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月下上海



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【この小説が収録されている参考書籍】
月下上海
月下上海 (文春文庫)

月下上海の評価: 3.45/5点 レビュー 64件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 1~20 1/2ページ
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No.34:
(5pt)

スリリングでチャーミング。読者を高揚へと誘う秀作。

たまたま手に取った初めての山口恵以子作品だが、この小説はすばらしい。
『月下上海』は、著者にとって初期の作品のようだが、時代考証も登場人部の造形も巧みであり一気読みさせる力がある。登場人物の激しく動く愛憎模様や一部の展開に一片の疑義を感じるところもあるが、これは神は細部に宿るとは限らない!という表現者の意図なのかもしれない。
ともあれ、読了時にこれだけの高揚を感じた作品はひさしぶり。
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ついさきほど、著者は、近年、『食堂のおばちゃん』シリーズで大人気。ということを知ったが「おばちゃん」シリーズに入り込む前に、”すご腕の新鋭作家”としての「山口恵以子作品」をトレースしていこうと思う。
月下上海Amazon書評・レビュー:月下上海より
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No.33:
(5pt)

ドラマ化期待

推しの女優さんで映像化してほしい
月下上海Amazon書評・レビュー:月下上海より
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No.32:
(4pt)

イメージが浮かぶ

amazon商品の説明内容(「BOOK」データベースより)以下、

昭和17年、財閥令嬢にして人気画家の多江子は、中日文化協会から上海に招かれた。
ところが協会に潜入中だった憲兵の槇に、政府転覆を企んでいる中国人実業家・夏に接近するよう強要される。
断れば、多江子が絡んだスキャンダルの真相を公表するという。
謀略に巻き込まれた多江子の運命は…。
松本清張賞受賞。

 *

2013年松本清張賞受賞作という事で読んでみました。
表紙の女性が主人公のようで魅力的に見える。
イメージが固まった所で主人公の多江子の強さ弱さを追う形。
戦時下の上海で奏でられる、或る女の悲恋歌(エレジー)。
多江子が出会う四人の男たち。
憲兵大尉・槙庸平、民族資本家・夏方震(シャーファンチェン)、
医学生ながら抗日運動に身を投じる黄士海(ウォンシーハイ)、
多江子の前夫・奥宮瑠偉。
真の愛とは。結末は?
ドラマやね~。
映像を浮かべながら読んだ。一気に読みたくなるね。
最後、お疲れ様でしたと言いたくなるような結び。色々色々とありますが、下手に盛り上げるよりもこれでよかったのかもなと思います。もう少し丁寧な描写があったらよかったかもとも。そうなるとページ数が増えてしまうか(笑)。
面白かったです。
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No.31:
(5pt)

マダムの悪役令嬢が異国に転進して陰謀の渦中に飛び込むようですよ

『月下上海』です。
アラフォーバツイチの財閥令嬢が戦時中(具体的にはミッドウェー海戦よりも後)の上海に行き、画家として大活躍する話です。
まず、戦時中の上海の描写が非常に詳細で、冒険の舞台としての魅力があること。純粋な中国ではなく租界という微妙な立ち位置であり、だからこそ東洋のパリとも称されるモダンな街として発展もしている。もしかしたら陰謀ものとしては珍しくない舞台なのかもしれませんが、自分はそういう作品に触れる機会が無かったので、新鮮な気持ちで興味深くよむことができました。
そしてやはり、主人公をはじめとするキャラの魅力でしょうか。主人公は必ずしも無垢な善人というわけではなく、●●子たちを陥れたところなんかは完全に悪役令嬢なのですが、でも根底には彼への一途な思いがあるので、どうしても主人公に肩入れして読んでしまう。良く言えば自由奔放、悪く言えばわがままで自分勝手な生き方です。それは主人公の生まれゆえの特権階級だからこそであり、本当の意味では苦労を知らないとも言えなくはない。でも上流階級には上流階級ならではの物語があって然るべき。そんな生き方を貫いている主人公だけではなく、他のキャラも、この時代の中で強く自己主張しながら生きている。
展開はあまり複雑過ぎず飲み込みやすかったですが、十分にマダムの活躍を楽しめるものでした。
ハーレクィン的、という評価を聞いて、ああそれだと思いました。主人公の女性はアラフォーのおばさんだけど美人でハイスペ男達にモテまくる。男たちを翻弄するけど、その一方で逆に翻弄されちゃうこともある。女性の願望を都合良く実体化したキャラであり、だから本書は基本的に女性読者向けなんだろうけど、もちろん男性が読んでも楽しめる力作です。★5
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No.30:
(5pt)

ミステリーのような展開

吉永みち子さんとの双方向の対談番組で著者に興味を持ち、初めて手にした著作が本作でした。松本清張賞受賞と言うだけあり、ミステリーのような展開は酷暑を忘れて読みふけるのに最適!友人にもリコメンドして回しました。
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No.29:
(5pt)

しっかりドラマ

巣ごもりのための初読み作家さんのお一方。
お名前だけは知っていましたが読む機会がなかったので、デビュー作を読んでみた。

主人公の素敵な女流画家の内面が見えてくると、俄然面白くなる。
舞台背景もあいまって、濃厚なドラマを見ているような感じ。
ドロドロネトネトしたものを読みたい時にはおすすめかも。上質なドロドロネトネトです。
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No.28:
(5pt)

強い女性。

この小説家の作品は、食堂のおばさんシリーズを愛読していました。この物語は全く違い強く魅力的な女性の一生です。
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No.27:
(4pt)

食堂のおばちゃんシリーズとはまた違って

なかなか詳しい取材によるものかと思いました。
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No.26:
(5pt)

月下上海

友達に頼まれて購入しました
読ませてもらいました
華やかな暮らしぶりが鮮明に書かれていて
一機に読みました
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No.25:
(4pt)

タイトルを見て即購入!

