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第五番 無痛Ⅱ
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第五番 無痛Ⅱの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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無痛を読んでいたので、より良く読めました。 主人公のイバラの心情が刺さりました。 人間の悪と善が苦しい程に表現された作品だと思いました。 | ||||
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不必要なほど過剰なグロテスク度は前作「無痛」より減少したが、 女性主人公の過剰お人好し度、性善説度は幼稚園児並で益々増加し、危険や事件を発生させる 為にお人好し度を利用しているようで、この女性が登場すると読んでいて白ける。 勿論フィクションだから色々なキャラが登場しても良いが、ここまで度を超すと 事件発生のネタ用としか思えない。 しかし、上記小説上の問題とは別に、世界の医療界におけるパンデミックに関する洞察は 素晴らしい。コロナ発生前の出版ではあるが、症状は違えどコロナパンデミックの出現を予期 したような内容でもある。 | ||||
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前作「無痛」の続きなので、読んでおくとより面白いです。 一気に読んでしまいました。 他の作品の文庫本はほぼ読みましたが、持ち歩いてるので全部文庫本を出してくれると有難いです。 新作も待ち遠しいです。 | ||||
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毎々お世話になります。 商品がやっと到着しました。 若干遅れていたので、少し心配したのですが、良かったです。 しかし、持病の喘息持ちで小生でも、中古でこれだけ綺麗で 匂いもなく本を読める事が凄くよい気分です。 凄くいい商品を有難う御座いました。 | ||||
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でも、今回はポロポロと 前作の人が不幸にあうのが何ともいえない ちょっと悲しいです 今作から読む人はもうちょっと 楽しめるかもしれませんが なんとも言えない気分にさせられたので 私的には☆2個です | ||||
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前作の『無痛』は前もって読んでおく必要がある。最期の伊原の手紙に泣けた。(好き好んでこういう体で生まれてきたわけじゃ無いのに)ラストシーンが爽やかで良かった。 | ||||
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誰が読んでもおもしろい、という作品だけが「傑作」であるのなら、 その条件には合わないと思いますが、 医療業界や健康ブームに興味のある私にとっては「傑作」と言えます。 ネタバレになりますが、 サトミちゃんはかわいそうだった。 あとの登場人物はなるべくしてああいう結末になったと 思える。 新型カポジ肉腫で亡くなった患者さんたちの伏線が 回収しきれてないようなところもあり また殺されてしまう医師についても、あっさり、という 感じがしましたが、これ以上、詰め込み過ぎたら 本筋がわからなくなるので、私としては良かったと思います。 「ヨーグルト」が出てきたときは、「カスピ海ヨーグルト」を 思い出しました。今の日本社会なら、確かに流行りそうですね。 | ||||
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本屋さんで売っていないので注文しました。 この作品 おもしろいです。 | ||||
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無痛シリーズの第二弾だがタイトルは第五番(笑) この符丁だけでもわかるように、前作の盛り上がりをキープしたまま、出来ることならこの巻でキャラクターをもっと魅力的にしてシリーズ化の面白さを磐石にして五冊目にこの素材を料理した方がよかったと思うのだが待ちきれずにテーブルに出してしまった‼みたいな印象になってしまいました。 前作でウイーンに渡った為頼先生と日本で新たに流行する恐ろしい新カポジ肉腫に翻弄される医師と患者達。そして社会復帰に努力しているイバラ君に妖しい日本画家が絡んでラストに収束してゆきます。 前作でも触れられた日本の医療の歪みや医師達の様々な葛藤や矛盾は本作品でも更にシニカルにシビアに叙述されてきており読んでいると現在の社会の裏にある新たな真相に近づくような知的興奮をビンビン感じます。 でもね、折角の舞台の御膳立てに前作であんなに魅力的だった役者たちが残念ながら今一つ全力のパフォーマンスを出せて無いまま強引に物語の終りかたに合わさせられて退場してゆくような印象です。まるでシナリオのために演技が犠牲になっているかのようです。 ここでこの後の物語に一読者の希望を言わせてもらえば律儀に本作で訪れた役者達の運命に次作を合わせることは敢えて止めて、全くのアナザーストーリーとして次作を構築するということは如何でしょう? こんなのアリ!?みたいなぶっ飛んだ続きを期待しちゃいます。(>ω<。) | ||||
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ドラマが好きで読みました。 所々にドラマを思い出させてくれるセリフがあり良かったです。 | ||||
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結末の意外性にはびっくりしました。 前作と違い主人公の予定平和な面が普通になっている点に違和感を禁じ得ませんでした。 前回キーパーソンの一人である彼女を呆気無く殺してほしくありませんでした。 | ||||
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テレビドラマの続きです。 興味ある方はぜひ読んでみてください。 | ||||
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為頼医師のキャラが前作と変わってしまったのが、残念。 皮肉で冷めた人だったはずなのに。 予定調和を排した前作と比べ、ご都合主義な部分が散見されるのも玉に瑕。 それでも、読み始めたら止まらない面白さはあり、読んで損はない。 | ||||
