ブレイブ・ストーリー

評判

ブレイブ・ストーリーの評価:

4.10/5点 レビュー 261件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全328件 101〜120 6/17ページ
No.228
(5pt)

今のような時代だからこそ読んでほしい一冊

宮部みゆきさんの長編ファンタジーです。名作ですよ〜
劇場版アニメとして映像化もされているので、そちらで見知った方も多いのでは?
何気に主題化がアクアタイムズだったりします(笑)

さて、本書の感想です。
内容はごく普通・・・と言うとアレですが、いわゆる王道なファンタジーものです。
今時の若い人の言い方を借りれば「異世界トリップ」とでもいうのでしょうかね?
両親の離婚によってバラバラになってしまった家族。それを取り戻すために、少年は幻界へと旅立つ・・・というお話です。

まず注目したいのが事の発端が離婚であること。
昨今離婚する家庭も珍しくない中で、このテーマは非常に大きな意味を持ってくるのではないかと。
骨太な王道ファンタジーの中に、家族の在り方についての疑問の提示や、社会に対しての問いかけが見え隠れしてきます。
しかもこの離婚を見ているのが親の視点ではなく主人公である少年(ワタル)の視点であるということ。
親同士の小難しい理屈やしがらみなどを抜きにして、「家族で一緒にいたい」という子供の素直な心情がストレートに伝わってきます。

そして冒険の道中。
ゲーム好きのみゆきさんならでは(なのかな?)のRPG風な世界観でした。ネコミミ少女にトカゲ男。一癖ありながらも根はまっすぐな幻界の住人達。奇をてらうこともせず、王道だからこその味がありました。その中での触れ合いを通して紡がれていく物語は、まるで精巧なガラス細工のようですね。
多感な年ごろの少年が、人に流され、環境に流され、それでも確かなものを見つけ出そうと必死に足掻き、友を得ていく様は理屈抜きで素晴らしい。上下巻に分かれている長編作品ですが、一気に読み通せてしまうでしょう。

下巻のラスト、彼の得た答えとその結末は、涙腺が崩壊しますよ。
劇場版と書籍版では若干ラストが異なっているのですが、それはそれでありでしょう。

こんな世の中だからこそ、手に取ってほしい一冊です。
ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)より
4043611110
No.227
(5pt)

今のような時代だからこそ読んでほしい一冊

宮部みゆきさんの長編ファンタジーです。名作ですよ〜
劇場版アニメとして映像化もされているので、そちらで見知った方も多いのでは?
何気に主題化がアクアタイムズだったりします(笑)

さて、本書の感想です。
内容はごく普通・・・と言うとアレですが、いわゆる王道なファンタジーものです。
今時の若い人の言い方を借りれば「異世界トリップ」とでもいうのでしょうかね?
両親の離婚によってバラバラになってしまった家族。それを取り戻すために、少年は幻界へと旅立つ・・・というお話です。

まず注目したいのが事の発端が離婚であること。
昨今離婚する家庭も珍しくない中で、このテーマは非常に大きな意味を持ってくるのではないかと。
骨太な王道ファンタジーの中に、家族の在り方についての疑問の提示や、社会に対しての問いかけが見え隠れしてきます。
しかもこの離婚を見ているのが親の視点ではなく主人公である少年(ワタル)の視点であるということ。
親同士の小難しい理屈やしがらみなどを抜きにして、「家族で一緒にいたい」という子供の素直な心情がストレートに伝わってきます。

そして冒険の道中。
ゲーム好きのみゆきさんならでは(なのかな?)のRPG風な世界観でした。ネコミミ少女にトカゲ男。一癖ありながらも根はまっすぐな幻界の住人達。奇をてらうこともせず、王道だからこその味がありました。その中での触れ合いを通して紡がれていく物語は、まるで精巧なガラス細工のようですね。
多感な年ごろの少年が、人に流され、環境に流され、それでも確かなものを見つけ出そうと必死に足掻き、友を得ていく様は理屈抜きで素晴らしい。上下巻に分かれている長編作品ですが、一気に読み通せてしまうでしょう。

下巻のラスト、彼の得た答えとその結末は、涙腺が崩壊しますよ。
劇場版と書籍版では若干ラストが異なっているのですが、それはそれでありでしょう。

こんな世の中だからこそ、手に取ってほしい一冊です。
ブレイブ・ストーリー(上) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー(上)より
4048734431
No.226
(5pt)

