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真贋



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【この小説が収録されている参考書籍】
真贋
真贋 (双葉文庫)

真贋の評価: 3.79/5点 レビュー 19件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.79pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

無理が挟まる設定とシナリオ

イギリス帰りのキュレーターという舎人刑事は、陶磁器が鑑定できるってことは、東洋美術を研究していたってことでしょう。ご都合設定には目をつぶるとしても、まったく説明が足りていません。それから、全体的にシナリオが練れていない。市井の骨董屋の店主が声高に叫んだって、誰も相手にしないだろう。ラストのどんでん返しも、種明かしが雑過ぎます。一方で、警察関係の出来事が緻密に描写されているものだから、手を抜いたところが余計に目立ちます。きわめて2星に近い3星です。
真贋Amazon書評・レビュー:真贋より
4575239674
No.1:
(3pt)

ひねりが無さ過ぎる

今野敏の著書をほぼ全て読んでいる自分としては、納得の内容。
色々なジャンルを手がける今野氏の作品群の中で、警察モノは「ドラマなどでは〇〇だが、実際は、、、」と言うセリフが頻繁に出てくる。例えば、捜査車両が少ないので、基本移動は電車やバスを利用するなど。
本作でも、この様なセリフが何回か出てきており、TVドラマ化を意識した様な作品が続いた後だけに、本来の今野作品が戻ってきて安心して読めた。

しかし、内容はお粗末の一言。
本作は、西村京太郎氏の十津川警部シリーズの様な、主人公(本作の場合は萩尾氏)が最初から事件の筋立てをし、その通りに物語が進んでいく手法。なので、会話によって、または聞き込みなどによってヒントを得て物語が進んでいく手法の従来の今野氏作品と比べ、物語に深みや展開が全く無い。
また、曜変天目は別の今野氏の作品でも出てきたし、べらんめい口調の警察官も多々出てきている。ある人物に同じセリフを何度も言わせるのも、他作品で良く散見される。
更に今野氏の作品に驚きのトリックを期待している訳では無いが、読んだ瞬間に入れ替えのトリックがわかるというのも、流石にちょっとと感じる。
そして、警察の行動に関してはドラマの様では無く実際に即して書いているにも関わらず、キュレーターの資格を持つ警察官や泥棒と接点を持つ美術館員など、この2人の人物像が描ききれていない為に、妙に非現実感が浮き出てしまっている。
真贋Amazon書評・レビュー:真贋より
4575239674

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