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模倣犯
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模倣犯の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全287件 61~80 4/15ページ
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| 引き続き、犯人視点での経過を辿っていく3巻。 今更ながら、非常に凶悪で悲しい事件だと思いました。。。 やっぱりこの手の事件の犯人ってのは、家庭環境ひいては両親に問題の根源があることが多いのかなと感じました。 | ||||
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| 事件を巡る様々な人の様々な想いと邂逅…嵐の前の静けさを思わせる淡々とした展開ですが、続きが気になることには変わり無し。 何よりも、真犯人がこれをどう決着させる気でいるのか、気になります! | ||||
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| シリーズ読了。 最後の前畑さんの作戦には恐れ入りました!見事、犯人にクリーンヒットしましたね。 そして義男さんが電話で犯人に語った内容こそが、この犯人を最も的確に表現したものだと自分も感じました。いや~実に面白かった! | ||||
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| 長らく積読のままだった『模倣犯』を、やっと読んだ。文庫にして全5巻という長さにためらっていたのだが、読み始めると一気呵成だった。その圧倒的な現代の語り部としての才には、舌を巻かざるを得ない。ということを100%認め、★を最高点の5つにした上であえて物申したいのだけれど、やっぱり長いのは長いよなあ…。『火車』『理由』といったほどよい作品と比べると、どうしてもそう思ってしまう。 ※※ここからはネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。※※ この作品は、広大無辺の大河だ。主要な流れのほかに無数の傍流が広がったり、絡み合ったりしながら形成される大河。だからこそこの長さなのだが、正直「ここはなくてもよかったんじゃない?」という傍流がなくもない。例えば、犯人捜査の決め手になるような、思わせぶりなエピソードの数々(ラジオの電話相談がどうしたとか、携帯電話を拾った子どもが高熱出してこうしたとか)。一瞬「ここから事件が発覚するのかな?」と思わせるのだが、それらはまったく伏線として回収されず、モヤモヤ…。まあ、読んでる間は楽しかったので、それでいいじゃんと言われればそうなんだけど。 悠揚迫らぬ態度で5巻まで話を進めながら、ラストの店じまいが妙に慌ただしかったのも残念だ。犯人の落とし方に、僕は思わず本書に向かって「刑事コロンボかよ!」とツッコミを入れてしまった。と、ここで話が飛ぶようだが、この作品は2016年にテレビ東京でドラマ化されており、僕はこれを録画しておいて、小説読了後に鑑賞した。そこで思ったのは、慌ただしい印象のエンディングを回避するために、ドラマではピースVS.前畑滋子の構図を前面に打ち出したのではないか、ということだ。もちろん、濃密な小説世界を映像にする際の陳腐化も感じたのだけれど、一方で早々に後半を倒叙ミステリ風にしてしまったことには、なるほどと感心した。 ドラマのことをついでに言えば、キャストは全般的に原作のイメージによく合っていたと思う。とりわけ有馬義男(橋爪功)、塚田真一(濱田龍臣)はピッタリだった、と個人的には思う。ピースの坂口健太郎も良かったのだけれど、ちょっと可愛すぎたかもしれない。しかし、4時間以上をかけてドラマにしても、まだまだ足りないくらい『模倣犯』という作品は長い。そういえば『ソロモンの偽証』はもっと長いんだっけ? ほかにまだ長いのあったっけ? よくわからないが、とりあえずしばらくはお腹いっぱいだな宮部みゆき。 | ||||
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| ミステリー小説はヒット作品ばかり買いあさって読んでいます。模倣犯はといいますと買うだけ買って5巻という長さに気が引けて読まずに積んでいました。しかし、昨年9月にドラマがやっていたのでこちらを録画して、観る前に一読と思って読み始めました。そして、少しづつ読み進めて、ようやく読み終わったのですが、感想は「こんな小説があったんだ」「すごい」という驚きと感動でした。私は、どちらかというと海外ミステリーの方が内容が緻密で好きなのですが、この作品はそれらを超えています。最後はものすごい興奮して何か変な涙が出そうになりました。宮部さんの作品はいくつか読ませていただきましたが、その中でも一番ですね。いやー本当に面白かった。 | ||||
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| 圧巻のストーリー展開というにふさわしい小説。 1巻は正体のわからない、不気味で凶悪な犯人に翻弄される被害者家族と警察を描き大きなインパクトを与えた。犯人の正体が気になると大きく気持ちが膨らんだところで、2巻は犯人の側から物語を書き直す。同じ時間のストーリーを別の登場人物の眼から描く手法は『桐島部活止めるってよ』みたいな感じ。また狂気の犯人のトラウマや人の精神をいたぶって喜ぶ様はトルーマン・カポーティーの『冷血』を想起させられた。 もしかりに1巻の不気味さがなく、2巻の犯人の側から物語が始まっていたらおそらく読者は飽きて、事件まで我慢して読めないだろうと思う。こういう構造的に読者を飽きさせないうまさは、宮部さんの少女時代からの映画体験が大きく影響しているのではないだろうか。 | ||||
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| えげつない話がそろりと始まった。若い女性が連続して拉致され殺される。犯人は愉快犯で被害者の親族に接触して振り回したり、テレビ局に連絡したりと異常な行動をとり続ける。 警察組織の犯罪捜査に対する官僚的対応だったり、マスコミのエゴだったり、事件が起こってかき回される家族だったりと周辺での社会的問題がちりばめられている。この辺が小説のリアリティーを醸成するのはいつもの宮部作品と一緒。しかしいつもの宮部作品同様、この作品もそれら社会問題がテーマの社会派ミステリーではない。結局純粋なミステリーやなぞ解き、それに絡んであぶりだされる人間の業がテーマだったりする。このそろりと始まったえげつないミステリーはどんな形になるのだろう。どんな展開になるのかとても楽しみ。 一家を惨殺された少年が捨てられた遺体の手の一部の第一発見者になるという設定がまたものすごい。 | ||||