人生体験

この話は絶対に映画よりも本で読んだほうが楽しいと思う。
この主人公はつらく悲しいことばかり起こってるけど
そこから立ち上がろうとしている。人生はいいことばかりあるわけじゃないし、
悪いことばかりでもない。いやなことを乗り越えたっていいことがあるとは限らない。
いやなことから逃げてもいいことがあるとは限らない。
僕はこの本を読んでそのことを教えてもらった気がする。頑張ろうといわれた気がする。
この本は自信を持ってお勧めできる!!!
ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)より
4043611110
No.225
(5pt)

価値観

この話は映画が有名だが本のほうがすばらしいと思う
もちろん映画も面白いのだが本のほうが夢があり 映画についていけなかったという人も
この本だったらついていけると思う。
ただし結構な文量があるのでよみにくいかもしれない
でも退屈しないし面白いのでお勧め。
落ち込んでいるときに読んだので、励まされた。
つらいことから逃げても楽しいことばかりとは限らないし
つらいことを乗り越えても楽しいことばかりが待っているとはかぎらない
それでも頑張る主人公に勇気を感じる。
ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫)より
4041111722
No.224
(5pt)

価値観

この話は映画が有名だが本のほうがすばらしいと思う
もちろん映画も面白いのだが本のほうが夢があり 映画についていけなかったという人も
この本だったらついていけると思う。
ただし結構な文量があるのでよみにくいかもしれない
でも退屈しないし面白いのでお勧め。
落ち込んでいるときに読んだので、励まされた。
つらいことから逃げても楽しいことばかりとは限らないし
つらいことを乗り越えても楽しいことばかりが待っているとはかぎらない
それでも頑張る主人公に勇気を感じる。
ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)より
4043611137
No.223
(5pt)

ファンタジーに終わらない面白さ

映像化されている為、その宣伝のおかげかファンタジー要素が強いように思えますが
現実とファンタジーがほどよくミックスされている読み応えのある作品だと思います。

主人公の境遇に関しては胸がいたくなるような思いで読みました。
それだけで終わっていては単なるお涙ちょうだい話ですが、
無力な少年から主人公が成長していく過程がいい。

ファンタジーという形式をとることで読みやすくなっていますが、
実際には現実と関連性が強いです。
自分を大切にしてくれる友達の存在、主体性を求められる選択など。

宮部みゆきさんらしいテンポの良い作品だと思います。
ブレイブ・ストーリー(上) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー(上)より
4048734431
No.222
(5pt)

ものすごく感情移入できました

個人的な動機だったからこそ主人公達の必死さが伝わり、彼らが道を間違えてしまったときでさえ、同情できました。
未回収の伏線や一見すると矛盾に見える設定のおかげで、複数の結末が想定できました。
読了後は、しばらくブレイブストーリーのことで頭がいっぱいになり、他の本を読む気になれませんでした本当に素晴らしい作品だったと思います。
ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫)より
4041111722
No.221
(5pt)

ものすごく感情移入できました

個人的な動機だったからこそ主人公達の必死さが伝わり、彼らが道を間違えてしまったときでさえ、同情できました。
未回収の伏線や一見すると矛盾に見える設定のおかげで、複数の結末が想定できました。
読了後は、しばらくブレイブストーリーのことで頭がいっぱいになり、他の本を読む気になれませんでした本当に素晴らしい作品だったと思います。
ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)より
4043611137
No.220
(4pt)

面白いですが

宮部さんの作品にははずれが少なくて、たくさん読みましたが、これもかなり面白い内容でした。
日常から非日常への移り変わりなど、やはり描写がうまく、児童書としてのファンタジーではなく、
大人も楽しめる物語だと思います。
少年の心の動きなども、よく描かれていると思いました。
宮部さんの作品は文章も読みやすく、どれもスラスラ読めますね。
でも、この作品は去年読んだのですが、内容は覚えているのに、心にはあまり残っていません。

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)より
4043611110
No.219
(2pt)

面白くないような面白いような

本で読むRPGという感じで、読みながらゲームしてるみたいな、きっとこれがゲームだったら面白かったかもしれないというような、でも今ひとつ納得出来ない感じです。
文章の表現力、美しさ、心象表現は流石宮部さんです。

小学生のとき読んだときはなんにも感じなかったけど、上巻の家庭の描写が本当にひどくて辛い。
こんな大人には絶対なりたくないと思った。いい反面教師です。
ただ少しお父さんに同情します。みんなかわいそうなんですけど…
反して幻界にいったらすんなり色んな人に手伝ってもらってサクサク進んでいってアレレ、という感じ。

