印象に残っています。セリフがかっこよすぎ。 | ||||
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う~ん、見事に、してやられたというのが読後感です。支離滅裂なストーリーがきちんと一本の筋の上に引かれたことがわかる「秒速2メートルのCD」以降は、まるでジグゾーパズルの最後の10ピースといった感じだった。これ以上言ったら面白くなくなるので、書けないのが口惜しい。もちろん、☆5つです。 | ||||
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5つのばらばらな話が織り成す不思議なミステリー。最初は話についていくのに精一杯で、何がなんだか分からない状態・・・いつの間にか話に吸い込まれ、徐々にパズルのピースが組み合わさっていくように、話がつながっていき、最後ははっとさせられました。ミステリーを読むとき、自分なりに結末を想像しながら読みますが、こんなにも裏切られたのには驚きました。もちろんいい意味での裏切りですが。とても新しい感覚の小説なのではないでしょうか。これで私も完全に伊坂ファンです^^ | ||||
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スピード感たっぷりの奇抜な物語をすすめながら、伊坂幸太郎はライフの価値をずっと問いつづけている。だから、「ミステリー」が特に好きではない読者にも、強烈な魅力がある。この見事すぎる構成に驚嘆しつつも、しかし自分が本当にくいついていたのは、センス抜群の会話や警句の裏側にある、著者の道徳的な思考の深さではなかったか、と思いもする。誠実に生きていても破滅していくライフがあり、金銭や地位を絶対視するのが正しいのだ、と疑念なく主張することのリアルがあり、それでも、たとえ奇跡的な瞬間を信じることでしか達成されないかもしれないけれど、まわりの人や動きにまどわされないでつかみとれるよい人生がある。かもしれない。かもしれないのだ。伊坂作品が幅広い読者に愛されるようになったのは、『重力ピエロ』の小説としての痛快さが世間に知れ渡ってからである、とされる。だが、個人的には『ピエロ』より本作の方が、ミステリ的な「楽しい」以上の文学的に「ゆすぶられる」部分が大きかった。まあ、こちらの趣味で「文学」として読む視点を勝手に持ち込んでいるだけであって、そんなのからは自由にこの小説はただただ「おもしろい」の一言につきるのではあるけれど、それに加えていろいろ語りたくなる、圧倒的な力がこの文章のつらなりにはある。 | ||||
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アイデア自体は決して新しいものではないんだろうけど、でもそれを破綻なくやり通せる力のある作家はあまりいない。それをいとも簡単に?やってのけてしまうこの作者って一体?パルプフィクションとロートレック荘事件を思い出しました。 | ||||
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エッシャーのだまし絵をそのまま小説にしたような作品。読んでいるうちに、それぞれの登場人物の時間と空間の軸がねじれていることに気づく。手が届きそうで届かない、すっきりしない感覚を持ちつつも一気に読み通せる勢いがあった。仙台駅を基点に交錯するそれぞれの人生。あれ?おかしいなと感じながら、行きつ戻りつして物語は収斂していく。名脇役で老犬がいい味を出していた。前作「オーデュボンの祈り」も一風変わった作品だったが、これはそれをも凌ぐ快作だと思う。今後の井坂幸太郎は要チェックだ。 | ||||
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2003年度版このミス11位作者の2作目。今の知名度でこの作品を出せば、もっと注目された作品だと思う。そのくらい完成度が高い。自分に楯突く者を絶対に許さない、傲慢で拝金主義者の画商独特のこだわりをもつ泥棒の黒澤リストラに遭い、野良犬と仙台の町をさまよう豊田お互いの配偶者の殺人を画策するサッカー選手の青山とカウンセラーの京子(彼女だけ姓がないのが一つのヒント)新興宗教の教祖の解体に立ち会わされる河原崎これらの5組にまつわる話が時間軸を上手に操られ、微妙にリンクしながら最後に騙し絵のピースのようにぴたりとはまる。初読の際にはこの見事さに感動すら覚え、各章に隠された時間についてヒントをメモしながら再読し、再度感動した次第である。未読の方は、是非、この「時間」ということに注意しながら読んで頂きたい。最後の驚きが倍増(は大げさかもしれないが)するはずである。作品中の「展望台」や「好きな日本語を書かせる外国人女性」など、一見意味の無いようなエピソードの使い方もうまく、また作者独特の鮮烈で暖かみのある文体が完成度を高めていることは言うまでもない。是非おすすめの一冊である。 | ||||
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伊坂幸太郎、大好き。 とは言いながらも、今回は若干、私が苦手とするホラー的な要素もあった。若干。もちろんそれは妖怪が出てくる和式の怪談話でもなければ、霊がどうといった超自然現象の話でもない。可能性としては現実に起こり得る、でもやっぱりアリエナイ、でも起こり得る、ずっしりと重量感のある現実味をたたえた、"少し怖い話"なのだ。怖いものは怖いのだけど。だがその怖さを超えたところに、伊坂幸太郎作品の醍醐味ともいえる、見事な構成がある。パズルのピースが少しずつ、でもランダムにはまっていき、気付くと出来上がっている。その全体像にはっと息をのむ。あぁ、こういうことだったんだ。数学の方程式を解いていく感覚にも似ているかもしれないし、組み立て式の棚を、ねじやら板やらを合わせて作り上げる感覚にも似ているかもしれないし、安物の置時計を分解して、あぁこうやって動いているんだと納得するときの感覚にも似ている。「あぁ、そうなるわけだねぇ」と、言いたいから、伊坂幸太郎を読む。 | ||||
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たまたま入った本屋で偶然見つけた本。「こんな小説読んだことない」というコメントにつられて買ってしまった。○百人が感動した、とか○賞受賞作、と売り出されてる物より何十倍も読み応えがあって楽しめました。人物は多くて確かに混乱します。でもそれぞれ違った性格で、それがかぶることなく明確に描かれてるので、誰が誰かわからなくなった、なんてことはないはず。この著者の本は読んだことがなかったんですが、他の作品も読みたくなるそんな一冊でした。絶対おすすめです。最後まで読んだらまた最初に戻って読みたくなりますよ。 | ||||
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