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ラッシュライフ
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ラッシュライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全201件 21~40 2/11ページ
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複数の登場人物がバラバラのシーンで描かれ、それが最後の最後、一つの物語に集結していくストーリーラインが面白い。一方でシーンがかなり頻繁に変わるのでついていくのが少し難しいときもある。一気に読み切る方が良いと思う。 | ||||
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数年前に初めて読んだ時にとてもおもしろく感じたので再読。あらゆる人の行動が繋がっており、人生何が起こるかわからないなと感じさせてくれる物語。正直2回目は初めて読んだ時程の感銘みたいなものはなかったものの(読む時期やその時の生活状況で本(特に小説)の捉え方は変わると思うので本の否定ではありません)、おもしろく、くすっと心に響くような文章もたくさんありました。 | ||||
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読み始めてから以前に読んだ事を思い出し、飛ばし読みをしていたのに、途中から再び物語の奇妙な世界にからめとられました。絵を描く事にのみ存在価値を見出している青年、泥棒、リストラの中年、失敗した画商の即物的な妻。全く違う次元に生きる人たちが少しく歪んだ時空の、しかし実に現実的な仙台という場所で、微妙にすれ違いながらエッシャーの騙し絵の階段を昇っていきます。やがて行きつく場所には・・・ 持てる者と持たざる者とは、善とはそして悪とは、はたして神の存在はあるのか、そして神とは・・全然違うテーマが複雑に絡み合って、赤い帽子、老いた野良犬、歩く死体、様々な伏線をそこかしこに忍ばせながら大団円へと階段を昇るように進んでいきます。面白かった!何年かしてまた読んだら、また夢中になりそうです。 | ||||
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一言で言うならとても面白かった。 途中怪談かホラーじみた、現実離れした話なのかなと思っていたがさにあらず。 しっかり点と点が繋がり、突飛な事象に説明がなされていく。 岩木山を拝みに行った彼はどうなったのだろう。神の力なのか、もしや。 なんてことを考えたりもしながら。 そして豊田は40億を手にしたのだな。 | ||||
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あまり読んだ事のないタイプの話しでした 死体のくだりはイマイチ理解しにくい感じですが、それは自分の読解力のなさかもしれません 人生がリンクする様は面白いですわ | ||||
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伊坂幸太郎さんのファンです。どの作品を読んでもおもしろいので何度も読み返したいと思い、購入しました。 | ||||
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何人もの人生が、仙台を舞台に少しずつ交錯する。一人一人のエピソードは、この先が心配なものばかりだが、どの人も、どんな苦境にあっても、一生懸命生きている。それが、爽やかな気持ちで本を読み終わることに繋がっている。 世の中お金だけじゃない。 | ||||
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面白い。時間軸が 奇妙にずれて、だまし絵のようだ。 いくつかの物語が、平行的に進んでいく。 ●画商戸田と 新進の画家 志奈子。 戸田は 金持ちで 金のチカラがあれば なんでもできると思っている。典型的な 拝金主義者。ゴーマン。 カネさえあれば、が どう くだかれるのか。社会的風刺が効いている。 ●泥棒のプロ 黒澤。 泥棒は 職人芸であり プロフェッショナル。泥棒にも泥棒の ルールと主張がある と思っている。 ●預言者 高橋(教祖に祭り上げられる・・・)に あこがれる絵のうまい河原崎と リーダーの塚本 ●中年でアネゴ肌の精神科医 京子 とアタマが空っぽな サッカー選手 青山 ●リストラに会い 失業中の 豊田と 薄汚れた 犬 と コインロッカーの拳銃。 これが 絡み合っていくのである。 登場人物が 多すぎるのが この物語の欠点であるが、それを結び付けていく手腕は 伊坂幸太郎ならでは。 薄汚れた犬 が主人公のような気がする。 そして 高橋は 教祖のようで 教祖でないのがいい。 河におぼれる 猫を 助けるというのが一番 教祖らしい行為。 人は どこかでつながっているのだ。 | ||||
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何人かの登場人物、それぞれの視点から話が展開していき、読み終わった後にはそれらが全て交わり爽快な気分になります。今でこそ群像劇の手法としてよく使われていますが、この作品は現代でも色褪せない魅力を持っています。 | ||||
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様々な主人公たちの人生が、それぞれの人生に関わってきて、場面場面で別の主人公同士が様々な展開を見せていく作品。 文章にしにくいが、結局のところ、主人公同士が絡むだけである。 あぁ、あの場面はあの主人公がこういう行動をとったからそうなったのか!など、そういう擦れ違いを楽しめる人には楽しい作品になっている。事実私は楽しむことが出来た。 ただ、主人公がコロコロ変わるため、途中でしおりを挟んで時間を置いてしまうと、途中でどの場面の話をしているのか分からなくなる。読むなら時間のある時に、しおりは最小限にすることをおすすめする。 あと、この物語の結末は何も無いです。本当に。 特に主人公同士が意識して会うわけでもなく、何か事件が解決するわけでもなく、ただ物語は終了します。 このあたりがこの物語の残念なところ。それを気にしないという方は、とても楽しめる作品であると思う。 | ||||
