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モダンタイムス
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【この小説が収録されている参考書籍】
モダンタイムスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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主人公渡辺の安藤商会の訪問、渡辺の友達の作家の井坂(字こそ違うが著者と同名ってギャグのつもりか、反って冷める)が瀕死のわりにベラベラ喋って死ななかったり、妻の佳代子がスーパーマンのようにピストルの弾にも反応できたり、真相が語られる場面で渡辺のガラッパチな先輩の五反田がいちいち口を挟んだり。不要だったり煩わしかったりする部分が多すぎた。上巻はよかった。上巻は。この作家の特徴ともいえるテンポには乗るんだかあと投げ捨ての作品です。例えばなぜ妻の佳代子は冷静に人の指を切り落とせるほど残虐なの?渡辺たちを床に押さえ付けた力が超能力じゃなかったなら、敵方の緒方はなぜ、読者にさもそれを勘違いさせるように手を前につき出してたの?なんでチョイチョイ面白くもないギャグもどきな描写がはいるの?知りたいことがたくさん。おせーて先生?世知辛い現実から束の間逃避したいかもしれない現代人にはよいお伽噺です。 | ||||
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伊坂さんの作品は好きなのだが、 この作品は、「魔王」を読んでいても ストーリーに入っていけなかった。 ストーリーも近未来描写も全ていまいち。 週刊誌連載の文庫化ということで しょうがなかったのかもしれないが 上下感というボリュームが必要だっただろうか? 下巻でやっと少し、ワクワク感が出てきたので★二つ | ||||
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伊坂幸太郎さんのファンです。作品はほとんど読みました。一番好きなのは”死神の精度”です。現実の世界から、半歩だけはみ出したような不思議さやワクワク感が気に入っています。「生きてるって楽しい。」「こんな世界に行けたらいいなぁ」などと思いながら読んだ作品が多いです。しかし、この作品は、最初から最後まで読んでいるのが苦痛でした。現実から何歩も踏み外してしまったような世界の中で、救いの無い残酷さが広がっている、と感じました。ごめんなさい。この作品は大っ嫌いです。 | ||||
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作風が変化するのはアーティストとして素晴らしいと思うけど、読み手としては失望しました。なんだか売れっ子になるとワールドワイドな展開になるのは何故だろうかと思います。でかい話でもゴールデンスランバーの方は それでもいい作品だったと思う。進化した井坂さんすごいと思って熱中できた。モダンタイムスは超能力 とか出てくるし長くてぐだぐだ。なんというか長い話のわりに中身がない感じがしました。重力ピエロみたいな話しても話しても話し足りないような感じは無く。ネタ切れに近いようなぐだぐだ感。浦沢直樹のモンスター読んで感動した後の20世紀少年。という感じがしました。 あと作品がどこか映画を意識した作りっぽかった、、、ような気がしました。僕がひねくれてるせいでしょうか。今の井坂さんは本だせば売れちゃう人だから仕方ない。井坂さんは本気を出せはすごい作家。頑張って井坂さん | ||||
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この作品は期待ハズレでした。確かにあちこちに伊坂さんらしさはかいま見れるんですが、つまらないエピソードを詰め込みすぎて不必要に長いというか、全体的に消化不良という感じが強いです。最後の展開もあまりにご都合主義的でシラけましたし、主人公の妻の異常な残虐性は読後の後味をかなり悪くしていると思います。過去の名作を星五つとするなら、この作品は星一つの評価が妥当です。 | ||||
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小説家なら、せめてプロットを完成させる位はしましょうね。長々とした中年男の自慰を延々と見せられるのは、読者にとっては苦痛でしかありませんよ?大いに光るモノを持っているのに、それを悉く、阿呆な感性で潰してしまっている悲劇に涙。冒頭は良かったのに……。広げた風呂敷位畳もうぜ、なぁ伊坂さん? | ||||
