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ラッシュライフ
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ラッシュライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全201件 61~80 4/11ページ
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なぜドラマ化も映画化もされないのでしょう?伊坂本は何冊か読みましたがダントツで一位です。 | ||||
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本屋で立ち読みしていて、面白そうだったので購入!つまんなかったら売ろうと思ってました。 が、読んでいくにつれてこの作品にのめりこんでしまってました。 まさかの繋がりがあって、繋がりがありすぎて友達に話したいが伝わらないもどかしさ!笑 読み終えてこれは保存本決定と確信(^-^)/ | ||||
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とてもおもしろかったです。買うべき、です。純文学とエンタメ小説の間でしょうか(『冷静と情熱の間』から借りました)。 さいきん、伊坂さんの『あるキング』をゆえあって読みました。それで再度関心をもって読み直しています。 さて、題名の「ラッシュライフ」とはいったいなんなのでしょう。 p.13にさっそくその意味がでています。曰く、「コルトレーンが演奏したジャズで、『Lush Life』。芳醇な人生」とのこと。ちなみにこれは戸田のことばです。 p.46には豊田談として「Rush Life」とあります。これは「多忙な人生」とでもいう意味なのでしょうか。 p.276には「Lush」とあり、「飲んだくれの人生」とあります。これは黒澤が云っています。 つぎに、この小説は志奈子視点、黒澤目線、河原崎目線、京子目線、豊田目線、の5人の視点から語られていています。それらが、「クロスカッティング」(でしたっけ? うろおぼえです)して、ある人生(Life)と別の人生(Life)が出会うのですが、以上のことを考え合わせると、この物語は「芳醇な人生」や「多忙な人生」や「飲んだくれの人生」などいろいろな人生が行き交う物語なのだ、ということでしょうか(あるいは「リレーの物語」と。これはp.421からの着想です)。もちろん、これはこの小説そのままですし、一言(ひとつの文章)にまとめたところでその小説のおもしろさは伝えられません。けれど、書評として一応やっておこうかな、という次第です。 さて、この小説は複雑な構造をしています。『失われたときを求めて』のような円環構造とまではいかないにしろ、それにちかく、過去と現在が入り組んでいます。伊坂さんの作品は、「過去にすこし戻す」ということをよくやりますからおなじみではあるのですが、やはり、小説の作り方、という観点でみると、ほんとにうまいなぁ、といわざるをえません。「うまいなぁ」というと、伊坂さんはおそらく、「ある言葉」から連想して物語を組み立てていらっしゃるようで(その伝でいくと、ディーン・クーンツさんとおなじなのかもしれません)その想像力=創造力はすごいなぁ、とおもいます。この小説で云うと、「ラッシュライフ」というひとつの言葉のことです。 ほかに気づいたことを2、3、以下に箇条書きにします。 ・伊坂さんはやはり相対主義? p.83に「物事は見る角度によって異なる」という旨の記述があります。これはほかの伊坂さんの作品にもでてくるかんがえかたです。 ・伊坂さんの作品は勧善懲悪? 伊坂さんの作品にはどれにも「悪」が出てきますが(そしてすこし目を覆いたくなるのですが)悪は罰せられるという共通点がありそうです。 ・絵画のことを勉強したくなりました。 いま読んでいる『重力ピエロ』もそうですが、ちょっと絵画のことを(たとえば絵画史)を勉強したくなりました。 ・「考える」というのも伊坂さんの作品のキーワード? p.137に出てきます。ほかの作品にもでてきます。 以上です。 | ||||
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複数の主人公の視点で展開されて 最後に一つの話がまとまります。 バラバラ死体がくっついたり消えたりまた現れたりするくだりは ハラハラしながら読みました。 ホラーでなく、タネが用意されている点が良かったです。 | ||||
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美味しいワインを1本空けたような感覚になります。 1つの街で沢山の人生が螺旋のように繋がる連続性は、グラスの中で回るワインのように味わい深くなっていく。 終盤へ向けテンポはリズムよく小気味いい。気持ち良く酔える一冊です。 この連続性は、「ラッシュライフ」の中だけに収まらず伊坂作品全体で展開され 他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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ばら撒かれたジグソーパズルの各ピースが、 一枚の絵となって現れてくるスリルを体験する。 一流の板前の包丁さばきを見るようでもある。 5つの物語から構成され、微妙に絡み合いながらも 群像劇のように展開されていく。 伏線の回収の仕方がお見事。再読して初めて気付く 箇所もあるに違いない。 特に、エッシャーのだまし絵のモチーフが、この小説の モチーフの下敷きにもなり、登場人物の心象風景を 投影させるための小道具にもなっている。 実にうまい使い方だ。 『重力ピエロ』ほど、アフォリズムは多くはないが、 それでも、少しはある。 「人生にプロフェッショナルがいるわけがない。まあ、 時には自分が人生のプロであるかのような知った顔 をした奴もいるがね、とにかく実際には全員がアマチュア で、新人だ」(277ページ) 「行き詰まっているとおまえが思い込んでいただけだよ。 人ってのはみんなそうだよ。例えば、砂漠に白線を引いて、 その上を一歩も踏み外さないように怯えて歩いている だけなんだ。」(419ページ) 伊坂作品は、志向の異なる読者それぞれへ全方位的に 対応している。そこに彼の豊潤な才能を見るのだ。 | ||||
