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真夜中の青い彼方
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真夜中の青い彼方の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ミステリとしての展開に特にヒネリはありません。犯行の異常さと犯人の心理がおぞましくも一致したという感じも余りありません。風景の描写が細かく、最初はややくどい感じがありましたが、これがストーリー展開上なかなか効果的です。ハードボイルドとしての読み心地はまだ硬さがあり、主人公マックスの心の揺れがうまく表現されているともいえません。マックスの設定は、かのマット・スカダーに似ていますが、人物像は違うと思います。このマックスやビリー、それからまだファーストネームが明かされていないリチャーズ刑事などの登場人物の今後が大いに気になります。読んで得した小説であり、続編が出れば(出ないはずは無いと確信していますが)間違いなく購読する、そんな作品です。 | ||||
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著者のデビュー作にして本邦初訳の冒険ハードボイルドミステリ。 苦い過去をもつ主人公マックスは、フイラデルフィアの警察官を辞し、今はフロリダ州の「大湿原」で隠遁生活を送る身。 折りしも連続児童誘拐殺人事件が発生、マックスはその渦中に巻き込まれる。 フロリダの広大な大自然を背景に、サスペンスフルなストーリーが展開する。 ハードボイルドミステリとしては凡庸な展開ともとれるが、主人公の人物設定の妙、登場人物たちの設定、内向的で筋肉質な文体でツウ好みの作品に仕上がっていて合格点。 第2作以降も大いに期待がもてる。 翻訳が待ち遠しい。 | ||||
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漢字は嫌いじゃないが、特に船舶用語(例えば「舫う(もやう)」)がかなりきつかった(マイナス★1つ)。 他の作家の翻訳だと、ここまで漢字は多くないのに。 400ページもないので、短いかと思いきや、字も小さい。 お得感のする一冊である。 私もこれまで、数多くの推理・サスペンスを読破してきたが、 特にすきなのは1人称「わたし」の作品。 これも「わたし」の書き方をしているので、それだけで購入してしまった。 「わたし」となると、視点が1つしかないので、犯人を推測することが非常に難しい。 結局、最後の最後までわからなかった。 元警察ということで、容疑者扱いされて、その後容疑が晴れても、なかなか信頼が勝ち取れないっていうのは、 読者としては、腹立たしいのだが、現実は、「そういうもの」だと感じた。 犯人は「え、そんなに身近な人が!!??」的なわけではないので、「あ、そうなの?」だったが、 ストイックなハード・ボイルドで、次作も必ず購入すると思う。 | ||||
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リアリティのある小説は内外とも少ないが、書店でふと手にとったジョナサン・キングのサスペンスには最初から引き込まれた。 「事故」で世を捨てた元警官の「私」が原野でカナディアンカヌーを漕ぎ出すシーンからこの小説は始まる。 私もカヌーを嗜んでいるのですぐストーリーに入り込めた。 主人公のタフガイさがありきたりだが、著者のストーリーテラーぶり、そして読み手の興を削がない翻訳者の力量がそれをカバーする。 さっそく2冊目を注文しようとして第1作しか翻訳されていないのを知った。 英語にたいして自信のない私が、第2作の原書をさっそく注文したくらいの掘り出し物であると思う。 | ||||
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