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超聴覚者 七川小春 真実への潜入(真実への盗聴)
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超聴覚者 七川小春 真実への潜入(真実への盗聴)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
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主人公は、七川小春。 既婚、子供なし。 いわゆるブラック企業に勤めている。 子供の頃に受けた遺伝子治療により、 常人をはるかに超える聴覚を保有している。 時代設定としては明確にされていないが、 おそらく近未来だと思われる。 年金制度が崩壊しつつあり、国の借金も膨らんでいる。 貧富の差も大きくなり、普通の家庭では子供を産むことさえも負担となっている。 小春は、ブラック企業を退職し、就活を始めるが上手くいかない。 そんな中、アスガルズという製薬会社の事業部長より、子会社への潜入を斡旋される。 アスガルズは近々、「メトセラ」という寿命を延ばすことの出来る薬を売り出す予定。 潜入の目的は、子会社による「メトセラ」発売阻止の動きを察知し報告すること。 小春は、異常聴覚と行動力により、「メトセラ」発売阻止を行おうとしている 秘密結社の全容を知ることとなる。 また、同時に、「メトセラ」の危険性にも気付くこととなる。 「メトセラ」は発売されるのか? 人間の寿命が延びることは、人類にとっての福音となるのか? 後半は、スリリングな展開となり、一気に読めた。 寿命に関する話題を提供しておきながら、 作者の答的なものを見出すことが出来なかった。 ラスト30ページの展開は、前半に比べてあまりにも急激すぎる。 これまで、秘密結社として秘密裏に動いてきたのであれば、 最後まで貫き通すような展開を期待してしまった。 また、小春を利用する立場の人間ならば、 逆に異常聴覚に対する対策を行っておいてしかるべきだと思うが、 拍子抜けなほど簡単に罠に引っかかってしまった。 | ||||
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