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最初はあまり面白い話だと思わなかったけど、 一つ一つの物語が最後に繋がっていくといつの間にかのめり込んでた。 あの話で出てた人ってこの人だったの!?って思う箇所がいくつもあり、 それぞれの話の時間軸が繋がっていくと謎が解けていくような 爽快感もあって楽しかった。 自分の中では、最後もう少し話があってもよかったなっていう 終わり方だったけど良かったです。 | ||||
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この作品はとても伊坂『らしさ』が感じられた。解説でも少し触れているが、目の付け所というか、多様な意味を持つ「ラッシュ」を軸とした題材選びに非凡なセンスを感じてしまう。読み始めは比較的軽いテンポでそれぞれのストーリイがたんたんと進んで行くのであまり期待が持てなかったが、後半にかけて一枚の絵に収斂していくのは見事。たとえば、もっと重装な謎と謎解きがあるミステリを好む読者には肌にあわず、物足りなさを感じてしまうかもしれない。私もどちらかといえばそのような作品を読んできていたが、読後に、これは(若い読者を中心に)人気があるのも頷ける、と思った。かなり「シュール」である。邪魔をする言い回しもないし、難解な語句も出てこないので、とんでもない速読が可能だし、若い女性などには読みやすさの面でも人気があるのだろう。この作品を読んで、人と人との繋がりを感じ、ケツメイシの出会いのかけらを思い出した。 | ||||
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まあ、最後は思ったような展開になった。 けれど、このストーリーを練り上げるためにどれだけの労力を要したのだろう。 物語を書くよりも、この構成に時間がかかったのではないだろうか。 いい話だよ。 | ||||
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ミステリーとして凄いかどうかはよくわかりません。 でも、凄い小説だと思います。 5つの物語が最後に1つに繋がるが、そこには、時間をずらした作者のトリックが。 この時間感覚を読み手に錯覚させる手法は、作者お得意のモノとなります。 小説でしか表現できないであろう”壮大なだまし絵”に見事にはまり、 読み終わった後、すぐにもう一度読み返しました。 破綻の無い構成力に凄さを感じます。 ぜひ一読を。 この作品を気に入ったら、他の作品も是非読んでください。 | ||||
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本作品は、小説と映画の両方を拝見しましたが、ラッシュライフの良さが表れるのは、 断然、小説だと思います。 人と人との人生はどこかで繋がっているということが、 伝えたかったことの一つだと思いますが、 映画は、まさにそのことを表現しています。 しかし、ラッシュライフの凄さは、あの文章構成だと思います。 ずっとばらばらに進んでいたことが、ある瞬間にスッと繋がっていきます。 あの快感は小説でしか味わえないことだと思います。 気付いた時には、頭を整理して、どこか矛盾がないかと必死に探してみましたが、 見つかりませんでした。 様々な伏線が収束していくあのおもしろさは、ラッシュライフを読んで初めて味わいました。 | ||||
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黒沢、いいよね〜飄々としていて、それでいて何か地に足が着いたような確かさがあって。映画版では微笑み天使堺雅人だったけど、イメージぴったりだったよ。 読んでいる途中では、各エピソードがどう繋がるのかつながらないのか、ほとんど宙ぶらりんの状態だ。それが、ラストに向かってきれいに集束していく様子は、さすが伊坂マジックといったところだ。そんなに良い話じゃないはずなのに、何だか読後がすごく爽やかなんだな。 そして犬だ。キーというか、各エピソードを繋ぐ役割なんだけど、実にいい。著者の他の作品、「アヒルと鴨〜」や「重力〜」なんかもそうだけど、主人公がトラブルにみまわれ、それを乗り越えることで一つ成長するという、定番といえば定番の設定である。でも、伊坂ストーリーでは、それがとても感動的なんだ。 ミステリか?と問われると、少々考えてしまう。広い意味ではミステリだけど、分類しにくい不思議な作品だ。でも、読んで損はない。この集束感だけでも価値があるが、何といっても本作は黒沢のキャラクターが抜群だ。傑作である。 | ||||
