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模倣犯



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模倣犯の評価: 4.01/5点 レビュー 405件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全279件 21~40 2/14ページ
No.259:
(5pt)

宮部みゆきを信じて良かったと、納得する感動のラスト。

やはり宮部みゆきを信じて良かったと、納得する感動のラストだった。由美子の自殺あたりから、涙腺が緩み、有馬老人が真犯人に言葉を投げ掛ける頃には、感涙していた。これだけ沢山の伏線を、納得のいくよう丁寧に回収して見せた手腕には脱帽するよりない。

  タイトルに込められた意味合いが、ラストでようやく解る構成も流石。前巻で疑問を感じた、心理描写のない真犯人の描き方も、最後の最後に馬脚を表す彼の醜さの、効果的な演出になっていたと思う。
模倣犯〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯〈5〉 (新潮文庫)より
4101369283
No.258:
(4pt)

究極の人間愛に涙した。

3巻は2巻に引き続き、栗橋浩美のストーリー。全体のストーリーは全く渋滞したままで、エンタメ小説としては疑問符を付けざるを得ないけれど、高井和明の投入に宮部みゆきらしい優しさを感じた。最後の車中での会話で、栗橋浩美が真相を知らされ、車が転落炎上する場面の描写は圧巻。愚鈍なイジメられっ子が、酷薄なイジメっ子を見捨てず、最後に身を捧げて友人の人間性を取り戻させるー客観的に見ればあり得ないけれど、究極の人間愛に、私は涙した。人間はここまで優しくなれるものか。
模倣犯3 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯3 (新潮文庫)より
4101369267
No.257:
(4pt)

エンタメ小説なのに、冗長な純文学的アプローチを試みた挑戦を評価

2巻を読み始めてまず、いきなりまるで別のストーリーが始まったのかと思った。もちろん繋がってるのは知っているので、しばらくしてやっと、あの犯人達がどのような生い立ちを経て、反社会的パーソナリティを形成したのかを語っているのだ、と気付いた。
  十分な筆力を持って丁寧に描いているので、読み応えは十分だが、ミステリーと言うエンタメ小説としては、冗長と捉えられても仕方ないと思う。あえてこんな純文学的アプローチを試みた挑戦は高く評価したいが。
模倣犯2 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯2 (新潮文庫)より
4101369259
No.256:
(5pt)

宮部みゆきの真骨頂を示す、社会派ミステリの大作

社会派と言うのだろうか。宮部みゆきの真骨頂を示す、読み応え抜群の作品だった。序盤からグイグイ引き込まれる、見事なストーリーテリングで、子供っぽい謎の犯人がこれでもかと人の心を踏みにじり、冷酷無比な連続殺人を世間に見せびらかす劇場型犯罪の恐怖と、犯人への嫌悪を強く感じさせられた。一見アッサリ解決したかのように見せて、真相はまだ隠されてると思うと、後を読まずにはいられない。

  吐き気を催すような、人の悪意をクローズアップして見せるので、重く暗鬱な読後感だったけど、良識派の作者なら大丈夫だろうと、この後も読む気にさせるのは、宮部みゆきの信用のなせる業だ。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.255:
(5pt)

とても長大な話です!

途中から結末が予想できてしまったのですが、それでも大変楽しませてもらいました。
最後に犯人がゲロってしまうところは、少しあっけなく感じました。多分みなさん、そう感じたと思いますが、犯人の性癖を考えると、あのゲロも理解できなくはありません。
それにしても、宮部さんのストーリーは、どれも面白くて、感心する話ばかりです。
また次の作品も聞いてみたいと思います。
模倣犯〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯〈5〉 (新潮文庫)より
4101369283
No.254:
(5pt)

超すごい!これこそ宮部!

