■スポンサードリンク


ホームズ連盟の冒険



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ホームズ連盟の冒険

ホームズ連盟の冒険の評価: 4.43/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(4pt)

軽めにしてマニアック

ホームズ譚に登場する愛すべき(あるいは憎むべき)キャラクターたちが語り手を務めるパスティーシュの第2弾。今回は、モリアーティ教授、メアリ・ワトスン夫人、少年給仕ビリー、マイクロフト・ホームズ、副官モラン大佐、医学助手スタンフォードが、それぞれ物語の主役だ。

正直、このキャラはちょっと苦しいのでは? というのもいくつかあるが、でもまあファンならどれも楽しめると思う。何より北原氏の文章はとてもなめらかで、読みやすい。お話としてもよく考えてある。基本的には軽めの読み物なのだが、それでいて十分マニアックな内容であることも魅力だ。

例えるなら、舞台で日本人の俳優が演じる海外ものの芝居とか、字幕ではなく吹き替えで見るドラマとか、そういうのを鑑賞する感覚で楽しめる。気がつけば、ホームズのセリフは露口茂の声(ジェレミー・ブレットの吹き替え)もしくは三上哲の声(ベネディクト・カンバーバッチの吹き替え)で、脳内再生されているのであった。
ホームズ連盟の冒険Amazon書評・レビュー:ホームズ連盟の冒険より
4396634889
No.6:
(4pt)

面白かったです!

素敵なパスティーシュでした。どの話も緻密に作られていて、読んでいて楽しかったです。
ホームズ連盟の冒険Amazon書評・レビュー:ホームズ連盟の冒険より
4396634889
No.5:
(4pt)

脇役たちの大活躍

贋作ホームズものの一形態、なのであろう短編集。

著者の北原尚彦氏の作品は2作目の読了(前の1つは、「シャーロックホームズの蒐集」)である。本作は、ホームズものの「原典」に登場する脇役の人物が活躍する事件を描くシリーズものの第2作である。残念ながら当方第1作を未読なのだが、短編としてそれぞれ独立したお話になっている(ドイルが書いたホームズものと同じ)ので、これから読み始めてもよいようになっている模様。

今回スポットが当たるのは、モリアーティ教授、ワトソン夫人、給仕のビリー、マイクロフト・ホームズ、モリアーティの片腕・モラン大佐、それにスタンフォード氏である。はて?スタンフォード氏って誰だっけ?とか思いながらも楽しく読み進める。文章の調子はドイルというよりは北原調という感じではあるが、原典の内容に沿ったと思われるちょっとした細かい書き込みが、よくわからないなりにも楽しめる気分にさせてくれるのである。まだ読んでいない第1作も手に取ってみようと思えましたね。

個人的には、なんだかんだ言ってワトソン夫人の活躍が読んでいて楽しかった。謎の結末もいかにもという感じであるし、そういわれてみればドイル作品にもこういう趣向のストーリーがあったような気もしてきたので。
ホームズ連盟の冒険Amazon書評・レビュー:ホームズ連盟の冒険より
4396634889
No.4:
(4pt)

発売を心待ちにしていました

前作の『ホームズ連盟の事件簿』が面白かったので、今回も購入しました。
この本の中で特に好きな話は、メアリーの話と少年給仕ビリーの話です。やはりホームズとワトスンの身近に居るキャラクターなので愛しく思えます。
前作よりもホームズの出番があり、嬉しかったです。
ホームズ連盟の冒険Amazon書評・レビュー:ホームズ連盟の冒険より
4396634889
No.3:
(5pt)

待ってました!

文庫本になるのをずっと待っていたので、発売されると聞いた時、どれだけ嬉しかったか。色々なお話がありましたが、私的には少年給仕ビリーの話がお気に入りです。
ホームズ連盟の冒険Amazon書評・レビュー:ホームズ連盟の冒険より
4396634889
No.2:
(5pt)

魅力的な脇役たちの物語

シャーロック・ホームズの聖典に登場するホームズとワトソン以外の人物たちが主人公となって活躍するパスティーシュの連続短編。
日曜日に大阪で開催された関西雑誌連盟主催の「春の短歌祭」に参加した帰路の新幹線で読み続け、さきほど残りを読了。
聖典の設定の隙間を巧く埋めたり、登場人物の人間性を肉付けしたりして、絶妙な六本の物語が構成されている。

「犯罪王の誕生」モリアーティ教授
「蒼ざめた双子の少女」メアリ・ワトスン夫人
「アメリカからの依頼人」少年給仕ビリー
「ディオゲネス・クラブ最大の危機」マイクロフト・ホームズ
「R夫人暗殺計画」副官モラン大佐
「ワトソンになりそこねた男」医学助手スタンフォード

この六本。題名の後にあるのが、それぞれの短編の主人公。本筋以外の描写にも、著者のホームズマニア向けの遊びがたくさんあり、あらゆる部分でニヤリとさせられる。
たとえば、マイクロフト・ホームズが発売前に「ストランド・マガジン」のワトソンの原稿のゲラを取り寄せてチェックして、「ワトソンはメロドラマを混ぜすぎる」とボヤいている場面等は笑える。
「R夫人暗殺計画」には盲目の武器制作技師のフォン・ヘルダーという男が出てくるが、聖典の「空家の冒険」にもこの人物が出てくるそうだ。このフォン・ヘルダーの男勝りの娘フランチェスカがとても魅力的に描かれている。どうも、この後の作品にさらに重要な役回りで出てきそうな気がする。

日本人が書いたホームズのパスティーシュとして、とてもよくできていると思う。おすすめ。
ホームズ連盟の冒険Amazon書評・レビュー:ホームズ連盟の冒険より
4396634889
No.1:
(5pt)

これはスゴイ!

ホームズのバスティーシュものは、かなり、読みましたが、着想も、内容も、超一級品だと思いました。
ホームズ連盟の冒険Amazon書評・レビュー:ホームズ連盟の冒険より
4396634889

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!