もともとこの時代が大好きなので、社会背景も雰囲気もとても良く描写されており、ワクワクどきどき感が止まらなかった。
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No.24:
(4pt)

上海のモダニズムに重ねられた、哀哭の運命を直視するひとよ

戦前の上海。繁栄を謳歌する1942年から敗戦の混乱に窮する1947年までの国際都市を舞台に、ミッドウェーで大惨敗を喫し、敗戦へと転がる日本と日本人の悲運を予感しつつ、それでも日常を歩もうとする強い女性、八島多江子の姿と邂逅する男たちの姿が描かれる。
上海租界のモダニズムに重ねられた、哀哭の運命を直視するひとよ。

・なんといっても上海の描写が素晴らしい。まるで当時を旅した気分にさせてくれる。
・人気画家として、当時の最新ファッションを身にまとい、才気あふれる活発な多江子は実に魅力的だ。その秘めた過去でさえ自ら活用し、運命を切り開いてゆくさまも、強さのあらわれだろう。
・槙の冷徹の裏に秘めた情熱も良いが、夏のようにスケールの大きな人物は男からみても良い。瑠偉は論外。
・「明日確実なことなどなきに等しい。だから、時間を無駄にしたくないんです」(p181)は的を得ている。
・気になった点がひとつ。上海入港直後に、岸に上海を案内される場面で「アール・デコ建築…」のセリフがあるが、当時からこの呼び方が一般的だったのだろうか。

人生的スケールの大きな物語は読んで心地よい。終盤、生と死にまつわる多江子の考えの変遷が披露されるエピソードも、「最期」を迎える槙の心情も、心に染み入った。
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No.23:
(4pt)

サスペンスではなかったけれど・・・

なかなか面白い。引き込まれる感じで読みました。松本清張賞受賞作ということだったので推理小説なのかと思いましたがそうでもなかった。上海が舞台で、しかも大正、昭和という時代背景、財閥や華族といった社会、わかりやすく読みやすく描かれています。コミックのようでそれぞれの場面が絵になって浮かびます。こんな小説が書けることが不思議です。いろいろな人間関係がリアルで複雑で面白いです。
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No.22:
(5pt)

なかなかの傑作

文章が流れるようで、とても秀逸。 最後まで飽きさせない作品です
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No.21:
(4pt)

今後の可能性も含めておまけで星4

定型句や決まり切った手垢のついた表現が多く、 場面の盛り上げ方も下手だ。 主人公の業の深さはよかった。 画家がスパイの片棒をかつがされるという内容もいい。 それだけに、失笑してしまう表現が残念。 星3.4くらいだけど、新人なのでオマケで4。
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No.20:
(4pt)

山口 恵以子著 月下上海 (読後感想)

病院の診察の待合で時間がかかることが分かっていたので 先日届いた 山口 恵以子著 月下上海 を持って行った ところ 面白くて一気に読み上げました。

一気に読み上げるだけのワクワク感があり、テンポが速くて非常に面白い。ただ、難を言えば結末に一発大逆転みたいなところがなく綺麗にまとまり過ぎて余韻が残りません。伏線に男女間のもつれも出てくるのですがこのあたりも 今一つ 人物描写にリアリティさを欠くかなあ。

まあ、才色兼備で財閥のお嬢さんで絵の才能があるという主人公の多江子さん自体がリアリティに欠けた出木杉くんだから? でも かっこいいよ~ 多江子さん。
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No.19:
(5pt)

内容が評判に伴っている。良作。

最初は分かり難いし読み辛いと思ったが、徐々に引き込まれていく。

作者巧いよ。ビギナーズラック等では絶対に無い。

珍しく話題の書籍が話題だけで終わらない、ちゃんとした小説だった。
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No.18:
(4pt)

わくわくしながら読みました。

たえこのような強い女性になりたいと思いました。戦争の渦に人々がどう翻弄されて行ったかが想像できます。
他の本も読んで見たいです。
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No.17:
(5pt)

いい☆

すっかり魅了されました。たぶん、難しくないんだろうな。高尚な考えの人には物足りないんかもしれんけど、私は好きだ。
たまにはサスペンスドラマに簡単に感情移入されるように簡単に本に誘われるのも悪くないよ〜。
面白〜く一気に読みました。
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No.16:
(4pt)

知人へのプレゼント

知人から、読後感を聞きましたが大変面白いとの評価を得ました。
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No.15:
(4pt)

とてもお洒落でセンスのいい小説です。

第二次世界大戦前の日本や上海の生活の描写がいいです。
主人公の服装も、センスのいいのがわかります。
戦中・戦後と歴史もわかり、主人公の生き方にひかれました。
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