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かのこちゃんとマドレーヌ夫人
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かのこちゃんとマドレーヌ夫人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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メルヘン的な話です。私の好みとは少し違います。 | ||||
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かのこちゃんと彼女を取り巻く登場人(動)物がそれぞれ魅力的で、当初はメルヘンなのかと思いながら読み始めましたが、自分の子ども時代のことも思い出させてくれる懐かしい感じの物語でした。終始、温かな気持ちで読みました。 私は直木賞の作品で初めて万城目文学を知りましたが、とても好きになり、引き続き過去の作品を読んでいます。偶然、『鹿男あおによし』の後で、なおかつ『パーマネント神喜劇』の前にこの本を読みましたが、この順番で読んで良かったと思いました。 | ||||
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最後は感動する話ではあるのですが、如何せんファンタジー色が強いので最後までそれが少し残念でした。 | ||||
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面白い要素 かのこ すず ござる うんこ柱 | ||||
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マドレーヌがかのこちゃんのお父さんの大きな手のひらから感じたものが、愛であったと信じたい。 今も珊瑚色の首輪をつけて、縁側であくびをしていてほしい。 | ||||
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万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』読了。 まるで映画のように活き活きと目に浮かぶ、情景描写が本当に素晴らしい。 また本書には、題名の通り 2 人の主人公がいる。片方が主役で他方が脇役ではなく、両方を主役として引き立たせるストーリー構成。これがまた素晴らしい。 上手いなぁ。そりゃ何冊も映画化ドラマ化されるさ。 | ||||
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小学校入学を目前にした少女かのこと、かのこ宅に住み着いた猫のマドレーヌ夫人を中心に、子どもたちと動物たちの視点からの世界を織り交ぜつつ、出会いと別れを描いた心温まる日常系ファンタジー作品です。 【主要キャラクター】 かのこちゃん …まもなく小学校入学を迎える少女。 マドレーヌ夫人…かのこの家に住むアカトラ猫。犬である玄三郎の「夫人」であり、その言葉を理解する。 玄三郎 …かのこの家に住む老いた13歳の柴犬。夫人と意思疎通できる。 すずちゃん …小学校で出会う、かのこのクラスメイト。 かのこの両親 …理解ある温和な両親。 【各章について】 プロローグ、2章、4章…マドレーヌ夫人をはじめとした猫犬たちの視点によるエピソード。 1章、3章、エピローグ…かのこちゃんをメインに小学校や家庭でのやりとりが描かれる。 2~4章とエピローグはエピソード内の時間が重複・前後する部分がある独特の構成が取られています。 【所感】 言葉の選び方への違和感や、子どもと動物たの描き方についてのあざとさを感じなくはないのですが、著者らしさが発揮された安心して楽しめるエンタメ作品です。著者の他作品に比しての特徴は、幼い少女を主人公に据えていること、かなりコンパクトにまとめられている点でしょうか。 【補足】 ・物語と対象とする期間は、かのこの小学校入学直前の3月末から10月上旬あたりの半年間です。 ・かのこの父親は、同様に人語を理解する動物が登場する他の万城目作品との関連を匂わせます。 ・猫たちが人間の言葉を常に理解できるという設定は不要だったようにも思えます。 | ||||
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万城目学の文章が、とても好きです。 | ||||
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おもしろすぎ、と読書好きの小6の子どもが大絶賛。借りて読んだ本でしたが、宝物にするため購入しました。 | ||||
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万城目さんの豊富な語彙と、情景が浮かぶような文章がとても心地よく一気に読めました。設定も描写も本当にお上手です。 キュートな女の子に心奪われた上に、 猫好きな私には、この上なく癒されたストーリーでした。 ほかの登場人物も動物も、みんなよいこでした。その後、みんな幸せになっててほしいなぁ。 | ||||
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レビューの数が多く、とても良いコメントが多かったので小3の息子に購入。表紙の絵がかわいいのでどうかな?と思ったのですが、読み始めると引き込まれたらしく、一気に読み終えていました。その後も何度か読み返しています。私は万城目学さんの本が好きなのですが、子供が同じ作者の本を読むまで成長したことをうれしく思った1冊でした。 | ||||
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この作品はとても心に残る。読んだ作品をどんどん忘れてしまうほうなのだけれど、いろいろなシーンが心にとどまっている。ちょっと難しい言葉に出会ったとき、あの、言葉の対決に使えるな、なんて思ってしまう。 | ||||
