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ゴールデンスランバー
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ゴールデンスランバーの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全306件 281~300 15/16ページ
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| 堪能しました。映画への造詣の深い作者だけに、多視点を絡ませて物語を膨らませていくテクニックや過去のエピソードを挿入していく絶妙な差配は他の作家に比べても頭一つ抜きん出ています。伊坂節も健在で言葉遊びのようなセリフが導く諧謔味がすこぶる良かったです。 ちょっとくどいくらいの伏線の張り方も面白かったですね。いつもより多めに廻していますって調子で、溢れるサービス精神を感じました。 マイナス点を挙げると、オチやトリックが、伏線の巧さに隠れるように平凡だったのは残念でした。友人との絆や権力に押しつぶされそうな切迫感の描写は素晴らしかったです。 作者の思想もふんだんに盛り込まれていますね。登場人物に「痴漢は死ね」と言わせてる辺り、作者の少し度が超えた正義感が窺えました。伊坂作品全般に通底する潔癖さに男の私は少したじろぎますが、総括すれば伊坂幸太郎の面目躍如たる作品でした。 | ||||
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| 伊坂幸太郎が好きなテーマは古臭い。 友情,愛情,家族の信頼,抑圧的な社会への抗議,個人の尊厳,スリル,人生は素晴らしい,などなど。 なのに小説は斬新だ。 本書はまったく新しい逃亡サスペンスである。 巧妙な監視社会となった仙台で,主人公は無実の罪で追われる。 真相は藪の中となる首相夫妻のパレード中の暗殺,その濡れ衣を着せられた元宅配便ドライバーの主人公は必死に生き抜こうとする。暖かな記憶達と数少ない協力者と共に。 読後感の清涼さは伊坂作品の中でも真骨頂である。 | ||||
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| とにかくノンストップで読みました。 面白くて、途中で止めることが出来ませんでした。 私も主人公・青柳と一緒に一気に走った感じです。 女二人の会話から入る第一部が、まずいいです。 何とも平凡だけどどこか軽妙な会話に引き込まれる中、 あっと驚く事件が起こります。 そのあとは過去と現在を巧みに行き来して、ストーリーは展開します。 ちょっとした会話の中にも伏線があり、 あとあとそれが「なるほど!」と思わせるし、 登場人物はそれぞれなんだか適当に喋っているようだけれども、 すごく物事の本質を見抜いていて、ドキッとさせられることばかりでした。 読後感は、何故かデビュー作の「オーデュポンの祈り」を読んだときと似ていました。 あの、初めて読む種類の小説!と感じた新鮮さです。 更にパワーアップしたものですが。 正直言うと、みんなあまりにも無条件に逃亡者・青柳に手を貸すし、 うまい具合に話が進みすぎる(たった二日間なのに!)という感もあるのですが、 それは許せるぐらいのおもしろさです。 でも面白いだけじゃなく、ホロッとさせる部分もあるんですよね。 わたしは3箇所でグッときました。 そしてラストがまたいいんです! う〜ん、書き切れません。とにかく、オススメです! | ||||
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| ストーリーの強引さ、リアルにかける・・なんてことは関係なし。 逆にこの強引さ、非リアル性がたまらなく面白い。 一気に読まさせていただきました。 最後のラストのくだりに、思わず「うまいなぁー」と感心してしまいました。 | ||||
