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超聴覚者 七川小春 真実への潜入(真実への盗聴)



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【この小説が収録されている参考書籍】
真実への盗聴
超聴覚者 七川小春 真実への潜入 (講談社文庫)

超聴覚者 七川小春 真実への潜入(真実への盗聴)の評価: 4.40/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

日本の近未来の姿か・・

主人公は、七川小春。
既婚、子供なし。
いわゆるブラック企業に勤めている。
子供の頃に受けた遺伝子治療により、
常人をはるかに超える聴覚を保有している。

時代設定としては明確にされていないが、
おそらく近未来だと思われる。

年金制度が崩壊しつつあり、国の借金も膨らんでいる。
貧富の差も大きくなり、普通の家庭では子供を産むことさえも負担となっている。

小春は、ブラック企業を退職し、就活を始めるが上手くいかない。
そんな中、アスガルズという製薬会社の事業部長より、子会社への潜入を斡旋される。
アスガルズは近々、「メトセラ」という寿命を延ばすことの出来る薬を売り出す予定。
潜入の目的は、子会社による「メトセラ」発売阻止の動きを察知し報告すること。

小春は、異常聴覚と行動力により、「メトセラ」発売阻止を行おうとしている
秘密結社の全容を知ることとなる。
また、同時に、「メトセラ」の危険性にも気付くこととなる。

「メトセラ」は発売されるのか?
人間の寿命が延びることは、人類にとっての福音となるのか?

後半は、スリリングな展開となり、一気に読めた。

寿命に関する話題を提供しておきながら、
作者の答的なものを見出すことが出来なかった。
ラスト30ページの展開は、前半に比べてあまりにも急激すぎる。
これまで、秘密結社として秘密裏に動いてきたのであれば、
最後まで貫き通すような展開を期待してしまった。

また、小春を利用する立場の人間ならば、
逆に異常聴覚に対する対策を行っておいてしかるべきだと思うが、
拍子抜けなほど簡単に罠に引っかかってしまった。
真実への盗聴Amazon書評・レビュー:真実への盗聴より
4062178885

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