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ドラマ<鹿男あをによし>以来、ずっと気になっていた万城目ワールド。 中学生の子供が、まったく小説好きでないのだけど、コメディタッチの作品は嫌がらないので、レビューを参考にこの作品を薦めてみた。 初めにお断りしておくが、わが家はアンチ猫派である。 特に、私は飼っていた金魚や小鳥を、何回も素行の悪い野良猫になぶり殺されているので、子供の時から大嫌い。特に育ちの良い、お行儀のよい飼い猫以外は、見るのもまっぴらごめんなのだ。。。フンの被害も、一戸建てでは無視できないほどひどかったし、毎日野良と戦っていたといってもいい。 野良猫がイヤで、マンションに引っ越したというくらい、筋金入りの野良嫌い。 そういう私でも、このお話を読むと、野良猫を主人公にした万城目ワールドに、あっという間にひきずりこまれる。 猫とか犬とか(犬と結婚した猫、という設定がイカしています♡)人間とか、そういう種のボーダーを飛び越え、これは紛れもなく、愛と友情のファンタジー。 でもって、「日本を救え!」という鹿男の壮大なスケールの話とは違い、ご町内というコンパクトな舞台での、小学生と飼い猫になった野良猫がW主演の、日常サイズの友愛の物語。 それが良い、と思う。 猫好きな人が本を書くと、どうしてもアンチ猫派からみた場合、登場する猫には感情移入できないのだが。。。感情的に肩入れしすぎて、馴染めない、共感は無理なのだけど。。。 でも、さすが万城目氏は、猫の生態に詳しいにもかかわらず、そういうヘンな身びいき?をみじんも感じさせず、猫も犬も子供も大人も、そのキャラクター造形はすばらしい! もう、種の差なんて、ない。 生態は猫でも、キャラは人。犬もそうで、猫が良くて犬がダメ、ってこともないのだ。 人も同じで、平等に、全員が魅力的なキャラクターとして、生きている。 それら同種異種間を問わずに通じ合う、愛情や友情の響きあいが、この作品のテーマになっている。 季節も夏休みが背景なので、本好きではないお子さんたちの夏読書としても最適かと。 まあ猫好きならさらに読みやすいと思うが、うちみたいなアンチ猫派にも、文句なく楽しく読める。読後感も、さわやかだ。 ファンタジーなので、ちょっとご都合主義な展開もあるけど、細かいことはいわずに、全編に漂うユーモアと人情というか?愛の物語を楽しめばいいんでは。 (なんとなく、児童文学の岡田淳さんを思い出す部分もあり。動物が主人公という点で。) うちの子も、コメディタッチの軽い味わいのおかげか、一日くらいでテンポよく読み終わる事ができた。 あまり考え込むタイプの本を読む気分じゃない時に、おすすめである。 | ||||
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序盤やや盛り上がりにかけますがほんわかしていて素敵な作品でした。 小学生の頃がちょっと懐かしくなりました。 | ||||
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小学校一年生のかのこちゃんは、まさに知恵が啓かれるお年ごろ。クラスメートのすずちゃんと「刎頸の友」になり、ぐんぐん育つ。乳歯が抜けるのと合わせて転校による別れがきましたが、大きくなった二人はいつか再会するでしょう。 でも、私が感じたこの本の主人公は、二人の少女と並行して描かれる、かのこちゃんの家の柴犬の玄三郎十三歳のところに半年前に飛び込んできた猫、アカトラのマドレーヌです。二匹は互いに夫婦と自覚しているので、空き地に集まる猫仲間にはマドレーヌ夫人と呼ばれています。人間の年で言えば、八十歳ぐらいの老犬がアラフォーの放浪雌猫を受け入れた感じです。種が違うので、子は生さないし、行動も別々ですが、何故か互いの言葉が理解できるという一点で互いを大事にし、助け合っています。 中盤で玄三郎がマドレーヌ夫人に猫股の話をしたところから、マドレーヌ夫人の大冒険が始まります。彼女がか弱き猫ながら、猫仲間に、玄三郎に、かのこちゃんに恩返しをするところは、ドキドキワクワク。 しかし、二匹にも別れがやってきます。このシーンは切なくも美しいラブストーリーとして泣けますし、老いや看取りといった正に現代の課題を考えさせられるものです。 元気ではちきれんばかりのかのこちゃんたちの成長と明日ある別れ。老いていく夫婦の繊細な思いやりと永遠の別れ。対照的で見事な構造の下で時と場所と種の各方向に広がる物語に、読書の楽しみを十分いただきました。でもこれは子供向き作品ではないでしょう。中年以降の人生での充実と悲しみと苦さを想像できることで味わえるものがあるので。 | ||||
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どちらも、等身大の自然な描かれ方をしていて、好ましかった。中には子供ってこんなに賢いのか?と思わないでもないけれど、鹿男の続編としてでなくても、充分に楽しめる作品だと思う。この作者の作品の中で一番の良品だと思った。 | ||||
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マドレーヌという名の猫と、その飼い主のかのこという名の女の子の心暖まるお話。マドレーヌには玄三郎という名の旦那の犬がいるという一風変わったお話。猫と女の子の不思議な関係が興味深い。 | ||||
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長年猫を飼っていますが、猫を描く描写がイキイキとしていてよかったです。 動物を主人公にしたものだと、どうしても動物が可哀相な目にあったりして、動物を飼っている者としては、そこがいたたまれなくて読めなかったりするのですが、このお話はそんなことはありません。楽しく読了しました。 赤トラのメス猫は2万匹に1匹しか生まれないと聞いたことがありますので、不思議な能力を持つ猫として描くにはピッタリだと思います。 ひょっとしたら作者は猫を飼ったことがあるのではないでしょうか?(もしくは飼っている?)猫が好きな人ならほほえましい気分になること間違いなしです。 あと、1人の主人公である女の子の気持ちがとてもリアルに伝わってきました。小学生を取材して書かれたというのもうなずけます。 小学生の頃ってこんなこと思ってたよな・・と懐かしい気持ちになりました。読後はとてもさわやかな気持ちになり、嫌なことがあってもこの本のことを思い出して頑張れそうな気がします。 | ||||
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本屋さんでぱらぱらめくって、鹿男の「先生」らしきキャラが出てきたので びっくりして感慨深くなりました。読んだら温かくて、嬉しい気持ちでいっぱい。そして猫を年末に飼い始めたので マドレーヌたちの生活が身近になりました。なんて魔法と哲学の毎日なんだろう。 | ||||
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ちょっとSFっぽい万城目先生の作品です('∀`*)。。 ぬこの名前も凄いけど, 人間&猫が会話するシーンが 何とも不思議な物語です♪゜ これは中々面白かったので, アニメ化されて欲しいです( ̄∀ ̄) | ||||
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