■スポンサードリンク
時は乱れて
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
時は乱れての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不意に気づく陥穽に、極力ガジェット使用を抑え、偽りと真相が逆転に至るも主役に矜持を損なわせない細工が白眉。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の腹の方に鉛筆でひっかいたような線が入ってました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話の本筋とは全然関係ないが、ジュニーが可愛くて、いとおしくて、可哀想で仕方ない。尻軽女で、バカかもしれないが、あの亭主じゃ仕方ないだろう。ジュニーには物語後に幸せなってほしい。物語は十分に楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アクロバットな仕掛けも無く、フラットで読みやすい小説です。すがすがしい、覚醒があります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある地域に閉じ込められて、知らずに偽りの生活を送っている。奇妙な点が重なり、疑惑が増していく。タイムスリップ?宇宙人による人間のアンドロイドへの置き換え?いろいろ頭に浮かび、ストーリーにグイグイ引き込まれていく。ここまでは素晴らしいのだが、うーん、結局明かされる謎は、ネタバレになるから言わないが、自分には残念でズッコケなものでした。多くのレビューが絶賛しているので読んでみたのだが。。。日本語タイトルにも惹きつけられて読んだが、内容をうまく表していないと思う。何冊かディックの短編は読んでいいと思ったので、他の長編も試してみる予定。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1959年刊というから、ディック31歳の作品。 『偶然世界』(1955年刊) 以来、長編6作目にして初期の代表作。 Amazonサイトの他のレビュアーさんの評価が軒並み高いので、興味をそそられ文字どおりAmazonで購入して読みました。貯まったポイントが使えて、かなり安く購入できたのもうれしかったです。 読んだ結果は予想を上回る面白さでした。 その理由は簡単で、この作品、ようするにミステリー仕立てなんです。 開巻そうそう、まず、主人公のレイグル・ガムが《火星人はどこへ?》という懸賞クイズに2年間ずっと勝ち続けているということ自体が胡散臭い。これはきっと何かある (裏がある) はずだと詮索したくなる。 おまけに最初から胡散臭いシーンがいろいろ出てくる。例えば同居人のヴィックがポーカーゲームの最中に具合が悪くなり、バスルームにクスリを取りに行くのだが、照明のスイッチが分からない。壁のスイッチではなく天井から下がっている点灯コードであることを突然度忘れした、些細だか不可解なアクシデント。 毎日々々クイズのエントリー表作りに忙しい思いをしている四十六歳の独身者レイグルが、ちょっとした息抜きに燐家の20歳そこそこの非常にエロチックな若妻ジュニー・ブラックと恋のアバンチュールをしている最中に、ソフトドリンク・スタンドが目の前で崩壊していくという幻覚に襲われる。 レイグルが、何か変だ、何か変だと思っているうちに、こんどは同居人ヴィック&マーゴ夫妻の子供サミー少年が、空き地で古いメモ紙や雑誌や電話帳を見つける。 その後の展開がまた奇妙で、雑誌に載っているマリリン・モンローという女性の写真を見ても、レイグルをはじめ、ヴィック&マーゴ夫妻の誰ひとりとして、その著名人のことを知らない。 さらに、レイグルが古い電話帳に載っている電話番号から4つ5つピックアップして電話をかけても、どこにも繋がらない。 決定的にミステリアスなのは、100ページを過ぎたあたりで、親しい隣人であるはずのビル・ブラック (ジュニー・ブラックの夫) が、レイグルの行動を逐一監視しているということが明らかになる場面。 しかも、自分の妻ジュニーをレイグルに寝取られたせいではなく、(→そんなことは百も承知のビル・ブラックだが、まったく気にしていない) もっと深遠な理由によって監視しているらしいこと。 けっきょくこの作品は、レイグル自身と彼の周囲に、不可解なことが畳みかけるように次々と起こるために、それが何なのか見極めたくて、どうしても先を読まずにはいられないというストーリー展開になっているのである。 しかも後半、レイグルが家を出て監視の目をくぐり抜けながら町の外へと逃げ延びるあたりからは、スパイ小説のようなサスペンス風味が加わって、ますますハラハラドキドキしてしまう。 レイグルが、ピックアップトラックを偶然手に入れ、彼を執拗に追跡する謎のバイクを何とか巻いて高速道路を逃げ延びる場面。 深夜の山奥で謎の母子の家にたどり着いて後の、不可解きわまる展開。そのあげくに、けっきょく敵さんに捕まって、元の家に連れ戻されたあと、今度はレイグルとヴィックが協力して長距離用の大型トラックで、もっともっと遠くへ逃げ延びようとする場面。 このあたりの、何者かから必死で逃げるくだりは、手に汗握るサスペンスに溢れている。 巻末に近づいたあたりで、レイグルは自分を取り巻く謎の重要な一部を、みずから悟るのだが、最後に、意外な人物 (→というか「やっぱりこの人だったのか!」という人物) とともに全ての謎が明かされる。 まったく以って推理小説仕立てなのである。他のレビュアーさんの評価が軒並み高かったのも「なるほど!」とうなずけるディック初期の傑作長編でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーそのものは、SFファンなら途中でネタがわかるだろう。 でも、それでも、一気に読み進めることができるのは、ディックのストーリーテリングの素晴らしさである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いや〜ビックリしました。 読後、ユービックと同じような感慨でしたね。 なんで、いままで埋もれていたのだろう・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原題 Time Out of Joint 原著 1959年刊 当たり前のはずの日常への違和感。 鏡の中の自分への違和感。 我々の、この世界への圧倒的違和感。 ディックが繰り返し描いた実存的モチーフの先駆的長編。 後年のドラッギーで神がかった難解な内容ではなく、サスペンスフルな中盤の展開、意外な結末などエンターテイメントとしての完成度も高く、ディックのビギナーにも推薦できる作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アメリカの片田舎で暮らすレイグルはクイズ番組で勝ち続ける男。だが今暮らしている世界とは違う世界があるのではないかとの思いから町をでようとするが警察から阻止され・・・。ディック作品マイベスト5に入る,サスペンスフルな初期傑作作品である。 (ちなみにその他のディック・マイベストは「火星のタイムスリップ」「パーマーエルドリッチ〜」「ユービック」「電気羊」です。これらの作品に比べると,「作品の深み」という点では及ばなくとも,読者を引きつけるその筆力という点では負けていません。) 初期の短編作品がもっていたワクワクするようなアイデアとスピーディーな展開が待っています。 こんなに面白い作品を埋もれたままにしておくのはもったいない! なぜこれほどの作品をほっておくのでしょう。 創元社さん,ハヤカワ文庫さん,復刊お願いします。 追記 2014年1月遂に復刊されます! ハヤカワ文庫さん,ありがとう!きれいな本で再読します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
生まれた初めて読んだPKDが、コレだったモンですから、強烈な印象が残り、中毒になりました。 代表作にして傑作のひとつです。もっとも、PKDの場合、失敗作との評判のある作品が読んでみたら傑作だったりして、他人の評価はあてにしないほうが……。 しかし、彼のファンなら絶対読んでおくべき一冊です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!