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| あまり伊坂ファンではない自分もついつい引き込まれてしましました。首相暗殺などという事件はとてつもない大きな力が揺れ動いているのだなあと思いました。ビートルズや落合信彦の「2034年の真実」なんていうものを子供心に読み、「世界って、人って怖いな」と思ったことがつい昨日のことのようです。でも、あの真実もきっとこんなふうに隠蔽、隠蔽でつづられいて、そういう人生にぶちあたってしまった人も地球上にはいて、平和というものは本当にそれぞれの心の中に核としたものがなければ実現できない難しい代物なのだなと思いました。しかし、伊坂の文章は本当に面白いというか、粋だねえ〜ついつい、読み始めるととまらないかっぱえびせんのようです。この人には、もっともっと商店街の謎のような小粋な仙台物語を書いてほしいです。 | ||||
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| 伊坂幸太郎の逃亡もの。 主人公が濡れ衣をきせられて逃亡する王道といえるストーリー。 時間を超えて、登場人物がどこかでクロスする。 著者らしいと感じるのは「事件の20年後」という章を 事件の前に入れておくところ。また、関係者が死にまくっても 悲壮感がないのがいかにも著者の世界観らしい・・。 その「20年後」どのようになったか客観的な視点から入れておく ことで、読者に予備知識が入り、次の章の「事件」で より深くストーリーを楽しむことができた。 また、ラジコンヘリでの爆破、花火、など読者がイメージ化 しやすいシーンが多く、映画化を意識したつくりになって いる。(ような気がする) ただ1つだけ注文をつけるとすれば、 物語でターニングポイントとなる「キルオ」との 絡みはちょっと強引に感じたかな。 ま、それもご愛嬌。 鮮やかなラストシーンがいい。 帯に「現時点での集大成」とあるが、その通りだと思う。 伊坂ワールドを堪能しつつ、万人が楽しめる小説。 ☆5つ。 | ||||
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| 伊坂作品は全て読んでます。その中でもこれはかなりの傑作!スリリングでありながらも、心温まる場面がところどころに盛り込まれています。何より、主人公青柳が魅力的でした。もう少ししたらもう一度読んでみます。来年の、このミス1位候補ですね。 | ||||
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| 伊坂幸太郎ファンは確実に読んでもらいたい。 そしてこれを読んだら伊坂幸太郎ファンにならずにはいられないだろう。 伊坂幸太郎のひとつの頂点を極めた作品だと言える。 § 第一部から第三部までは「首相殺し」の事件を第三者の視点から傍観する。 それはまるで当事者感の無いまま、テレビを見ているかの様。 そして本書のメイン部ともいえる第四部ではいきなり事件の主犯者として 追われる主人公が描かれる。 § 文才溢れる著者の実力を遺憾無く発揮して、 500ページの長編にもかかわらず まったく飽きることなく中だるみすることなく読ませられる。 そして時々垣間見せるユーモアに思わずにやりとしてしまう。 伊坂幸太郎テイストを満喫できる一冊。 | ||||
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| 一人の男が陰謀に巻き込まれ、首相暗殺の犯人にされてしまう。 その巧妙な罠や、犯人にされた男青柳雅春の逃亡シーンは、迫真に 満ちている。巨大な組織を持ってすれば、一人の平凡な人間を 犯罪者にすることなどわけないのだ。誰もが、いつもの日常生活を 断ち切られる可能性がある。考えると、これほど恐ろしいことはない。 まるでフラッシュバックするように、過去の青柳の日常生活が差し 挟まれているのも効果的だ。「なぜこんな平凡な青年が!?」読んで いてそういう思いを何度も味わう。そしてそのことが、現在の青柳の 置かれている立場の理不尽さを、より鮮やかに浮かび上がらせていく ことになる。 とにかく夢中で読んだ。500ページ、一気読みだった。最初から 最後までこれほど楽しませてくれる作品には、めったにお目にかかれない。 読後も、ほろ苦い余韻が残る。ミステリーとして楽しいだけではない。 張り巡らされた伏線、抜群の構成力、そして伊坂幸太郎らしい描写。 どこを見ても、どれをとっても、完璧な作品ではないだろうか。 | ||||
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| 乱暴かもしれませんが、 「『逃亡者』を伊坂幸太郎が書くとこうなった」という感じの一級のエンターテイメントだと思いました。 もちろん得意の伏線を自在に散りばめた作風は変わらずで、ファンの方も、初めて伊坂作品を読む方もハマルこと受けあいです。 個人的には第三部のレポートの筆者に「にやっ」としてしまいました。 | ||||