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伊坂幸太郎作品は2回目です。 オーデュボンの祈りを読んだあと、この人の作品は時系列に読みたいなぁ、と思い読みました。 こういうスタイルの話は初めてで面白かった! 特に目立って主人公らしき人物や目的、大事件といったものがないのも斬新で、 ところどころに出てくる哲学的なセリフは考えさせられました。 この本を読みながら、以前遊んだplaystationのサウンドノベルゲーム「街」「428」を思い出しました。 別々の人間が思いもよらないところで、人生を交差する-- 好きな人にはお勧めです。 ただ、最後まで読むとこれは、映像でないからこそ楽しい作品だ、と感じました。 | ||||
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摩訶不思議なストーリーだと思いきや、最後に向けて現実味を帯びてきて、話が一つにまとまります。 長編ですけど、話に引き込まれること間違いなしです。 | ||||
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5本の話が同時並行的に語られる。舞台は、東北の仙台である。5つの話は異なる物語のように見えるが、どこかでつながっているのであろうと読者に感じさせながら、ストーリーが進む。どこにトリックがあるのか、読者は興味津々と物語を読み進めていく。最後には、5つのバラバラな物語が、ひとつの話として集約されていく様は、非常に巧みである。著者の物語構成力に脱帽する。ミステリー小説として一流の作品である。(2013/6/30) | ||||
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金で買えないものはないと豪語する画商の「戸田」と、同行する画家の「志奈子」。 ピッキング窃盗を繰り返す、インテリ泥棒「黒澤」。 メディアで一躍有名となった新興宗教にのめり込む「河原崎」。 お互いの伴侶を殺し、再婚を企てる「京子」と「青山」。 リストラという不遇を味わって間もない「豊田」。 それぞれのドラマが並行して綴られた長編小説。 どのストーリーも濃厚に描かれていて、とても面白いです。 そしてラストは、一見何の接点もないすべてのドラマが驚くようなかたちで1つの点で交差します。 多くの登場人物をとおして、伊坂幸太郎さんが伝えたかった「ラッシュライフ」とは、どのような人生なのか。 最後まで興奮しっぱなしの一冊でした。 | ||||
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リストラや宗教や泥棒や画商はリアルなんですが、京子のようなビ○○が結婚して不倫してるのが解せません。そこだけ伏線とかけ離れたところで描きたい女を描いてる感じがしました。ビ○○じゃないと成り立たないストーリーではありますが。。笑 | ||||
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伊坂作品のスタンダードだと私は感じました。 感想を言いますと、私は本書は、いい意味で「スケールの小さい」物語だなと感じました。物語は身近な物事から始まります。しかし、それは様々な人との繋がりでおおきく発展し、最後にはそれぞれの登場人物たちの元へ収斂していきます。大きいものでも、始まりは身近なもの、小さいものです。そのような意味で、「スケールの小さい」物語だと表現しました。その中でハッピーエンドになったり、バットエンドになったりするキャラクターたちも非常に魅力的です。また、ほかの作品同様、テンポの良さは健在です。 伊坂さんは冒頭に「最高時速240キロの場所から物語が始まる」と書いているように、どちらかというと大→小という流れを表現しているのでしょうが、わたしは小→大→小という流れを感じました。 | ||||
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画商と新進の女流画家、窃盗犯、新興宗教の幹部と信者、サッカー選手とその不倫相手の心理カウンセラー、求職中の中年男。『ラッシュライフ』は、彼らが織りなす群像劇である。希望と絶望、信義と裏切り、愛と憎悪がごった煮になっていて、まさに豊潤な人生を味わうことができる。 登場人物たちの間柄や行為の結果が、他の登場人物へとリレーのように繋がっていくわけだが、読み進めていくうちにストーリーに厚みがでてくる仕掛けである。ただ、それぞれのターンの時制が前後してしまうので、一読したたけでは何かを見落としてしまうような気がする。謎解きというより、人生観として読むべきであり、再読に十分に耐えうる作品ではあるのだが。 死体を解体したり、そのバラバラ死体がくっついて歩きはじめたりと、グロテスクでかつ不可思議な出来事が挿入されているわけだが、ちっともおぞましくないのが伊坂さん流か。人間関係しかり、対象へことさら踏み込むことのない冷めた距離感がこう感じさせるのだろうか。 登場人物のほとんどは切羽詰まっている。過去からの呪縛だったり、ツキがなかったり、欲望だったりするわけだが、まっとうな人間には明るい兆しを見せてくれるのが良い。 「イッツオールライト」 なかでも、窃盗犯とその自宅へ入り込んだ新米窃盗犯の、まるで洋画を見ているようなクールなやり取りが楽しい。伊坂テツガクが開陳されている。 画商と画家のターンが少ないなど、登場人物によってストーリーの厚味が違うのと、ラストの一気呵成の爽快感とはいかなかったのが残念か。大したことではなけれどね。 | ||||
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夢中になって楽しんだ。お気に入りの作品。 ある人間がある時点で遭遇した、ありえない不可解な出来事。しかし、別の人間の別の時点においては、それは必然の出来事であり何の不可思議もない。 異なる地点・時点で進行していた5つの物語が最後に1つに結ばれたとき、目の前に1枚の大きな絵が表されたように思えた。まさに、エッシャーの騙し絵のような群像劇。 | ||||
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伏線を拡げるだけ拡げ、読んでいても心配になってしまいましたが 最後はしっかり回収してくれました。 回収作業は少し強引でもありましたが充分読んでいて楽しめました。 | ||||
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伊坂ワールド、大好きです。オーデュボンの祈りの次作で大好きです。 | ||||
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