最終巻まで辿りつけなかった方もいるようですが、これこそ宮部みゆきです。3回読みなおしました!展開が素晴らしくどんどん引き込まれていきます。これは満点です。しかし、この期待の勢いで「ソロモン」に行くと大けがをしますよ。模倣犯は話の展開が早いですが、ソロモンは停滞する時間が長い!登場人物が子供!厳しい戦いになります。
私は耐えられませんでした。見切りをつけて今は「柚月裕子」にはまっています。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.253:
(5pt)

映画にもなったものの原作です。

宮部みゆきさんの小説が好きでよく読んでいます。模倣犯は特にミステリーの中でボリュームも奥の深さも相当な小説で圧倒されます。面白いです。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.252:
(5pt)

面白かったです。

宮部みゆきさんの小説が好きでよく読んでいます。模倣犯は特にミステリーの中でボリュームも奥の深さも相当な小説で圧倒されます。面白いです。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658
No.251:
(5pt)

純文学的ミステリー

火車、理由...と、少なくとも90年代の宮部三部作は、最初に事件が起こって、後は登場人物すべてのこれまでの人生がそこに行き着く、というスタイルですよね。端役にまできっちり人格と人生があって、もしこの端役にも子供時代にこういう親や教師に会わなければ、あの事件は起こらなかった...みたいなプロットの組み立て方。それがものすごく丁寧だから、宮部作品は長い。18,19世紀のヨーロッパ文学なんてこんな感じだけど、純文学の王道を行くミステリーみたいな、いわば罪と罰的な作りが宮部みゆき前期3部作。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.250:
(5pt)

緻密な構成です

上下巻、とても長い作品です。ですが、読み始めると止まらなくなります。集中して読める時間がある時に読んだ方がよいでしょう。とにかく面白いです。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.249:
(5pt)

高井和明一家のみなさんが救いようの無い悲惨な内容に

被害者は家族も含め、どれだけ悲惨な目に遭い、また救済されないのかということを考えさせられた
大筋は読みやすく痛快だが
深く理解しようとすれば難解なのかもしれない
模倣犯〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯〈5〉 (新潮文庫)より
4101369283
No.248:
(5pt)

これは長い長いミステリー

これは長い長いミステリー
原稿用紙3541枚、単行本上下組約700ページ上下巻、文庫本全4冊著者入魂の最長ミステリー。
著者はあとがきで週刊ポスト誌上で三年余の長期連載、その後加筆改稿に二年、五年がかりの仕事であったと述べている。
連続猟奇殺人の真犯人は?読者もはじめからラストまで緊張が持続する。

登場人物では鞠子の祖父有馬義男が印象深い。
テレビドラマ化されているが原作の感動にははるかに及ばない。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.247:
(4pt)

その筆力を他に使って欲しい。

掘らなくてもいい心の闇を掘っている。読んでいて非常に気分が悪い。
その筆力を他に使って欲しい。
(ソロモンの偽証も同じ。)
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.246:
(5pt)

とても面白い

流石、宮部みゆきの作品。とても面白いが新刊は大きすぎる。文庫の方がよい。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.245:
(5pt)

劇場型犯罪の超大作

自作自演の犯罪者が相棒やマスメディアを最大限利用して、自分を大衆に売り込むとともに、そのような自分に悦に入るという現代の劇場型犯罪の典型を描いた超大作である。1巻から5巻という長編であるが、いくつものプロットがうまく組み合わされているので、読んでいて飽きることがない。著者の代表作の1冊といってよいだろう。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.244:
(5pt)

夜っぴて読むよむ読む最高の伴侶なり

直ぐ到着しました。シミひとつなく綺麗なじょうたいでした。「模倣犯」の第1巻から第5巻まで、ここで購入しました。付属のしおりが、いっぱいたまりました。これからも良品をたくさんご提供下さい。
模倣犯〈4〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯〈4〉 (新潮文庫)より
4101369275
No.243:
(4pt)

長編だからこその濃厚なミステリー小説

宮部みゆきの小説を読むのは2度目であるが各々の登場人物の心理描写が精緻に描かれており圧巻だった。ただピースに関しては彼の人格形成についての記述はない。その点は読者の想像にお任せであると感じた。

