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模倣犯



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模倣犯の評価: 4.01/5点 レビュー 405件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全279件 241~260 13/14ページ
No.39:
(4pt)

内容はよし。でも・・・

とりあえず読み終わりました。夏休みだからというのもあってか、読むのにかかった時間は上下巻あわせて20日。約1400Pです。内容は、描写の仕方がとてもリアルで臨場感がありました。ただ、長いのと登場人物が多いのとで、フッと名前がでてきても「アレ?この人誰だっけ?」と思ってしまうところがしばしば。読み進んでいくうちに「あぁ。はいはい。ここででてきた人か。」と思い出すんですがやっぱり脇役が多すぎかな、と思います。内容はホントにすごくおもしろいけど時間がないと一生読めない気がします。1400Pといっても1Pを上と下に分けてあるので、実質は2500Pぐらいあるんじゃないかな。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658
No.38:
(5pt)

長いけど。。。

 手放しでおもしろかった! 「作者はどうやってこの犯人の心理をリサーチするのだろう??」と思うほど、リアルで生々しい心理描写が素晴らしい。かなり分厚いハードカバーで上・下巻ありますが、時間をかけても読む価値ありと思います。 「長すぎる」「無駄な部分が多すぎ」「結末が拍子抜け」等の意見もあるようですが、、、。人間形成って、とても複雑なものですよね。その人がなぜそういう人間になったのか、なんて説明できるものじゃない。それを極力伝えようとしたのが、この作品なのではないか?と思います。結末が拍子抜け、という意見に対しても、伏線としての真犯人の人間形成過程が鮮明に描かれているからこそ、違和感なく感じられました。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.37:
(5pt)

それでも輝く宮部の優しさ

全部を通読しての感想なので,上下巻両方のレビューに同内容で投稿させてもらいました.多くの人が書かれているように,物語世界の全体を俯瞰するためとはいえ長過ぎると思いますし,所謂「犯罪小説」が好みの人には登場人物のキャラクターや最後の真犯人の稚拙さが納得できないかもしれません.また,やはり「火車」を超えていないと言われたら,そうかもしれないとも思います.でも,それなら読むに価しないかと問われたら,やはり読む価値は有ると思うのです.ちょっと甘いかもしれませんが,5つ星にしたのはそのためです.最近巷に溢れる犯罪小説の犯人は頭が良くてスマートな人間が多くなってきました.でも,彼等が散々に猟奇的犯罪を犯した挙げ句に「だから人間の本質は残酷なのだ」みたいな㡊??とを言われても,本当にもう結構という気しかしないのです.いつからか犯罪者がヒーローのように扱われる本が巷に溢れているのに違和感を感じるーーそういう感覚を持っている人になら,この本は絶対にお勧めできます.その意味で,本書の山場は前畑が真犯人と直接対決をするところではなくて,有馬義男と真犯人が電話を挟んで対峙するあのシーンにあると思うのです.連続殺人者でありながら自らの知性と正義に耽溺する真犯人に対し,「それでも犯罪者は愚かだ」と叫び,反駁し,論破してくれる彼の2ページに渡る台詞こそが,作者の書きたかった言葉なのではないでしょうか.最初に述べたような箇所で批判するのは易しいでしょう.それでも私は,特に最後の50ページは,読む価値が有ると思うのです.
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.36:
(5pt)

もう少し。

しっかりしたストーリーで素晴らしい。だから☆五個なんですが、個人的には途中無意味な長さがあるような感じがします。そしてもう少し被害者の悲しみが欲しかったような。ちょっと偉そうになっちゃったかな。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658
No.35:
(5pt)

凄い!

