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殺人鬼



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殺人鬼の評価: 3.15/5点 レビュー 137件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 41~60 3/4ページ
No.26:
(4pt)

作者の信念!ただのモンド小説ではない

80年代後半といえば、あとがきでも触れられているが日本ではホラーバッシングの真っ只中。しかし海の向こう、特にアメリカではスプラッタホラー映画が量産されていた時期。傑作、珍作が溢れかえっていた。言わば、鮮血ほとばしる映画の「需要」があった。作者は、恐怖を「作品」に求めようとする人達への賛辞を、この作品に(魂)込めている。『13日の金曜日』へのオマージュから始まり、繰り広げられる殺戮描写は、まるでスラッシャーものというよりもモンドムービーとして名高いルッジェロ・デオダートの『食人族』だ。一人一人、丁寧に血祭りにあげられる様は目を覆いたくなること必至。唯一残念なのは、この恐怖がラストまで突き抜けられるかと思いきや、そうでもない。そこは推理作家である作者の腕の見せ所なのだろうと思ったが、私には少々押し付けがましい印象を受けた(何としてでも捻ってやろうという気概は良いが)。そして、作者の恐怖への信念は「文庫版あとがき」で綴られている。これが非常に良い文章だった。80年代のB級ホラーが好きな人は勿論、賛否両論はあるだろうがミステリ好きも読書人生の過程として、ちょっと寄り道してみても良いかも……
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.25:
(4pt)

作者のお遊びを認められるかどうかが評価の分かれ目かな

ホラー映画をこよなく愛する綾辻行人が、幼女連続殺害事件をきっかけとした起きたホラー・バッシングに怒りを込めて書いたスプラッタ・ホラー小説です。殺人の描写はかなりエグいです。このまま映像化したら映倫の許可は得られないでしょう。出血描写が苦手な人は避けた方がいいかも知れません。私も一部の場面ではかなり気持ち悪かったです。
しかし、単なるスプラッタでは終わらないのが本格の申し子である綾辻の性(サガ)。こういう作品にもちゃんと推理小説的な仕掛けが施されています。真相が解明された後に読み返してみると、自分がいかにいい加減に読んでいたかということに気づかされ、唖然とします。綾辻作品を語る時によく使われる「それまで親しんでいた世界が一瞬にしてその姿を一変させる」という特質はこの作品にも見事に表れています。
殺人鬼 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (新潮文庫)より
4101386129
No.24:
(4pt)

作者のお遊びを認められるかどうかが評価の分かれ目かな

ホラー映画をこよなく愛する綾辻行人が、幼女連続殺害事件をきっかけとした起きたホラー・バッシングに怒りを込めて書いたスプラッタ・ホラー小説です。殺人の描写はかなりエグいです。このまま映像化したら映倫の許可は得られないでしょう。出血描写が苦手な人は避けた方がいいかも知れません。私も一部の場面ではかなり気持ち悪かったです。

しかし、単なるスプラッタでは終わらないのが本格の申し子である綾辻の性(サガ)。こういう作品にもちゃんと推理小説的な仕掛けが施されています。真相が解明された後に読み返してみると、自分がいかにいい加減に読んでいたかということに気づかされ、唖然とします。綾辻作品を語る時によく使われる「それまで親しんでいた世界が一瞬にしてその姿を一変させる」という特質はこの作品にも見事に表れています。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.23:
(4pt)

スプラッタ・ホラー!

小説でスプラッタ・ホラーを描いた意欲作です。
スプラッタと言うのは本来映像等の視覚表現でないと難しいジャンルですが、それを小説で見事に表現しています。
ですがやはりスプラッタです。謎解きや心理描写が重要だと思う方には不向きな作品でしょう。
いわゆる『B級ホラー』と言われる様な映画が楽しめる方にはおもしろい作品だと思います。
殺人鬼 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (新潮文庫)より
4101386129
No.22:
(4pt)

スプラッタ・ホラー!

小説でスプラッタ・ホラーを描いた意欲作です。
スプラッタと言うのは本来映像等の視覚表現でないと難しいジャンルですが、それを小説で見事に表現しています。
ですがやはりスプラッタです。謎解きや心理描写が重要だと思う方には不向きな作品でしょう。
いわゆる『B級ホラー』と言われる様な映画が楽しめる方にはおもしろい作品だと思います。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.21:
(4pt)

うわぁ....

とにかく描写がグロすぎです。
文字でこれほど圧倒的に残虐なシーンを描ける人は少ないんじゃないんでしょうか。
思わず目を背けたくなります。小説でこんな体験をしたのは初めてでした。
ラストにどんでん返し....があるのですが正直「はぁ〜。。。」な感じでした。
殺人鬼 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (新潮文庫)より
4101386129
No.20:
(4pt)

うわぁ....