本作品にでてくる有馬義男は登場人物の中でも最年長者であり、多少感情的なところがあるが、奇禍に遭いながらも加害者家族に冷静に向き合うところは人の強さを感じた。
模倣犯1 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯1 (新潮文庫)より
4101369240
No.242:
(4pt)

きれいな状態でした。

納入予定日より早く届きました、ありがとうございました。1日早く届いた他の本(同時に4冊購入)があまりにひどい状態だったのでまったく期待をしていなかったのですが、今回は、綺麗に包装され本の状態もよかったです。「誰か」もほぼ同様のレベル。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.241:
(4pt)

ピースがサイコパス、ヒロミが自己愛性人格障害だったのかな、それより筆者が書きたかったのは・・・

自らの目的のためには他人を傷つけることを厭わない人物はごまんといる。
ヒロミみたいに、自分より下の人間は容赦なく利用するが、ピースのように上の人間には神のごとき扱いをする。
この手の人物は、自分を犠牲にする心優しい弱い人間を嗅ぎ分ける嗅覚に非常にすぐれている。
これは自己愛性パーソナリティ障害に特徴的で、ヒロミはこの種の人間だと思う。
ピースは、他人を駒のように使い、本当に罪悪感がない、容姿頭脳ともに優れており、感情的になることも少ない、
表面的には非常に魅力的、これもサイコパスに一貫する特徴でもある。
宮部さんの犯罪心理の研究者への取材のたわものだと思う。
しかし真犯人ピースの描写が少ないことや、いきなりピースが幼稚な言動を繰り返し、
部外者とも言える滋子が一番おいしいところをもっていったのは、納得いかないところでもある。
宮部さんは滋子に結構感情移入してたところがあるんじゃないだろうか。
そこらへんが不満だけど、一番重要なのは理不尽な悪に遭遇した人達なのだろう、
義男さんが一矢与えたようだが、結局ピースは獄中で生き続けて、彼の言葉に触発される者すら
いるかもしれない、これだけの凶悪事件として名前を忘れ去られることはないのではないだろうか、
結局、犯罪はやった者勝ち、忘れ去られる被害者を尻目に凶悪犯罪者の名は残る。
執筆当時は今より被害者への支援は十分ではなかった。それも考慮にいれなければいけない。
いずれにしも、20年前にこれだけの作品を仕上げた宮部さんはやはり凄い。
でも、これ以降、犯罪ものを書くのに疲れたというのもやむを得ないぐらいの救いのない話である、
完成度とか、面白いとか、読んで損はないとか、そういう評価を下していい作品とは、
また違うレベルの作品だと思う。
模倣犯〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯〈5〉 (新潮文庫)より
4101369283
No.240:
(4pt)

人はどこまで邪悪になれ、どこまで善良になれるのか

ある殺人をカモフラージュするため、無差別に若い女性を殺す計画を立てて実行していき、
あまつさえ、それを無関係の善良な知人のカズに全てなすりつけようとする獣すら行わない鬼畜な所業を、
嬉々として計画するピースとヒロミ。
そして、ヒロミの言葉通りに、のこのこ悪魔の手の内にやってくるカズ、全ては計算通りのはずなのだが・・・
山荘でのピース、ヒロミ、カズのやりとりがこの二部のクライマックスだろう。
他人を踏みにじることに無上の喜びを感じる畜生極まりない人間と、
散々虐められた相手でも、幼少期の思い出から一心に一人の人間を信じる人間、
対極にいる種類の人間同士だが、それはひょっとしたら同じぐらい悲しく愚かなことなのかもしれない。
優しすぎる人間もまた悲劇を生み出すのだから・・・。
星をひとつさげたのは、やや冗長な部分と、好きではないヒロミに感情移入しすぎる描写が多くあるということ、
ヒロミの少女の亡霊に悩まされる部分はもう少し短くしてもよかったかもしれない。
それ以外は、文句はない出来です。やはり数々の賞を受賞している作家さんの腕に疑いはなしなんでしょう。
模倣犯3 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:模倣犯3 (新潮文庫)より
4101369267

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