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血と骨



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【この小説が収録されている参考書籍】
血と骨
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)
血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)

血と骨の評価: 4.12/5点 レビュー 74件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

上下巻合わせて

朝鮮民族はおろか人間の醜悪な部分を全て集めたような人間が金俊平です。
この男の因果応報な人生を綴った作品です。

解説において、この作品における金俊平の感情や行動は戦前日本への朝鮮民族のルサンチマンの比喩であり、作者の日本への批判であると記してありましたが、朝鮮人の御都合主義に基づいたものでチャンチャラおかしいです。

朝鮮半島は伝統的な小中華主義に基づき、地域差別が激しく、済州島は流刑地であった事から島の人間が半島で生きていくのは困難だっただろうし、しなかったと考えます。そうなれば日本へ出稼ぎするしか道はありませんでした。また作中に日本は朝鮮の富を奪ったという旨の発言をするシーンがありますが、日本にとって朝鮮経営は赤字で、富の収奪するほどの旨味の無いところでした。満州に目を付けたのはそのためです。

このような朝鮮事情を省みないで、単に日本を非難しているのはどうかと思います。

題名の「血と骨」は作者の母と父がモデルになった李英姫と金俊平の比喩だったんだと読んで気づきました。
血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401069
No.4:
(3pt)

著者の父がモデル、暴力的迫力がすさまじかった

荒くれ者の物語。 己の体と暴力でほぼ全てのことを支配した男の物語。 著者自身の父がモデルというが、こんなひどい人物が実在したのかと訝りたくもなる。 物語は重厚で超長編ではあったが、迫力と時代描写も相まってさほど長くは感じなかった。 しかし、ことごとく金俊平とのセックスに女性が骨抜きになっていくのは、読んでいて辟易した。 超能力でも持っているかのような金俊平の洞察力や観察眼もなにか腑に落ちなかった。 全編を通してゴリ押しで物語を推し進めていただけに多少の粗はあったが楽しく読めた。
血と骨Amazon書評・レビュー:血と骨より
4877282106
No.3:
(3pt)

うーん、おもしろくはないです。

まず主人公の傍若無人ぶりに腹が立ちます。 それに振り回される周りの人間の事を考えると哀れになります。 そういう展開がずっと続き、楽しい気持ちにはなれません。 あまりに救いがない話でしたので、 下巻の最初の方で挫折してしましました。
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.2:
(3pt)

一気に読んだ。でも引き込まれなかった。

先に、著者の梁 石日氏の自伝「修羅を生きる」を読んでしまった。
こちらは、ノンフィクションだけに、衝撃的だった。
「血と骨」の金俊平は、梁氏の父がモデルである。ということだけど、モデルというよりは、父そのもののようだ。
自分の父がこんな人じゃなくてよかった。と思うけど、果たして、どうしたら、人間はこんな風になるのか。と疑問を抱く。
こんな人を育てた時代や、環境がもっとも恐ろしいのではないか。
金俊平の人生は確かに壮絶で、とんでもないキャラクターだ。そして、犠牲になった女性達も子供達も皆、大層大変な目に会う。起きる事件はどれも恐ろしくドラマティックなのに、
どうして、この小説をドラマティックに受け止められないのか。
どうしても、新聞を読んでいるような、「こんな事実がありました。」
という報告書を読んでいるような・・・、小説としての吸引力を感じられなかったのが残念だった。
血と骨Amazon書評・レビュー:血と骨より
4877282106
No.1:
(3pt)

骨肉の契り

最初から最後まで、淡白な文調で進みます。 戦争を抱えた日本での在日朝鮮人の生活。 主人公の金俊平は荒くれ者の節操なしで、なぜだかそこかしこに女を囲いますが、力でねじ伏せれば、女という女が全部、その肉体の虜になるくだりは首を傾げてしまいました。 感情移入するにはかなり高度な精神鍛錬が必要だと思ったのは自分だけでしょうか?
血と骨Amazon書評・レビュー:血と骨より
4877282106

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