とにかく描写がグロすぎです。
文字でこれほど圧倒的に残虐なシーンを描ける人は少ないんじゃないんでしょうか。
思わず目を背けたくなります。小説でこんな体験をしたのは初めてでした。
ラストにどんでん返し....があるのですが正直「はぁ〜。。。」な感じでした。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.19:
(4pt)

ホラーということですが

 まあ、ホラーですね。鈴木光司の『リング』でさえホラー扱いされているご時世ですから、この作品は紛れも無くホラーですよ。表現とかえぐいですからねぇ。そのまんま映像化するのは不可能でしょう。
 つ〜か、大昔の人間が読んだら失神するんとちがいますかね。まあ、あたくしたちのようなメディアから情報を大量に浴びまくっているすれっからしの現代人にはこの本読みながら焼肉弁当食える無神経な輩も多いと思いますが(私は食えるw)。
 叙述の面で『明らかに』変な箇所があるので「何だろうか、こういう素人臭い誤植は」とか思うでしょうが、これ、実はクライマックスに大きく関わってきます。まあ、それに関しては読んでみてください。
殺人鬼 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (新潮文庫)より
4101386129
No.18:
(4pt)

ホラーということですが

まあ、ホラーですね。鈴木光司の『リング』でさえホラー扱いされているご時世ですから、この作品は紛れも無くホラーですよ。表現とかえぐいですからねぇ。そのまんま映像化するのは不可能でしょう。
 つ〜か、大昔の人間が読んだら失神するんとちがいますかね。まあ、あたくしたちのようなメディアから情報を大量に浴びまくっているすれっからしの現代人にはこの本読みながら焼肉弁当食える無神経な輩も多いと思いますが(私は食えるw)。
 叙述の面で『明らかに』変な箇所があるので「何だろうか、こういう素人臭い誤植は」とか思うでしょうが、これ、実はクライマックスに大きく関わってきます。まあ、それに関しては読んでみてください。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.17:
(5pt)

フェアプレイに徹した○○もの

 著者の現時点での最高傑作は『時計館の殺人』(気が遠くなるほど緻密な構成力に圧倒されました)だと思いますが、本格ミステリとしての完成度ではこの『殺人鬼』も劣ってはいません。
 本書についてよく云われる「残虐スプラッタ描写」については、もともと著者が生々しく人間を描く作家ではないので、巷間云われているほど「気持ち悪い」とか「不快だ」とは思いませんでした。
 それよりすごいと思うのは、本書がフェアプレイに徹した○○トリックものだということです。○○トリックものは、基本的に読者の目から手がかりを「隠す」ことによって意外性を演出するものですから、フェアプレイ面で問題の残る作品が非常に多いのですが、本書は手がかりを包み隠さず、全て読者の前に提出しています。それだけでも困難だと思うのに、著者はプロローグで早々と、本書が○○トリックものであることを(明言はしていませんが)明かし、読者に手袋を投げつけているのです。いやはや、何とも恐るべきフェアプレイ精神ではありませんか。
 同じように文句なくフェアな○○ものとして頭に浮かぶのは、鮎川哲也の某短編と、折原一の某長編ぐらいしかありません。スプラッタ描写も含め、ゲーム性に徹した本格ミステリとしては、最高水準の出来と云えるのではないでしょうか。実に「美しい」本格ミステリ。お見事です。
殺人鬼 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (新潮文庫)より
4101386129
No.16:
(5pt)

フェアプレイに徹した○○もの

著者の現時点での最高傑作は『時計館の殺人』(気が遠くなるほど緻密な構成力に圧倒されました)だと思いますが、本格ミステリとしての完成度ではこの『殺人鬼』も劣ってはいません。
 本書についてよく云われる「残虐スプラッタ描写」については、もともと著者が生々しく人間を描く作家ではないので、巷間云われているほど「気持ち悪い」とか「不快だ」とは思いませんでした。
 それよりすごいと思うのは、本書がフェアプレイに徹した○○トリックものだということです。○○トリックものは、基本的に読者の目から手がかりを「隠す」ことによって意外性を演出するものですから、フェアプレイ面で問題の残る作品が非常に多いのですが、本書は手がかりを包み隠さず、全て読者の前に提出しています。それだけでも困難だと思うのに、著者はプロローグで早々と、本書が○○トリックものであることを(明言はしていませんが)明かし、読者に手袋を投げつけているのです。いやはや、何とも恐るべきフェアプレイ精神ではありませんか。
 同じように文句なくフェアな○○ものとして頭に浮かぶのは、鮎川哲也の某短編と、折原一の某長編ぐらいしかありません。スプラッタ描写も含め、ゲーム性に徹した本格ミステリとしては、最高水準の出来と云えるのではないでしょうか。実に「美しい」本格ミステリ。お見事です。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.15:
(4pt)

スプラッターの名作

作者の綾辻は本格推理の作家として知られているが、この小説は、とにかくスプラッターな小説である。グロテスクな殺人シーンを描く作者の筆は乗りに乗っていて、好きな人にはたまらないだろう。一応、本格推理としての面も持っているが、トリックや伏線が、あまりにめぐられているので、作品のコアであるスプラッターなところと、うまくかみ合っていない。トリックを考えるはやめにして、ひたすらスプラッターを楽しむのが、この本の読み方だと思う。
殺人鬼 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (新潮文庫)より
4101386129
No.14:
(4pt)

