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かのこちゃんとマドレーヌ夫人
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かのこちゃんとマドレーヌ夫人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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直木賞候補になったということだから、児童文学というわけではないと思いますが、視点は小学校に上がったばかりの女の子かのこちゃんと猫のマドレーヌ夫人のもの。なので、いろんな世界が広がり始めた子供さんたちが読むと、キラキラとして新鮮だと思います。 かのこちゃんはお父さん、お母さんと3人家族。庭には年老いた柴犬の玄三郎と、ぶらりとやってきて居ついてしまった赤トラの猫マドレーヌが。猫たちには集会所になっている空き地があり、毎日のように集まっておしゃべりしています。マドレーヌはそこでは新入りですが、犬の玄三郎を夫としていて犬語がわかることで一目置かれています。かのこちゃんは通い始めた小学校で、初対面から惹かれてしまったすずちゃんと出会い、親友になります。そんな彼らの穏やかな日常が描かれています。 私事で恐縮ですが、やや毒親気味の母親を持つ自分には、おっとりした両親の下、のびのびと成長するかのこちゃんがちょっぴりうらやましかったです(汗)。大人も子供もみんなこんなにいい人で、ステキな家族で、おとぎ話のようです。 おもしろかったのは、猫の妖怪、猫又の話を聞いた後、うたた寝してしまったマドレーヌ夫人が、尻尾がふたつに分かれた猫又になってしまい、近所のおばさんに憑依してしまうところです。といっても怪奇色はまったくありません。猫又になれるところをうまく利用して、マドレーヌ夫人は人間にいろんなことを伝えるようになります。 かのこちゃんとすずちゃんの友情には自分も同じような記憶が。まだ計算も打算も何もない子供の頃、親友って本当にかけがいのないものですよね。そしてもう会えなくなる時の引き裂かれるような悲しさ。かのこちゃんはそんなことを乗り越えて、だんだんと成長していきます。 個人的には関西を舞台にしたテンポのいい青春ものが好きなので、正直ちょっと物足りなかったです。小学生の子供さんがいらっしゃる方は、一緒に読むと楽しいと思います。 | ||||
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作者の本のファンでしたが、京都とは関係ないし、途中でほろっとするところもありましたが物足りない本でした。 | ||||
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なぜこの小説が直木賞に選ばれたのか分かりません。 作者も恐らく不本意だったと思います。 本をあまり読まない世代に向けたエンタメ小説としては全然ありだと思います。 でも直木賞はありえません。恐らくこの本を推薦した方もそれは承知してたはずです。(でなければヤバイ) 実際、選考委員からボロクソ言われたわけですし、直木賞候補という箔をつけるために安易に推薦するのは 作者のキャリアにとっても良くない事だと思います。 それに、この本が候補作になるなら、どうして森見さんの「ペンギンハイウェイ」が候補にならないのか。 「どんぐりのなんとか」かもしれませんが、それでも「ペンギン」の方がこの作品より数段も優れたものだと思います。 散々けなしましたが、本作はまったりした小説で読みやすく、良いところもあります。 でも、万城目さんの小説の中では地味ですし、長所がない作品だと思うので、 彼の著作を初めて読む方は「鹿男あをによし」をお勧めします。 | ||||
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かのこちゃんとお家で飼われている犬と猫が主人公(?)です。 ほのぼのとするお話でした。 | ||||
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