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| 市街地での白昼時の首相の凱旋パレード、空から降りてくるラジコン・ヘリコプター、爆発と共にパニック、阿鼻叫喚となる群集、、、巻頭20ページ足らずで“首相爆殺”と言うセンセーショナルなオープニングで幕を開ける伊坂幸太郎の新作「ゴールデンスランバー」は、全編サスペンスタッチにハートフルな底流がある面白さに、映画的なスタイルと文学的巧緻さを感じさせるいかにも伊坂らしい快作だ。時系列が断続的に変わり、読む者の予断を許さないスリリングな展開に唸りながら、ラストまで一気に読み切ってしまえる。見えない巨大組織に暗殺犯に仕立てあげられ警察から逃げ続ける、まるでハリウッドの骨太硬派アクション映画を連想させる主人公のキャラが、ごく平凡な青年であるのがいい。最初はなんとも頼りなげで我々と言わば等身大である彼が、次第に逃走=闘争本能に目覚め、沈着さと仲間への“想い”を以って、情けなさと滑稽さの果てにあるあまりに絶望的で理不尽な窮地と対峙していく。しかも、彼の心の拠りどころにあるのが、過ぎ去った学生時代の郷愁と友情の証であるビートルズのナンバー“Golden slumber”と言うのが泣かせるではないか。かっての恋人、友人、バイト先の花火師、勤務先の偏屈な先輩、そして、、、彼とその廻りの人々、巨大な権力組織に対する一介の名もなき者たちの意地と誇りに胸が打たれる。果たして巨大組織の内実は何なのか?そして主人公は逃げおおせる事ができるのか?これは読んでのお楽しみだが、いかにも映画的なラストが余韻を残す。年の瀬に登場した熱きエンタテインメント本として年末年始お薦めの1冊。 | ||||
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| 伊坂幸太郎の書き下ろし作品です。 内容については皆様のレビューが非常に参考になると思いますが簡単に言いますと、お馴染みの杜の都で大統領暗殺の濡れ衣を着させられた主人公が全力で逃げていく作品、です。 筆者の作品全般に言えますが、登場人物の個性が素晴らしいです。どこにでもいそうでどこにもいないちょっと変わった登場人物たちが緊迫感のあるストーリーを際立たせています。独特のスピード感と世界観は本作品でも健在ですし、期待通りの伏線が無駄なく四方八方に張り巡らされていて、それらが綺麗に回収されていくのが心地よいです(もちろん初読ではほとんど伏線には気づきませんでした)。ユーモアと涙を誘う伊坂節も健在です。 筆者の本を未読の方でも十分に伊坂ワールドに触れられる作品に間違いありません。 | ||||
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| デビュー作から全部読んでますが、本当に楽しめた作品でした。個人的には今までで1番の面白さだと思います。伊坂さん特有の他作品とのリンクも健在で、ファンとしては嬉しい限りでした。一度読んで事件の全体が分かった上でもう一度読み返すとまた違った面白さがあります。実家が仙台の私にとって、仙台が舞台の作品が多いところも魅力のひとつです。 | ||||
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| 2年間かけた503ページの書き下ろしは、伊坂幸太郎の集大成だった。 「ラッシュライフ」も「チルドレン」も「魔王」も、全部の作品を一緒に鍋に入れて新しいひとつの料理にしたものがこの本だった。 だったと締めてしまうのは、作品から興奮させる可能性が今回の本には無かった淋しさだ。 到達点であるが故の完成度はある。が、伊坂幸太郎の頭の中が全部出てしまった底が見えてしまうのだ。 忘れ難い会話も、多分時と共に古い言葉となって消えてゆく。 ビートルズのナンバーや、ロックな人生は、世の中への不条理に怒る若者だから輝ける。 隠れてる悪いやつらも、所詮人間でいつか死ぬ。 いいように使われてしまう憤懣も、そこだけに限定してしまうことが、作品の核となり成長を止めてしまう。 これまでの作品で描ききれてなかったものをまとめたことで、伊坂幸太郎の限界が見えてしまった。 | ||||