ワタルの心を反映したものだからって「言い訳」されれば納得出来ますが、普通旅人だからなんて理由で大人が自分の仕事を投げ出してまでこんなにちやほや一から十まで世話を焼いたりしないでしょ。
まさにご都合主義のRPGゲーム。現実があんなに過酷ならもうちょっと「難易度」が高い世界でもよかったんじゃ?
すんなり働けてるし、ひょんなことでハイランダー(笑)まさにゲーム。
悪人と言っても人を殺してるのにさっさと「悪人は死んで当然」と次に進んじゃうワタル君。
暗殺計画に全く反論せず、世界の平和のためだから…と正しいと信じて北へ向かうワタル君…あれ、ミツルとなにが違うの?殺さなきゃなの?どっかに閉じ込めたりすれば?
大虐殺と無差別殺人は駄目と言いながら、自らの殺人は理由があるからいいとこじつけるの?
私の心が邪悪なんでしょうか笑
二つの世界のギャップが激しすぎて、そこが残念です。

最後は作者さんの「正義」を押し付けられてるような…ミツルもなんとかして帰って心を改めて欲しいものでした。
確かにミツルは悪いことをしたし、ワタルはミツルより正義の道を進んだ。
でも彼の行動だって一理あるし、それだけ必死だったのだと私は思います。
もし幻界という一時の居場所を壊さず女神のもとに行けば彼は願いを叶えられたでしょう。
でもそこはミツルだって子供だったのでは?幻界をゲームの世界としか捉えてなかったとしたら?
導く人がいなかったという不運だけであの仕打ちは可哀想。
オンバ様だって、ひょっこり出てきて倒されて終わりなんて、味気ないです。
あと女性至上主義というか、女の子は強いんだからネ☆な描写も好きじゃないです。

悪いとこばかり書きましたが、いいところも勿論あります。
宗教問題や人種差別、政治に世界の抱えた裏事情、全てが勉強になりますし、筋道がたったリアルな政治情勢は素敵で矛盾が見当たりません。
政治情勢とその動きは現実の歴史とシンクロしていて面白かったです。
あとカッツさんは本当に素敵で、最後はつい涙してしまいました。
神様についてのそれぞれの捉え方も、色んな人の視点と考え方で世界は変わりどれが正しいと一概に言えないということも勉強になります。
語彙も広く、中学生が読むにはちょうどいいくらいの幅だと思います。
多分、宮部さんはファンタジーではなくて現実を書く方がむいてる気がします。

長文失礼しました。
ブレイブ・ストーリー(上) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー(上)より
4048734431
No.218
(4pt)

おもしろい

単なるファンタジー作品と思って読みましたが
少年の心や考えが非常によく描かれています。
子供向けと考えていましたが
決してファンタジーのみではなく
大切なことを思い出させてくれる作品です。
未読の方にはぜひお勧めしたいです。
ブレイブ・ストーリー(上) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー(上)より
4048734431
No.217
(4pt)

おもしろい

単なるファンタジー作品と思って読みましたが
少年の心や考えが非常によく描かれています。
子供向けと考えていましたが
決してファンタジーのみではなく
大切なことを思い出させてくれる作品です。
未読の方にはぜひお勧めしたいです。

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)より
4043611110
No.216
(3pt)

RPG!

小学生の主人公ワタルが異世界で冒険する話である。
宮部さんはRPGとかゲームとかホントに好きなんだなーって思って
wikiで調べたところ
「宮部自身はオンラインゲームで遊ぶことをスタッフに止められている。
もし遊び始めれば超廃人と呼ばれるほど没頭してしまうことが明らかなためである。」
とのこと(笑
RPGみたいな世界観と登場人物、ストーリーの展開の仕方など
RPG好きなら読んでそこそこ面白いだろう。
ただ、上下巻に分かれておりしかも結構長いので
途中若干の中だるみがあると感じるかもしれない。
映画も見たけど、小説と全然違う。原作である小説のほうが好きだ
ブレイブ・ストーリー(上) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー(上)より
4048734431
No.215
(4pt)