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いろんな人のレビューでも書かれている通り、 読みやすく、読み終わった後に残る感じのない 有名作家の初期の作品。 技巧は各所に施されていて、凝った作りになっている。 気軽に読めて、別に悪くないと思った。 映画化されているようなので、 作者も映像化を意識した作品だと思うので 今度見てみようと思う。 | ||||
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数名の体験が交錯し、スピーディに読み進まされてしまう、筆者の勢いを感じる小説でした。 この辺が直木賞候補作家であって芥川賞候補作家でない所以でしょうか。 私も中年となり、読んで楽しい本も非常に貴重なのですが、じっくり味わいながら読みたい、 味わうことでより楽しみたいという欲求のほうが大きいのかもしれません。 一ファンのただのわがままですが(笑) 伊坂小説を読むのはこれで4作目となります。 他の小説とリンクする魅惑的な登場人物の言動・行動・ありようが本当にすばらしいです。 私の場合、順番を少し間違えてしまったため(先に重力ピエロとゴールデンスランバーを読んでしまった) あの黒澤さんはこういう人だったのか、こういう友達がいてこういう大学時代をすごしたのか という順番違いの納得と驚きもありました。 作を超えて登場するキャラクターに筆者の愛情が感じられて、その愛情が読者にもあたたかな気持ちをもたらします。 小説を読み終わったときしばしば感じる「この人はその後どうなるのか」という読者の期待感にみごとな手法で応えてくれる伊坂作品。 全作品読破せずにはおれませんよ。今夜もまた寝不足です。助けて(嬉) | ||||
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伊坂幸太郎、初期の作品。 この頃から得意の、 時間軸をずらして、ループさせる、 という方法を使っていたのだなぁ、と、 妙な関心。 それぞれの物語がループするのだが、 お互いが、 他の物語では、 脇役として登場したり、 もっと、通りすがるくらいの程度で出てきたりする。 “人間の死”ということや、 “宗教”や“神”というものへのこだわりが、 彼の作品には常に見え隠れしている。 ここまで来ると、 何か実体験や、記憶にあるベースの部分なのかな、 と思ってしまう。 でも、やはり虚構の世界であり、 その壮大な世界観は、 度肝を抜かれる。 ラストに近づくと、 「そう来たか!」と、やられてしまう爽快感。 金より大切なものがある! たとえ、甘っちょろい言葉でも、 そう、叫んでるんだよなぁ。 | ||||
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初めて読んだ伊坂作品です。 友人に勧められて読んだのですが面白くって一気に読みきりました! 個性溢れるキャラクターと、絶妙に絡み合うそれぞれの時系列にはまりました。 さらに伊坂作品にはまったのは2冊目に読んだ本にもこの群像劇がつながっていること。 それは2冊にとどまらず伊坂作品の全てがつながっていて、新しいのがでるたびに手にとらずにはいられない、もはや中毒です笑 | ||||
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この作品全体が一つの騙し絵になっています。 伊坂さんの作品は、重要なフレーズや引用が 物語全体に反映されているものが多いですが、 これはそれが直接的な感じがしました。 この作品は、物語の中で起こる事件や謎を解くのではなく、 作品全体に隠されている謎を読者が解くというかたちです。 そのため、話のなかに大きな見せ場があるというわけではありませんし、 教訓とか感動とかそういうものはあまり感じませんが、 ふっとそれぞれの話の繋がりが見えてきたときはとても爽快です。 本という媒体だからこそ描ける世界だと思います。 ミステリーが好きだという方にはおすすめします。 話自体の深さにはあまり期待されない方がいいと思いますが、 「なるほど!」と納得できる結末で、読後感もすっきりです。 技巧を楽しむという感覚で読んでほしい作品です。 | ||||
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・ミステリーが好きな人 ・群像劇が好きな人 ・驚きたい人 ・勧善懲悪が好きな人 ・格言が好きな人 ・生きる希望を感じたい人 ・他の伊坂幸太郎の作品も読んでる人 | ||||
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ミステリーとなると読者はみんなゴールを目指して謎を解いていくと思うがこの本ではゴールというゴールがない。 5つの物語がつながっているという作品である。読んでいくうちに「あーこことここがつながってるんだ」とか「この人はあの人と・・」とどんどん頭の中で整理ができてくる。これを読み終わった後はなんかすがすがしい気持ちになっア。結局人は知らないところで面白いようにつながっているんだなと。ミステリーとは一概にいえないが十分楽しめるし よんで後悔しないいい作品。 | ||||
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ある人の始まりは、誰かの終わりで。 誰かの終わりは、ある人の始まりで・・・・。 入り組んでいます! ラストスパートで次々紐解かれていくのが本当に面白かったです。 物語うんぬんは置いといて、物語の組み合わせが絶妙で緻密です。 そして、物語うんぬんに意味を求めたり何かを学ぶという類の作品では無い様に感じました。 | ||||
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