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| 最近、テレビ東京でもドラマ化されましたが。原作出版から、これだけ時を経ても尚。 やっぱり面白いです、模倣犯。 宮部さんの善意をベースにした、圧倒的な筆力による、サスペンスの金字塔かと。 もっとダークな宮部さんを読んでみたいと思いつつも、このクオリティで差し出されれば、降参です。 ピースというキャラクターの造形。 最初に読んだ時は、当時の流行りのサイコパスかな、と思いましたが。 2016年のドラマ化でも、十分、生きた人物に感じられました。 宮部さんの感性の賜物だと思います。 | ||||
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| 最初の書き出しは興味をひきますね。見えない誰かが問題なのかな。先が楽しみです。 | ||||
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| 1巻からの流れがやっと見えてきたのかな。一家を殺された少年がいい感じです。どう変わっていくのかな。もう一つのストーリー(二人の青年が女の子を次々と拉致し殺していく)とどこで直接繋がっていくのか楽しみです。 | ||||
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| ずっと気になっていたこの作品。 しかし全5巻もあるのに読み切れるだろうか(元々そこまで読者が好きな訳でもなくて)と尻込みしていましたが、読み始めてみるとすぐに引き込まれて、長編であっても読む事が一向に苦にならなかったです。 ストーリーに入り込み過ぎて、現実のニュースで死体遺棄事件があると、栗橋の仕業?と勘違いしそうになったり、 どうして摸倣犯というタイトルなんだろうという疑問が最後にわかって、そこも面白く感じました。 | ||||
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| 上下巻を通しての感想です。 散々書かれているように、贅肉のある作品です。全く本筋に関係ない「街角インタビュー」や 「声優の対談記事」まで盛り込まれたのはいくらなんでもやりすぎかと(苦笑) 焦らされながらも寝不足になりながら読んでしまうのは、やはりお話として面白いからなので、 その点は大満足。 また、被害者や遺族に立ちはだかる、「基本法」制定以前の被害者締め出し状態、 加害者側の家族・親族が受けるリンチ、取材という名のメディアによるプライバシー 暴露合戦など、いくつかの社会的問題について著者が問題提起していた形跡が伺え、 感慨を覚えました。 この作品の最大の美点は、「犯罪者を分析するな」という姿勢にあると思います。 本書の中で、主犯「ピース」は成育歴こそさらっと書かれますが、彼の心に 魔物が棲むようになったのはなぜか、というような問いかけはしません。 実際向き合ってみれば、自尊心肥大症のちっぽけな人間にすぎないとすぐ分かるのに 快楽殺人・愉快犯・劇場型犯罪を起こす人間に、一般大衆は恐れを抱き、 黒いシルエットのなかに「悪魔」や「怪物」を発見しようとする悪癖が、 あるように思われます。 それは想像力のある人間としては仕方ない傾向かもしれませんが それでも行き過ぎは不健全だと思わされました。犯人像を想像力で 肥大させて、喜ぶのはだれか?考えれば分かることなのに。 少しの不満としては、前述した贅肉の部分をそぎ落として、 「カズ」の名誉回復がどのようになされたかをしっかり描いてほしかった点が あります。彼と妹こそ純然たる被害者なのですから、ちゃんと救済されてほしかった。 | ||||
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| 物語の流れが、スキーをしているようにスピーディーで、とても惹き込まれました。 面白い、の一言です。 | ||||
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| 面白かったです。 凄い構成力です。 元気が無い時には読み切れないので コーヒーを横に置いて読み始めますね。 この作家の本は。 | ||||
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| 物語の動きが遅く、やや冗長な感じ。 特に第3~4巻にかけて、事件と登場人物の関係が複雑。 | ||||
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| すらっとよむことができた。 一夜ですらっとよむことができた。 goood | ||||
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| とても良い状態にほかんされていて、大変満足できました。また機会あれば利用したいです。 | ||||
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| 読み終えて感じたことは、「この犯人を創ってはいけない」ということだ。 これは、笑いごとではない。本気で言っている。 誰もがこの犯人のようになってしまうし、創る要因にもなってしまうかもしれない。 そうならないようにはどうすればいいか、まずは本作を読んでから考えてみてほしい。 | ||||
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| この4巻は、533ページと結構な分量にも関わらず読みはじめてから、食事や睡眠などいろいろとはさんだけど、24時間以内に読了してしまった。 それほど次の展開が気になる、聞きたくなる、内容だった。 さあ、次はいよいよ最終巻。 犯人がどのような手で、捜査をかく乱させるのか、それをどうやって解明していくのか。 そして、本作が読者に伝えるメッセージはどんなものなのか。 すべてが明らかになる第5巻。 期待して読みはじめたい。 | ||||
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| 本作で起こっている事件、これはあり得ないことではない。 実際に、似たような事件が新聞の紙面をにぎわすことは珍しいことではない。 第2,3巻の2冊を使った第2部を読み終えて思ったことがふたつある。 一つは、「こんな事件は起こしてはいけない」ということ。 もう一つは「決して他人事だと思わないこと」だ。 自分がもしかしたら、犯人のようになってしまうかもし知れないし、創ってしまうこともあるかもしれない。 それは忘れてはいけないことだと思う。 そうならないためにも、本作を、特に第二部を読んで考えてみてほしい。 | ||||
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