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ブランコ乗りのサン=テグジュペリ
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ブランコ乗りのサン=テグジュペリの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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サーカスで役名を与えられた少女たちが主体のお話です。 メインである「サン=テグジュペリ」はもちろんですが、 章タイトルになっている「カフカ」、「アンデルセン」の二人もとても魅力的でした。 反面、この三役の内面描写にスポットがあたり過ぎているように感じられました。 三役以外の人物たちは物語性が薄いこと、舞台となる「サーカス」について薄らぼんやりとしたまま終わってしまったことがとても残念です。 ※以下ネタバレありの感想です※ 評価が低い一番の理由は、カリスマ性を匂わされていた「シェイクスピア」の扱いの悪さです。 千と千尋の神隠しで例えるなら、シェイクスピアは湯婆婆です。 この物語では、湯婆婆の思想、温泉施設(サーカス)をどう思って運営しているのかが一切描写されていません。 結末では、シェイクスピアはサーカスを利用した質の悪い賭博運営に関わっていることと示唆されています (アンデルセンの"確証を持った推察"止まりです。あくまでもシェイクスピアの真意は描写されていませんし、それが事実だったかも明かされていません)。 なぜ唯一創設から関わっているサーカスでそのようなことをするのか。 少女たちから見たシェイクスピアの"目に視えるほどのオーラ"とは何だったのか。 この辺りが一切明かされていないため、尻切れトンボと言わざるを得ない結末だと感じました。 また、「サン=テグジュペリ」の結末もご都合主義と言わざるを得ません。 負傷が原因で数ヶ月リハビリもできずベッドに縛り付けられていた少女が、 動かなくなった足を切った翌日にサーカスの舞台に上がれるわけがないだろうと思い、冷めてしまいました。 | ||||
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紅玉いづき先生好きの方にはおすすめ。 あっという間に読める、続編があるなら読みたくなる作品。 繊細なタッチで、少女達の表と裏がかかれてます。 | ||||
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