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世界城
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世界城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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冒険ファンタジーです。巨大な「城」の中の小さな村で孤児として村人たちに育てられてきた11歳の主人公が、村長の孫と隣村へ交渉に行くお話。二人で数々の危険を知恵を絞って潜り抜けていくのですが、ページ数の少ない本なのに壮大な世界観がちゃんと収まっていてなかなか読み応えのある楽しいお話でした。ちょっとした会話も面白かったです。 ただ、続きがあるような感じで終わっているし、主人公の出自の謎に関しても全然回収されていないと思うので、当然続きがあるのだろうなあと思っていたのですが…。これが仮に完結の物語だったら結構もやもやする人が続出すると思うのですが、どうなのでしょうか…? ぜひ続編を読みたいです。 | ||||
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少し古い時代の冒険譚。それでも小林泰三ワールドが伺い知れる。 怖い、気持ち悪い描写はありません。 小学生、中学生が読んでも良いかも。 2日で読破しました。 | ||||
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謎を残したまま物語が閉じましたが、それはそれで続編を期待でき、自分で考察したりとなかなかに面白い作品です。 | ||||
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貴種流離譚的に始まる、少年の冒険と成長の物語です。 ジュブナイルと銘打たれていなかったのですが、文章も平易ですし、正直、大人向けではないと感じました。 主人公(11歳)と同じくらいの小学生ならば楽しめるかもしれません。 大公が自ら企みをべらべら語るところは、小学生でもツッコミ入れるんではないかしら。 ファンタジーとなっているのに、小さく小さくまとまっている感じで、もどかしい。 | ||||
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規模は定かではないが、とにかく巨大な一つのお城がこの世のすべて(とされている)という世界のファンタジー。 とにかくお城が大きいので、テラスが村そのものだったりする。 地面がない(お城の中なので当然だけど)、ので畑に必要な土が非常に重要であり 風や雨などの自然現象で土が流されてしまうと死活問題になる、という興味深い設定。 物語自体は非常にシンプル。少年たちが生まれ育った村の緊急事態を調査するために 階上の村まで行って帰ってくるだけ。ただしお城はとてつもなく広い上に 構造も複雑で、照明もないのでなんだかんだと困難な道程だったりする。 利発的でかしこいが、出自が複雑で色々抱えてる主人公のジュチと 村長の孫という恵まれた立場であるが、その分思慮が浅くてがさつなダグとの 凸凹コンビが頑張ってるので読んでてもつい応援してしまう。 続編があればぜひ読みたい。ページ数も少ないのもあるが面白くてページをめくる手を止められなかった。 | ||||
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「天獄と地国」はのっけから深淵なSF 世界の広がりを感じさせたが、 今作ではここまでのところは控えめ。 あまりに壮大すぎて伏線を散りばめることさえ躊躇われたか、 あるいはその逆か。 といっても大化けする可能性はあるし、続刊があれば当然買う。 次巻がいきなり500ページくらいあると面白いのだが。 風景描写は必要最低限で、主に会話や展開によってサクサク世界が切り拓かれていく。 出発点の村以外の情報がほとんど皆無、なので闇の中を手探りするような状況で、 その中を進んでいくのは先が気になり一気読みできる。 所々ロジックを詰めていくのも面白い。 | ||||
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一応、一冊の本としては完結している。 大事そうな複線というか、キーワードの回収をしないまま『俺たちの戦いはこれからだ』的な終わり方をした。 天獄と地国が似たような終わり方をしているので、もしかすると続きが出ないのかもしれない。 そういった本でもよい、という方なら読んでみてもいいかもしれない。 面白さ・内容については、不満はないけれど、まあ普通程度。 巨大な城で作られた世界、という設定で始まるのは面白いけれど、それほど重要な要素としては入ってこない。 設定を使うシーンはありますが、かえって設定のせいで、描写された映像が想像し辛くなってしまっている。 とても面白いファンタジーを期待して買うと、ギャップですこしがっかりするかもしれない。 他は、 主人公たちの賢者と愚者のような問答がだらだらと続く小林泰三節は今回も健在。 初期の小林泰三のグロさには振り切っておらず、かといって童話のようなファンタジーとしてみれば暴力的な描写が少しある。 といったところです。 | ||||
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壮大なダークファンタジーシリーズの控えめなプロローグという感じ。 ちょっと控えめ過ぎるかな。 作者の作風を黒やすみん(シュール・グロ・ホラー)と白やすみん(精緻・叙情的・SF)に分けるとすればこの作品は白やすみんの系統。 今のところSF的要素は少ないですが、作者のSFの中でもリングワールド系(徐々に世界の構造が解き明かされるような)のものが好みな人ならワクワクする世界観だと思います。 どんどん風呂敷広げていって欲しいです。 | ||||
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小林泰三さん(1962年8/7 京都府生まれ)は、いろんな傾向の作品を著されていますが、 私自身は、ホラー小説、或いはホラー色の強いミステリーが得意なのではないかな、と考えていました。 しかし、今度の「世界城」は、かって「生本」に掲載されたものがベースとなっているようですが、 小林さんとしては初の試みのアダルト・ファンタジーです。 以下ネタバレがありますから、未読の人は注意して下さい!! ある日、平和裏に暮らしていたヴォルタ村の一軒家に、自称王女の13歳の金髪の娘が飛び込んできます。 娘は「城の外へ出ていく」と言いますが、城の中の世界しか知らない村人には、その考えが全く理解できません。 しかも、その娘は、妊娠していて、男の子を産み落とすと、金貨(物々交換の村では非常に貴重なもの)を残し、いずこへか去っていきます。 さて、残された男の子は、ジュチと名付けられ、村人全員に育てられ、やがて11歳になります。 そんなある日、ジュチはダグと2人で、隣村を偵察するという目的で、初めてヴォルタ村を出ることになります・・・・・・・。 う・・・ん・・・!これだけでは、中途半端で、消化不良を起こしそうですが、このままで行くとかなり長編のアダルト・ファンタジーになりそうです。 現時点では、ジュチがかなり聡明な少年で、重要な役割を演じ、 戦争の後、散り散りになっている人たちを結び付けて、王国を復活させる、そして、巨大な城の謎が明らかになる・・・・・、 のではないかな、というような感じがしますが・・・・・。まさかこれで終了ということはないと思いますが!! 早く続編を!! | ||||
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