現実から非日常へ、さらにファンタジーの世界まで

宮部みゆきは、やっぱり読みやすい。そして、面白い。これまで読んだのは、現実に起こりえる事件を扱った作品が多かった。「模倣犯」だったり、「理由」だったり、「火車」だったり。また、現実と紙一重に重なる非日常を描いた作品もあった。たとえば、「クロスファイア」だったり、「龍は眠る」だったり。今回の作品は、これまで読んだ作品とは違い、現実から非日常へ、さらにファンタジーの世界までひろがっている。
序盤は、日常。三谷少年がすごす日々の生活が描かれる。そこに突然、両親の離婚という、亘にとっての非日常になっていく。そして、その運命を変えるべく、ワタルはファンタジーの世界「幻界(ヴィジョン)」へ。序盤から中盤にかけては、現実世界なので、かなりドロドロな昼メロな展開である。ファンタジー世界「幻界」に入ると、ストーリーは、RPGの定石ともいえる展開に。しかし、世界観がしっかり作られているので読んでいて飽きない。キャラクターもそれぞれ個性を持っており、それでいて、その辺にいそうなヤツらばかり。この辺は宮部みゆきの力量を発揮か。
これこそ、愛と勇気の冒険ファンタジー。ブレイブって「勇敢な」「恐れない」という意味。なるほど、プロセスもそうだけど、最後の結論もある意味、ブレイブなんだね。そこまでで、ブレイブ・ストーリーなんだと気づいた、夏の夜。
としめつつ、まだ言うことがいくつか。
この作品は、亘と同じ年くらいの子が読むと大変よい作品だと思った。ファンタジー世界「幻界」は、現実世界「現世(うつせよ)」の縮図。「幻界」で暮らしている人々の悩みは「現世」と重なる部分が多くある。ヒトラーも知らないような子は、この辺から見るといいだろう。
ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)より
4043611110
No.214
(3pt)

現実世界と異世界のつながりが曖昧

・この作品は、異世界での冒険については非常によく描かれており
 仲間とともに苦難を乗り越える姿に感銘をうけます。

・ただ、難点としては、現実世界と、異世界のつながりが的確に
 考えられていない点が、最後釈然としない後味を残します。
 異世界での冒険の結果が、どう現実世界への影響をあたえたのか
 どういうつながりになっているのか、そこが適当にごまかされているため
 現実世界の意味合いが薄れているように感じてしまいました。

・梨木果歩さんの裏庭は、異世界に旅立つ前の状態、異世界から戻った後の
 現実世界のつながりが明確につながり、かつ人の心がつなげられ、だからこそ
 異世界の旅が意味があり、かつ現実世界もまた意味があるという一貫性がありました。
 
 この作品には、私も個人的に大きな支えを貰いましたが、裏庭を読んだ後となっては、
 それと客観的に比較すると大きな差があるように思います。
 本を読んだあとで見た映画の違和感も大きかったです。
 あの家族崩壊の現実世界の内容から、異世界の冒険につなげる話が、
 アニメ映画として、なんとも微妙だと感じました。
ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫)より
4041111722
No.213
(3pt)

現実世界と異世界のつながりが曖昧

・この作品は、異世界での冒険については非常によく描かれており 仲間とともに苦難を乗り越える姿に感銘をうけます。・ただ、難点としては、現実世界と、異世界のつながりが的確に 考えられていない点が、最後釈然としない後味を残します。 異世界での冒険の結果が、どう現実世界への影響をあたえたのか どういうつながりになっているのか、そこが適当にごまかされているため 現実世界の意味合いが薄れているように感じてしまいました。・梨木果歩さんの裏庭は、異世界に旅立つ前の状態、異世界から戻った後の 現実世界のつながりが明確につながり、かつ人の心がつなげられ、だからこそ 異世界の旅が意味があり、かつ現実世界もまた意味があるという一貫性がありました。  この作品には、私も個人的に大きな支えを貰いましたが、裏庭を読んだ後となっては、 それと客観的に比較すると大きな差があるように思います。 本を読んだあとで見た映画の違和感も大きかったです。 あの家族崩壊の現実世界の内容から、異世界の冒険につなげる話が、 アニメ映画として、なんとも微妙だと感じました。
ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)より
4043611137
No.212
(3pt)

現実世界と異世界のつながりが曖昧

・この作品は、異世界での冒険については非常によく描かれており
 仲間とともに苦難を乗り越える姿に感銘をうけます。
・ただ、難点としては、現実世界と、異世界のつながりが的確に
 考えられていない点が、最後釈然としない後味を残します。
 異世界での冒険の結果が、どう現実世界への影響をあたえたのか
 どういうつながりになっているのか、そこが適当にごまかされているため
 現実世界の意味合いが薄れているように感じてしまいました。
・梨木果歩さんの裏庭は、異世界に旅立つ前の状態、異世界から戻った後の
 現実世界のつながりが明確につながり、かつ人の心がつなげられ、だからこそ
 異世界の旅が意味があり、かつ現実世界もまた意味があるという一貫性がありました。
 