スプラッターの名作

作者の綾辻は本格推理の作家として知られているが、この小説は、とにかくスプラッターな小説である。グロテスクな殺人シーンを描く作者の筆は乗りに乗っていて、好きな人にはたまらないだろう。一応、本格推理としての面も持っているが、トリックや伏線が、あまりにめぐられているので、作品のコアであるスプラッターなところと、うまくかみ合っていない。トリックを考えるはやめにして、ひたすらスプラッターを楽しむのが、この本の読み方だと思う。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.13:
(4pt)

残酷すぎだよ。

綾辻さん、こんな残酷な本書けるのね・・って感じです。とにかく、人が死・死・死…それも、えぐい。綾辻さん、描写が上手いから、すごくえぐい。TVとかで、手術のシーンありますよね、あんな感じが浮かんでしまいます。お話的には、それなりに面白いです。ミステリーでは無いので。サスペンス?サイコかな。
殺人鬼 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (新潮文庫)より
4101386129
No.12:
(4pt)

残酷すぎだよ。

綾辻さん、こんな残酷な本書けるのね・・
って感じです。とにかく、人が死・死・死…
それも、えぐい。綾辻さん、描写が上手いから、すごくえぐい。
TVとかで、手術のシーンありますよね、あんな感じが
浮かんでしまいます。お話的には、それなりに面白いです。
ミステリーでは無いので。サスペンス?サイコかな。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.11:
(4pt)

面白いです。

完全なホラーですね。しかもスプラッタ系の・・・。
グロテスクな表現がかなり多く使われているので、苦手な方にはお薦めできませんが、B級ホラーが好きな人には楽しめると思います。(私は好きです。/笑)
結構ハラハラさせられるシーンがたくさんあるので、気がつくと話に引き込まれている作品でした。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.10:
(4pt)

面白いです。

完全なホラーですね。しかもスプラッタ系の・・・。グロテスクな表現がかなり多く使われているので、苦手な方にはお薦めできませんが、B級ホラーが好きな人には楽しめると思います。(私は好きです。/笑)結構ハラハラさせられるシーンがたくさんあるので、気がつくと話に引き込まれている作品でした。
殺人鬼 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (新潮文庫)より
4101386129
No.9:
(4pt)

ヴィジュアル系

ホラー・バッシング真っ盛りの1990年、綾辻行人が世に放った、衝撃のスプラッタ・ミステリ。元々ホラーやサイコ・スリラーのファンである綾辻氏の作品には、本格ミステリ物の中でも、そうした方面のテイストが色濃く漂っている場合も多いのは、綾辻読者ならご承知の事と思います。で、この作者のそれが特質と言うべきなのか、少なくとも僕は、あんまり怖くはありませんでした。殺戮場面のスプラッタ度はかなりのものだと思うのですが、何というか、例えば浮世絵の無惨絵でも見ているような、豪華絢爛な血飛沫絵巻を観賞している気分。だからと言ってつまらないとかそういう意味ではないですよ。『殺人鬼』の場合、凄く絵画的な「作品」という印象が強いのです。そして、この作者らしい、全てを貫く大仕掛けが用意されています。ミステリ作品、として読むのがやはり正道かなあ、と。という意味で、ホラーやスプラッタ物が苦手な人でも意外といけるのではないかと。代表作の一つだと思います。
殺人鬼 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (新潮文庫)より
4101386129
No.8:
(4pt)

ヴィジュアル系

ホラー・バッシング真っ盛りの1990年、綾辻行人が世に放った、衝撃のスプラッタ・ミステリ。
元々ホラーやサイコ・スリラーのファンである綾辻氏の作品には、本格ミステリ物の中でも、そうした方面のテイストが色濃く漂っている場合も多いのは、綾辻読者ならご承知の事と思います。で、この作者のそれが特質と言うべきなのか、少なくとも僕は、あんまり怖くはありませんでした。殺戮場面のスプラッタ度はかなりのものだと思うのですが、何というか、例えば浮世絵の無惨絵でも見ているような、豪華絢爛な血飛沫絵巻を観賞している気分。だからと言ってつまらないとかそういう意味ではないですよ。『殺人鬼』の場合、凄く絵画的な「作品」という印象が強いのです。
そして、この作者らしい、全てを貫く大仕掛けが用意されています。ミステリ作品、として読むのがやはり正道かなあ、と。
という意味で、ホラーやスプラッタ物が苦手な人でも意外といけるのではないかと。代表作の一つだと思います。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847
No.7:
(4pt)

変化球です。

ものすごいスピード感とスリルです。
勢いに飲まれておたおたしてるうちに、
どんどん話は進んでしまいます。死ぬ、ってなんなのか。
殺される、ってどうなのか。
考えさせられるのに、考える暇がない。最後にはやっぱり作者らしい罠があります。
考えたくても、考えたくなくても、
とりあえずグロが平気な方ならお薦めです。
殺人鬼 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺人鬼 (双葉ノベルズ)より
4575004847

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