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グロイ奇病の展開とグロイ内容の入れ子の展開には吐き気をもよおした創陵大学准教授の菅井は患者の黒い肉腫に唖然とした。 エイズに酷似するウイルスが骨を溶かし数日で全身に転移、意識障害で死に至らしめる。 あらゆる薬が効かず数カ月で日本中にこの「新型カポジ肉腫」が多発したが国は無策で人々は恐慌した。 一方ウィーンで天才医師・為頼がWHOの関連組織から陰謀の勧誘を受ける。 ベストセラー『無痛』の続編 | ||||
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”虚栄” というオーソドックスな医療関連小説を読んだばかりなので、内容に驚きました。 ”無痛”の完結編です。 尻すぼみという方もいらっしゃいますが、一種のファンタジーなので、これでいいんだろう と思います。 最後までどうなるんだろうと、ドキドキして読みました。 新型のウイルス疾患は、人為的なものではないかという説は、医療関係者の間には消えず に残っており、それをふくらませたものとして面白いです。 医師として、そんなに違和感 感じないで読めました。 グロテスクな話だし、女性や子供には勧められません。 | ||||
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第1作よりさらに荒唐無稽! WHOまで持ち出すとは!第1作で筆を置くべきでした。 | ||||
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病変の描写や病理の解明はさすがに現役のお医者様、とても克明で緻密に出来ていると思います。 でも、ストーリーはやや拍子抜けするほど素直な展開で、物語をまとめていく為にキャラクターが犠牲になってしまっているのが残念。強引すぎる展開のしわ寄せが菜見子さんにきてしまっていて、プロ失格のスキルの低さ。理想だけで無能な臨床心理士になってしまっています。悲しい。 今回は同時並行的に複数の場面が展開されるので、前作「無痛」ではまだ感じられたスピード感が失われてしまっている点もポイントを下げた要素です。もっとミステリーとして成立していたら面白かった。 個人的にこの人の作品は変に救いがない、甘さを許さないところが好きなんだけど 今回の為頼医師は前作に比べて甘々というか、世間に対して斜に構えていたところがなくなりましたね。 大切な女性が出来たからなのか?もうただのビビりまくってるおっさんという感じでちょっとせつなくなりました。 | ||||
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ストーリー展開は前作より面白いが、タイトルの意味から離れてしまった感がある。 医療現場への疑問や医療に対する考え方は理解できる。 いかにも日本人である。 ささいな事でも病院へ通院し、安心を求める姿。 警鐘を促しているのだろうが、中途半端。 ウィーンの事については知らなかったので、興味はひかれたが… 消化不良のままである | ||||
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注意!! 少々ネタばれの上、前作を読んだ人向けのレビューです。 前作では、現代社会の欺瞞をこれでもかというほどグロテスクに表現していました。 そこにエンタメ性を加えることで、グロさをうまく面白さに変換しながら、作者が問うテーマ性をしっかり提起していたと思います。 今作では、そのテーマをさらに揺さぶって、レベルアップしたエンタテイメントを展開してくれると期待していましたが、少し期待外れでした。 物語は、日本発の新型ウィルス発生と、謎の医師連続殺人事件、そして、前作キャストのその後を織り交ぜながら話は進み、 やがて、主人公の為頼によって、それぞれの事件がある一本の線で繋がれていくというストーリーです。 舞台もウィーン、日本と目まぐるしく展開して、中盤までは非常にワクワクさせてくれますが、終盤の尻つぼみ感が否めません。 物語の風呂敷を広げすぎて、結末への収束が追いついていない感じです。 キャストに関しても、為頼には為頼、白神には白神の正義や葛藤がそれぞれあったはずなのに、勧善懲悪なストーリーの演者として機能するのみです。 イバラとサトミも、ふたりは白神の陰と陽の象徴だと勝手に思っていたので、そこら辺を軸にした活躍を期待していましたが、全然物語の中心にいません。残念です。 また、作品の代名詞ともいえる犯因症は、殺人鬼としての素養の証しなのか、あるいは、人間誰しもが持つ狂気の表出なのか、 人間の暗の部分を考えさせる一つのテーマとなっていたと思うのですが、今作では核心に迫るものはなかったです。 淡々とした中に怖さのある作者独特のグロテスクな描写も今作ではトーンダウンしています。文章全体に毒が抜けてしまった感じで、これも個人的には残念な部分です。 書いているうちに、辛口な批評になってしまいましたが、専門家ならではの緻密な設定や背景、知性をくすぐる表現力はさすがです。 とくに新型ウィルスのくだりは、昨今の健康ブームを皮肉った仕掛けになっており、作者独特のシニカルさがよく出ていて痛快でした。 この作者の魅力は、現代社会に対する義憤を、辛辣なまでに小説にぶちまけているところにあります。 そのストレートすぎるところに痛快さがありますが、また嫌悪感を抱かせてしまう側面もありました。 ですが、この「無痛」は、作者の一貫したテーマを継承しつつ、一歩冷静な視点で娯楽作品に仕上げたところに、過去の作品にはない魅力がありました。 しかし、ドラマ化の影響か、今作は、この作者らしからぬマイルドな作品となっています。編集者の商業的な干渉を受けまくった感があります。 ラストはコンティニューぽかったので、売れ行き次第で続編もあるかと思いますが、主要なキャストがほとんどいなくなってしまったので、今後には興味半減といった感じです。 | ||||
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あの『無痛』の続編。事実と創作とが見事に融合した医療ミステリー小説。 前作よりもスケール感があり、ストーリーも非常に面白い。勿論、続編ということで、前作同様、天才医師の為頼英介と先天性無痛症のイバラが物語の中心人物となる。 エボラ出血熱、エイズ、変種型クロイツフェルト・ヤコブ病、SARSに次ぐ、日本を恐怖に落とし入れる『第五番』の奇病の発生…新型カポジ肉腫。そして、ベートーヴェンの『第五番』…この意味は… 物語の見所はウイーンで日本人会医療所で医師を務める為頼英介、刑務所から出所した先天性無痛症の青年イバラ、新型カポジ肉腫の治療法にあたる菅井憲弘の三人を中心に展開し、次第に意外な形で三人が交錯していくところだ。 また、完全に創作だと思うがWHOの裏の顔と日本医師会の愚行などが描かれ、物語を前作よりも面白くしている。 文庫化にあたり大幅改稿。 | ||||
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