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占い処・陽仙堂の統計科学



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【この小説が収録されている参考書籍】
占い処・陽仙堂の統計科学 (角川文庫)

占い処・陽仙堂の統計科学の評価: 3.63/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

肝心の四柱推命のレベルが低い……

四柱推命を題材にした小説は珍しいので読んでみました。

ただ、この中で紹介されている四柱推命は非常にレベルが低いです。
十干の性情の区別ができていないので、辛に火の鍛錬が必要、など初級的な誤りが多く含まれています。
(丁の鍛錬が必要なのは、陽の金である庚です)

また、月柱空亡は最大の災厄のように書かれていますが、通常、四柱推命で空亡はそれほど重視されません。
読者に誤解を生じるおそれがあるので、こういった恐ろしげな書き方はやめてほしかったです。

また、元々四柱推命は統計学ではなく、どちらかというと哲学的なものです。非生物同士の関係を見るのは無理があると思います。
四柱推命を題材にした小説を本気で書くのであれば、緒方泰州先生や、梅川泰輝先生といった
現代的な(通俗的ではない)泰山流師範の元で修業した人物に監修を依頼するべきだったでしょう。

この本を読んで「四柱推命ってこんな占いなんだ」と思う方が多いと思いますが、実際のプロの技術はもっと緻密で繊細です。
辛の日に生まれたからと言って、誰もが皆、辛い人生を送るわけではありませんのでご安心ください。
占い処・陽仙堂の統計科学 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:占い処・陽仙堂の統計科学 (角川文庫)より
4041035635

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