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スマドロ



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【この小説が収録されている参考書籍】
スマドロ

スマドロの評価: 3.07/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(4pt)

次作を読んでみたくなる作品

ネタばれ注意:スマドロ、から始まる連作ですが、連作になって初めて物語として成功している気がします。生きる、生と性の生臭さも、絡み合う人間関係も、文章としては臭みがなく、香草を効かせたジビエ料理のようにオイシイ。太っちゃう、と言いながらオイシイ物を食べてしまうように、人は、特に女は自分を許すのです。過去は消せなくとも。絡み合う糸の先に待つのは、憧れか恨みか。自分もまた過去を振り返り、どこかで誰かに見られているかも。作者の年代より上ですが、そんな思いで読める作品です。しいて言えば、相関図は不要、無い方がまた読み返したくなります。ミステリーではないような、でも人間ドラマというのも重すぎる、中間位の位置づけ。少なくとも、次の作品を読んでみたい、と思わせてくれる一冊です。
スマドロAmazon書評・レビュー:スマドロより
4575238627
No.6:
(4pt)

かなりとんちんかんな話……

だが、センテンスの短さ、リズミカルでテンポのいい文体のせいでどんどん読み進められてしまう。
一見、話は破綻している。それぞれの視点で好き勝手に語られていく。
全員が自己中心的な痛女。サブキャラからザコキャラまでも魅力的。
どこに行きつくのかと向かった先にラストようやくこの作者の意図が見えてくる。
最初は、相関図はなくてもいいだろうと思えた。読みなれた読者には必要ないと。
しかし、この作品は人と人の繋がりを読み解くものではなく、物語の始点を読み解くものだったとわかる。
だまし絵のような一枚の大きな絵を描きたかったのだろう。
がちがちのミステリーでもなければ、目を伏せたくなるような悲惨な事件が起きるわけでもない。
これをミステリーと言っていいのかはわからないが、エンタメ本として読めば十分に楽しめる。
まだまだ荒削りだが、新人にしては意欲作といえるだろう。
次回への期待を込めて、星4つとしておく。
スマドロAmazon書評・レビュー:スマドロより
4575238627
No.5:
(5pt)

ハマりました!

第一章の女性と年齢が近くて、
親近感を感じたこともあるかもしれませんが、
テンポがよくて、文体も好きで、
第一章でがっつりハマり、
それからは一気に読み進めました!
最後ってどうなるの…って、色んな想像をしてたんですけど、まさかそうくるとは!
いい意味で裏切られたカンジが好きでした。
スマドロAmazon書評・レビュー:スマドロより
4575238627
No.4:
(5pt)

時速80キロな感じ

高速を走っているように速いスピードで読みました。作者の捲し立てるような軽快な文章と表現力により、重い場面でも顔を背けることなく読めました。自分が経験したことのない、しかし、どこかで起きている出来事を、この本が語っています。身近なのだけど普通ではない人々に引き込まれる感じでした。近頃、知識やテクニックだけを追い求めている説教的本には少々うんざりしていました。次回作を楽しみにしています。
スマドロAmazon書評・レビュー:スマドロより
4575238627
No.3:
(5pt)

ハマった

読みやすくて一気に最後までいけた。相関図があったので、わかりやすかった。語り手の女全員に名前がないのは、なぜだろうと思ったけど、なんか意図があるのかな?
スマドロAmazon書評・レビュー:スマドロより
4575238627
No.2:
(5pt)

とにかく読んでみて!

最終章にやられました。え?これってそういう話だったの?って感じでまた最初に戻って読み返す。読み返しても、また面白い。個人名やブランド名がバンバン飛び出すところも他にはない作品。アラサーアラフォー世代にはたまらない単語がたくさん出てくるのも懐かしくてよかった。最後は、まさにだいどんでん返し。騙されたけど、なんか心地よい。すごい新人作家が現れたな、と思いました。ぜひ、騙されてください。
スマドロAmazon書評・レビュー:スマドロより
4575238627
No.1:
(5pt)

本当にうなった!

うーん、本当にうなった。本が届いたら、一気に読み進んで行った。各章の登場人物のさまざまな生きざま、深層心理を実にうまく言い当てている。一番感動したのは、3章で、妹が保育園のお遊戯会で失敗して泣いている所に、姉が、あんたの演技は最高だった!と声をかけるというくだり。単なる姉妹愛ではない、妹の人生をかえる重い言葉だったのだ。
人が生きて行く上で原動力となる物、それは、一体何だろう。この本を読んで、改めて思い知らされた。
スマドロAmazon書評・レビュー:スマドロより
4575238627

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