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君と時計と塔の雨 第二幕
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君と時計と塔の雨 第二幕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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ヘタな前置きなどを挟まず,シームレスに前巻からの流れを引き継いだ始まりでしたが, 序盤は少し説明や振り返りが目立ち,タイムリープゆえに繰り返される同じ文章や展開も, もちろん理解はしつつも,250ページほどのボリュームでこれはという思いも拭えません. 物語は,全四巻と発表済みのため,ここでの『成功』はないと踏んで読んでいましたが, 外部からの影響による新たな問題の発生や,その人物の正体と主人公を巡る背景や全体像, そこへ『やり直しに』から浮かぶ情報や事実も加わり,かなり出揃ってきた印象を受けます. とはいえ,その出揃ったように映る状況も,実は解決は見えず,行き詰まった状態で, それぞれの抱える嘘や隠し事が,信頼関係や想いだけでなく,事態をも難解にしており, 全てを救うという目的はおろか,このままでは『バッドエンド』の空気すらも漂う雰囲気. 果たして彼らはこの環から抜け出すことができるのか,その時の選択と決断が気になります. このほか,四冊のタイトルが,しりとりのように一字ずつ次へ繋がる形になっており, 面白い仕掛けに思う反面,四巻のそれが一巻へ戻っていることを不安に感じる部分も. また,カバー絵も一枚絵らしく,こちらは全てが揃って何が見えるのかが少し楽しみです. | ||||
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