本当に面白かった。宮部作品の中で最高の作品だ。下巻の初頭に大きな山場がある。大作(ここまででも十分に大作だ)のエンディングにもふさわしい。しかし、その山場を乗り越えポシャリもせずに一気に最後まで読み通させる筆力にはただただ感嘆!なお題名だが,多くの読者は何の違和感もなく読み進むだろう。やがて、なぜ模倣犯なのか次第に不審に思い始めるだろう。しかし、最後の最後で納得させてくれる。宮部作品と限定せずに最高の傑作と断言する。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.34:
(4pt)

前半で事件が終わってしまった。

 読む前は、こんな分厚い本、読めるかな、と思いました。でも、かなり読まれている本だから、きっとおもしろいんだろうな、とも。 この本の前半部分、第1部の終わりで、あっさりと、事件が終わってしまいます。あれ? ほんと? って感じです。 第2部は、違った視点から、事件を再度、なぞって行くのです。 結構おもしろく読めました。少なくとも、『下』を読みたいと思うくらいにはおもしろい。 『犯人は誰か?』というミステリ性はこの本にはありませんが、何故題名が『模倣犯』なのか?という謎解きは、この本にあります。 私は、主に通勤時間を使って読みましたが、そういう細切れに少しずつ読むような読み方の方が(一気に読むより)、この本には合っているような気がしました。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.33:
(5pt)

深い人間群像の心象風景が面白い

宮部みゆきさんの小説が「くどい!」とか他にこの小説が中学生レベルの内容だ、とか言う意見も耳にしたことがありますがそんな意見とはうらはらに実際、読み進むとますます深い人間群像の心象風景、事件の解明が気になり、長編小説の活字を追う楽しさの醍醐味がここにありました。「くどい」のではなく長編ゆえの構成として私はくどく感じませんでした。中学生レベルというのはショックですが人気がある小説として様々な意見が噴出するのも仕方ないことでしょうか。上巻では登場人物で「カズ」がなぜかとても身近に思えまし。下巻はまだ途中読みですが、読み終わるのが淋しい気がしてしまうくらい上巻同様、ますます面白いです。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.32:
(4pt)

驚異の物語世界

各賞を総なめにした大作。「これでもか」の書き込み、描き込み。これだけの複雑怪奇な世界を破綻無くまとめあげる宮部みゆき、恐るべし・・・
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.31:
(5pt)

映画の数倍面白いです、特に上巻は

上巻は5つ星、下巻は4つ星。上巻は被害者の家族の目線で、下巻は犯人の目線で描いています。次は一体どうなるのかと思うと、違う場面になり先を読みたいあまりにはまっていくという感じですね。2001年度のこのミス始めミステリーの1位を総ナメにした作品。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.30:
(5pt)

「模倣犯」

 これほどの重量があり、インパクトのある作品を女流作家で読めるとは思わなかった。宮部氏の筆力には定評があるが、これはまさに真髄を極めたと言っていいと思う。中でも、登場人物(被害者)の一人一人の生い立ちを細かく記しているところが、著者のこだわりを感じさせた。ほぼラストまで読まないとなぜ「模倣犯」なのか理解できないところも、ミステリーのやり方であろう。しかし、ただ「ミステリー」というジャンルではなしに、これは様々なジャンルが盛り込まれていると思う。人間の弱さを盛り込むことで、時には本当に切なくなるが、人間という動物の感情を考えさせられた。ここ数年で、自分の中では一番ヒットな作品であった。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.29:
(5pt)

映画を見た人も見てない人もぜひ原作を!

確かに重いし、二段組だし、長いし、でもホントに面白いんです。私は大好きです。秋元康さんがどこかで、この本を読むと、自分にはこういうものは書けないことが思い知らされ、そうすると却って自分が能力を発揮できるのは違う部分だ、ということを確認させられた、というような意味のことを言っておられましたが、このストーリーの構成力、文章力、登場人物のパーソナリティの描写等は圧巻です。映画も見に行きました。どうしても、これだけの長さのものを数時間におさめているので、原作を読んでいない人がどれだけ、この映画を理解できるのか?と思いました。映画だけしか見てないで判断するのはとってももったいないです。ぜひ、原作を読んで面白さを堪能してください。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.28:
(5pt)

素晴らしい

ここまでドキドキしながら読んだ本は久しぶりです!続きが気になって気になって、夜な夜な読みっぱなしでした。とっても分厚い本だったので読み始めるまでは途中で嫌になっちゃうかも・・・なんて思ってたのが嘘のように~。。。是非是非映画を見る前に読んで欲しいです!
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.27:
(4pt)