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面白い導入部から、ドキドキしながら読み進めましたが、 読み終わった感想は「えっ?これで終わりですか?」 浮気相手の真の目的はなんだったのか? 異様に強い奥さんは普通の人なのか? 主人公の超能力って、あれだけ? など、たくさんの質問に答えてもらえないまま終わってしまった気分です。 長かった分、読み終わったあとのがっかりが大きかった。 面白くはあったんですけどね…。 ネット社会の怖さを感じさせる巨大な敵、 システムというとらえどころのない敵の象徴として出てくるのは、小者ばかり。 テーマはいいのに、そのスケール感を感じることが出来ず、 ちゃちなCGのSFといった印象が残りました。 | ||||
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何か、ゴールデンスランパーという小説が絶賛されていた作者の最新作のようだったので、そのゴールデンスランパーは読んでないが、こっちから読んだ。 全然面白くなかった。 取り上げらているテーマは面白いのに、どうしてこんなに文章が面白くないのか? ある言葉の組み合わせで検索をした人が、なぜかとんでもないひどい目に会う。それが自分の回りに連続して起こったため、その問題解決に動く中で、学校に暴漢が侵入して大量の死亡者が出た事件との関連に気づく…。 実際に、自分も何かわからないことがあれば、「検索」するわけだが、そのキーワードによって自分に何か被害をもたらすようなことが起こるとしたら…と考えると怖い気もする。 Googleなんて、実際にすべての人が何を調べているのかとか、Gmailで何を書いているのかとか監視しようとすれば監視が出来るわけで、これってよく考えるととても怖いことではなかろうか。mixiのメッセージのやり取りなど、多分覗こうと思えばすぐ覗けてしまいそうな気がするし。 メールは怖いので、アナログの手紙で…と思っても、旧東ドイツだったかは、国民のすべての手紙を一度封を開けて閲覧してまた封をしていたとか映画で見たことがあったもんなぁ…。 この「検索」の管理の部分の延長で「国家の意思」というテーマも出てきて、この本は面白いと思われるのだが、いまいち読んでいて集中できなかったのはどうしてだろうか。面白いテーマなのに、グロさが前面に出てくるのも違和感がある。 ゴールデンスランパーは読まない方がいいのだろうか…。 | ||||
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ラッシュライフ、ゴールデンスランバー、重力ピエロなどから比べると、正に2点の領域。未来の時代描写も物足りず、取り上げたテーマも目新しくない。過去の実績から、この本も売れていくだろうが、過去の実績から売れたのであろうと未来の時代にも語られる一冊。 | ||||
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『モダンタイムス』に出てくる井坂好太郎が言う「人生は要約できねえんだよ」は、 小説家なる井坂好太郎の作品が映画化によって「粗筋は残るが、基本的には、その小説の個性は消える」経験から放たれる台詞だ。 だが、この言葉が今の伊坂作品を象徴している。 要約出来ない屁理屈を個性と勘違いし作品に盛るようになり、その盛りは私から言わせてもらえば甘えにしか映らない。 個性が消えるような作品だった映画化なら、粗筋でも消えないような本筋を鍛えるようにしてくれ! 作品を掘り下げる作業がいかに大変で孤独だと知っているからこそ、生み出されてきた名作と共に作家が尊敬されるのではないか。 ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)のシンプルさが消え、屁理屈をこねる男と気の強い女がじたばたするだけの作品などに、お金も時間をも注ぎ読むことで読者は何を得るというのだ。 | ||||
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魔王の続編的な話しで登場人物がリンクしたりはいつも通り、会話等は伊坂氏らしいものでそこは楽しめた。 内容としてはあまり目新しさは感じられない。他の作家も既に似た内容の事を書いていたし恐怖は感じず「あぁ、そうですね」な印象。増長だし間延びしている気がして辛かった。 ゴールデンスランバーと似ていると書いていたが、残念ながらあの友人に薦めたくなるような昂揚感は正直本作には感じなかった。 | ||||
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