 この作品には、私も個人的に大きな支えを貰いましたが、裏庭を読んだ後となっては、
 それと客観的に比較すると大きな差があるように思います。
 本を読んだあとで見た映画の違和感も大きかったです。
 あの家族崩壊の現実世界の内容から、異世界の冒険につなげる話が、
 アニメ映画として、なんとも微妙だと感じました。
ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)より
4043611137
No.211
(3pt)

ファンタジー?

宮部さんは大好きで、ほとんど読んでいます。
いつもは引き込まれて夢中になって読むのですが、これはいまひとつでした。
亘の美鶴の家庭環境の話が、ワイドショーのようにすさまじすぎて、
この本をファンタジーに分類してよいのかどうか、、、
それとも、ファンタジーとワイドショーのコラボをめざして書かれたのでしょうか?
私は前半の家庭環境の話もOKですが、子供達には進められませんでした。
あと、どうも主人公に感情移入できなかったのは、自分の子供と
同じ年ぐらいだからだと思います。
正直、5年生の男子は、こんな老人のように物分りが良くありません。
亘は、すごく子供っぽいときも有るのに、すごく難しい言い回しをしたりします。
こんな言い回しは、いまどき大人でもできません。
その辺が、すごく不自然で、感情移入できませんでした。
最後も、さらっと説明だけでなんだか物足りず、読後感は「やっと読み終わった!」
でした。
ブレイブ・ストーリー(上) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー(上)より
4048734431
No.210
(5pt)

流石宮部みゆき!と思わされる作品

イヤ、相変わらず宮部作品は面白い!子供の視点からの作品ですが、年齢に関係なく読み応えがあると思います。
夫婦は元は他人ですから別れるのもある意味勝手なのかも知れませんが、犠牲になるのはやはり子供ですよね。私は亘の父親の身勝手な理屈にはかなり腹が立ちます。そもそも結婚当初から問題があるのでは?何か二股かけたみたいですが?何か冷たさのみしか感じませんでした。理論じゃなくて彼の言っていることは、単なるみっともない自己弁護。だから最後に亘が出した答えは正解だと思います。一度壊れてしまった家族は二度とは元と同じようには戻れないと思うので。より素敵な義父に巡り会えるかも知れませんし、ね。
ワタルとミツルの対比はなかなか興味深かった。
正直、人生は不平等で残酷なものです。でも人間は所詮自分に与えられた人生を、精一杯一生懸命に生きていかざるを得ないんですよね…。タイトルのように一歩一歩勇気を持って。もし間違えることがあっても、またそこからやり直していけば良いんです。艱難辛苦汝を玉にす…という言葉もありますしね。ミツルのようにその艱難辛苦の闇に呑まれてしまわないように…。
素敵なお話でした。
ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫)より
4041111722
No.209
(5pt)

流石宮部みゆき!と思わされる作品

イヤ、相変わらず宮部作品は面白い!子供の視点からの作品ですが、年齢に関係なく読み応えがあると思います。夫婦は元は他人ですから別れるのもある意味勝手なのかも知れませんが、犠牲になるのはやはり子供ですよね。私は亘の父親の身勝手な理屈にはかなり腹が立ちます。そもそも結婚当初から問題があるのでは?何か二股かけたみたいですが?何か冷たさのみしか感じませんでした。理論じゃなくて彼の言っていることは、単なるみっともない自己弁護。だから最後に亘が出した答えは正解だと思います。一度壊れてしまった家族は二度とは元と同じようには戻れないと思うので。より素敵な義父に巡り会えるかも知れませんし、ね。ワタルとミツルの対比はなかなか興味深かった。正直、人生は不平等で残酷なものです。でも人間は所詮自分に与えられた人生を、精一杯一生懸命に生きていかざるを得ないんですよね…。タイトルのように一歩一歩勇気を持って。もし間違えることがあっても、またそこからやり直していけば良いんです。艱難辛苦汝を玉にす…という言葉もありますしね。ミツルのようにその艱難辛苦の闇に呑まれてしまわないように…。素敵なお話でした。
ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)より
4043611137