心のひだ。

 超長編&そして尚ロングセラーを誇る「模倣犯」、さて本作品がなぜここまで多くの人に読まれるのか?宮部みゆきという人気作家の小説であることを差し引いても、充分頷ける。それはなぜかと言うときっとここにあると思う。―登場人物一人一人の心情、環境が手に取る様に解かり自分自身と置き換えながら読む楽しさを味わわせてくれるから― 宮部作品の特徴の一つ「登場人物の描写の詳しさ」この作品中で作者が言いたかったことがなぜ伝わるのかは、そこにあると思う。読者がそれぞれ、有馬の祖父さんや慎一君、滋子etc.に自分を置き換えたのではないか?行間を読むまでもなく全てが書かれ、事件は勝手に解決されていく。だからこの作品は推理小説でもサスペンスでもなく、読者の心をゆすぶり続けているの!で!はないだろうか? 長すぎると敬遠してる方、それは大きな間違いデス。宮部みゆきの伝えたかったことが全てかかれてあるのだと解釈して欲しい。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.26:
(4pt)

宮部さんの「挑戦作」

正直いって、作品の完成度からいって星5つはちょっと厳しいと思い4つの評価にしました。それは皆さんも書いておられるように、内容と文章量の釣合に疑問が残る点、いつもであれば疑いをはさまないで物語世界にのめりこめるはずの宮部ワールドに、多少のツッコミをいれたくなる点等々・・・でも、おそらく宮部さんはこの作品に相当の力と思い入れを持って臨まれたんだろう、ということはひしひしと伝わってきます。きっと、この作品のあとに、新しい宮部ワールドがさらに広がることを期待したいと思います。それにしてもこの作品の映画化、大変でしょうね(笑)
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658
No.25:
(4pt)

確かに長かった…

読んでも読んでも終わらないんじゃないかって位長かった。でも、重複部分や、なくてもいいかな?という描写を除いても、一冊一冊が多少薄くなる程度でしょう。ミステリやサスペンスと思って読むのは辛い作品かもしれません。あまりに厚いので、なかなか買う勇気も読む勇気も無く、先にレビューをたくさん読んでしまったせいかもしれないけど、滋子さんへの嫌悪感(?)はあまり感じませんでした。確かに彼女が何もしなくても、真犯人が誰かわかるのは時間の問題だったけど、警察が普通に逮捕するだけでは、真犯人にも世間にもあれだけの衝撃はなかったはずだし、あのハッタリはカッコ良かった。真一くんが高校生にしては大人過ぎるという意見もありますが、彼の背負ってしまった背景からすれば仕方のない事だし、宮部作品の“少年”は、いつも、皆、現実よりは大人すぎるし。それよりも、有馬のおじいさんみたいな人は、現実には絶対にいないんじゃないかな。真犯人以上に。いてもごく少数。有馬さんみたいな老人の多い世の中だったら、ピースみたいな人間は出てこないし、現実の日本もこんなにおかしな国じゃなかったはずだと思う。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658
No.24:
(5pt)

読まないと後悔します。

宮部みゆきの模倣犯をとうとう読みました。去年から気になっていたのですが、あの本の厚さを考えると果たして読めるだろうかという躊躇が先にきて、手にとることができませんでした。しかし、昨年度のトップランクに入るこの本を読まなければ、もしかたら一生後悔するかもしれないとおもい(ちょっと大げさかもしれません)、思い切って読んでみることにしました。上巻下巻あわせて1400ページはあるのですが、一気によんでしまいました。というよりも読むのをやめることができませんでした。なぜだろう、どうなるのだろうという気持ちを抑えることができませんでした。あたかも登場人物たちはまるで自分の知り合いのような感覚さえ起こしてしまいました。最初は淡々と読んでいたのですが最後の章はほんとに手に汗握る思いで読みました。久しぶりに小説を堪能しました。読んでよかった。ただひとつだけ惜しむらくは、後半の主人公の少年があまりにも論理がしっかりしているので作者の影が見えてしまったことです。今後も宮部みゆきの本は読んでみたいとおもいました。
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658
No.23:
(5pt)