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| 学生時代、担任のススメで普段は余り読まないミステリーを読みました。それが僕の伊坂作品とのきっかけです。ミステリーは余り読まないので、他の作品との比較は出来ませんが、伊坂さんの伏線のはり方、展開、キャラクターや設定の作り方には唸りっ放しでした。そして久し振りに伊坂作品を読んだのですが、以前読んだ作品以上に引き込まれました。`オチ`は多少予想してましてそれが当りましたが、展開が本当に素晴らしかったと思います。そして暗い話なのに、ふっと笑ってしまう所が随所あったのが伊坂さんの才能なのかなと思いました。 | ||||
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| いいっすね〜、この作品。 ケネディー大統領暗殺事件を髣髴とさせる首相暗殺。 その犯人に仕立てられた青柳。 いったい誰が何のために首相を暗殺し、 青柳に濡れ衣を着せたのか。 その真相は? 青柳が逃げる2日間を軸に 事件の3ヵ月後や20年後が語られるけれど、 メインは事件とその後の2日間にわたる青柳の逃亡の顛末である。 息つく暇もないほどテンポよくストーリーは展開し、 さすがの伊坂ワールド健在です。 複線やちょっとした会話のやり取りが非常に心地よく 読んでいて時間を忘れるほどでした。 物語に絡んでくる警察やマスコミ、そして常に周囲を監視するセキュリティーポッドの存在。 何が怖いってこういったものが怖い。 ちょっとした情報でいとも簡単に人一人を暗殺者に仕立て上げ、 周りの人間から正しい物を見る力を奪っていく。 もちろんそういったものに踊らされない人たちもいるわけだが、 たいていは警察が言ったこと、マスコミが言ったこと 鵜呑みにしてしまう傾向があるな、と。 何が正しくて何が間違っているか、情報は正しく自分の目で判断していかなくては、 なんて思い知らされた作品でした。 青柳が犯人ではないことを信じ、 助力した人たちの存在が大きかった。 そして青柳本人を知らずとも 彼を助けようとした人たちの存在。 悪い人たちばかりではない。 信頼されることの大切さ、身に染みましたよ。 | ||||
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| 殺されかかったり、裏切られたり、騙されたり、絶体絶命、世界なんて滅びちまえ、って言うような目に遭わされながらも、「自分が何かを思い出してる時、その時の仲間もそれを思い出してる」とか「信頼と習慣」とかを武器に主人公は無様に逃げる。グチャグチャになりながら、それでも生きてく。世界はパーフェクトじゃないし、主人公もかっこ良くない「日常の人」。そういうんでも、毎日そんなに捨てたもんじゃないかもな、と伊坂作品を読むたびに思う。 日常を生きてる人が一番強いんだろうな | ||||
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| この作家さんすごいって思ったのは、今作品が初めてという訳ではありませんが、 特に今回はそう感じました。読んでて面白い、読み終えて面白い。 で、今回はさらに読み返したくなる構成なのですが、読み返して、そう感じました。 クリアーしたゲームをやったら隠しダンジョンがあった、そんな感覚。 「え、まさか、やっぱり」ああ、この人すごいなって。是非体験してみてください。 | ||||
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| やりましたね、伊坂先生。物語りの、パズルで言うところのピースをあちこちに何気なく散らす、何の縁もなかった人と人が徐々に交差してゆく。伊坂幸太郎が描く世界には、心地よいテンポとユーモアが効いている事。今作品はそれらが最大限に生きており、読後感も好きです。 | ||||
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| 仙台出張の際に読むことができたので相乗効果でわくわくしました。 おなじみ以上のスピード感があって、3分の1も読まないうちに自分が 主人公になってしまい、逃げ回っている感じ。 楽しませていただきました。 | ||||
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