宮部ワールドにハマリマシタ

初めて読んだ宮部ワールドが、この超大作だった。。しかし、文字が多かった。。入り組んだ時間軸をまとめた構成能力には驚かされました。読んでる最中は人を信じるのが怖くなってしまうほどでした。上巻を読み終えると、下巻は一気に通過してしまいます。森田芳光が監督で映画化が決定したと聞きました。主演が中居くんと山崎努とは!なかなかするどいキャスティングで期待大であります。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.22:
(4pt)

作者の思い入れが伝わってくる作品

読み始めたら止まらなくなって、2日間家から出ずに読み耽ってしまった。とにかく、被害者の人々にとてもリアリティーがあって、おもわず感情移入して泣けてきてしまう場面が幾度となくあった。逆に、主犯の性格に少々突飛な印象を受けたことが唯一の残念なポイントだ。彼の生い立ちや過去を、もう少し詳しく描写してほしかった。物語をもう少し凝縮すれば、もっと洗練された完成度の高い小説になったとは思うが、逆に宮部氏の思想が色々なところから垣間見れて面白かった。普通の人間をごく自然に描くのが本当にうまい女性だと思う。謎解きミステリーが好きな人にはお薦めではないが、人間の脆さ、エゴ、絶望、そして優しさ、共感、再生に触れてみたい人にはお薦めだ。ただし、時間がある時に読むべし。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
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No.21:
(5pt)

リアリティあふれる犯罪小説

2冊のボリュームに恐れおののきながらページを繰る。一度読み始めると指の動きさえもじれったくなるほどの緊迫感、そして次々に発展・展開していく連続事件。犯罪に取り憑かれたとしか思えない犯人と劇場型犯罪に群がるマスコミ。被害者の遺族を取り巻く冷たい社会環境。どれをとっても非常にリアリティのある、言葉を変えれば現在の社会に如何にもありそうな、いや、露見していないだけできっと存在すると思えるタッチで描かれている。現に読んでいる時、ニュースを見ていて、そういえばあの事件って…などと「模倣犯」のなかの事件に思いをめぐらせてしまったこともあった。二重三重に張り巡らされている伏線、そして人の数だけドラマが存在するということをスマートに表現している。ひとつの事件を多面的に捉えた犯罪小説。一読の価値あり。
模倣犯〈上〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈上〉より
409379264X
No.20:
(4pt)

はずれなし

読了までの都合6日間楽しませていただいた。次は!次は?と厚さが苦にならなかった。宮部みゆきという人の頭の中ってどうなってるんだろう。高村薫の『レディ・ジョーカー』のときも感じたことだが、こういう重層的な話というのはどうやって組み立てるのだろう。同一平面状で登場人物が動く物語であってもなかなか難しいのに、こういう風に現実的に物語を構成できるのはすごいことだと思う。高井家を巡って、被害者の祖父有馬氏を巡って、ルポライター前畑滋子を巡って、過去の一家皆殺し殺人の生き残り真一を巡って、その他にも刑事の家庭や、様々な視点で物語りはイロイロなピースが別々に語り始める。読者が、ひとつのピースの景色の全貌を読み取り、「もっと!」となったところで場面は展開していく。腹八分目で次々別のメニューを食することになる。無論、最終的には全てが旨くつながり、収束し、フルコースを味わい終えるわけだが。でも、本当はもっといろいろな方向にそれぞれのピースが拡大していく可能性も多々感じられたしもったいないかも…という部分もあった。この辺が宮部みゆきの強みであり弱みでもあるかも。遠くはなれて群集を描くから、とことん一つの気分に染まり浄化されるということがない。残るのは結局「全部あり」なんだよね…という真実ではありながら毒にも薬にもしがたいメッセージなのだもの。謎解きではなく、コロンボや古畑任三郎のように最初から読者には犯人が明かされ、それが解決していく様をヤキモキしながら肩入れし楽しむのだが…最後の最後は真一の存在が
模倣犯〈下〉Amazon書評・レビュー:模倣犯〈下〉より
4093792658

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